2012年に購入したゲームは18禁作品(PC)5本、一般向け作品(PS3/PSP)2本の合計7本で、前年から半減しました。ゲームソフトの購入費は約42000円で、ここ数年伸びてきたダウンロード購入はなく、全てパッケージ版です。
全篇読了に至ったのは、「黄昏のシンセミア」「'&' - 空の向こうで咲きますように -」「はるまで、くるる。」の3本でした。「シンセミア」は山深い田舎を舞台に、羽衣伝説をモチーフとした伝奇もの。主人公とその妹・さくやとの距離感が絶妙で、とりわけ初めての夜に見せる二人の逡巡と覚悟は、数多ある18禁ゲームの艶場でも白眉ではないでしょうか。「&」は様々な思惑を秘めて集まった若者たちが、協力して目的を達成する青春群像。同様のコンセプトを持つ「るい智」には及ばなかったものの、こういう作品は気持ちよく読むことができるので好きです。「くるる」はネタバレになるので、内容もジャンルさえも書けません。可愛い絵柄からは想像もできない仕掛けや世界観が面白く、集中して一気に読み通しました。このほか、「痕(98DOS・Windows移植版)」を再読しています。
進行中に取ったメモはそれぞれ23000字、20000字、7000字でした。過去の例では「処女はお姉さまに恋してる(おとボク)」が44000字で断トツ。それから上記の「シンセミア」と「&」が続き、以下、「カミカゼ☆エクスプローラー!」が20000字、「痕(2009年版)」が16000字、「処女はお姉さまに恋してる・二人のエルダー(おとボク2)」が14000字、「恋愛0キロメートル」が12000字、「あまつみそらに!」「Fate/hollow ataraxia」が10000字となっています。メモ取りさえ忘れて読み耽ることもありますが、沢山の感想を残せた作品は大いに楽しめたと言えそうです。
サハロフ(佐藤純一)