能登半島地震の発生から１か月を過ぎました。
能登半島では山間地をむすぶ道路が各地で寸断されたため、当初は支援が思うように進まず、
多くの人が水道や電気などのインフラが止まったまま、冬の寒さの中での避難を余儀なくされました。
被災地ではライフラインの復旧が徐々に進み、２次避難や仮設住宅の建設など支援の動きが加速しています。
さらなる迅速な支援を期待します。
そして冬の流行期を迎えた新型コロナウイルスの感染者が昨年１１月から穏やかに増え続け、
流行「１０波」に入りました。国内で感染者が初めて確認されてから４年間が過ぎ、
新たな変異株「ＪＮ・１」が世界的に拡大するのに遅れる形で、国内でも主流になっています。
今後も冬と夏に大きな流行を繰り返すとみられ、専門家は引き続き感染対策の徹底を呼び掛けています。
また日本の物価高騰は毎月上がっており国民は悲鳴を上げ続けております。
このような緊迫した状況の中での正棋会２月例会兼ねたＲ選手権関西ブロック大会の開催となりました。
朝の挨拶では今年も選手権クラス３名、Ａクラス２名、Ｂクラス１名が代表となります。
大会ルールを説明後引き続き山田祥太さんご自身の大会企画としてご自身から
２月２４日（土）第３回やましょー杯葵龍戦のご紹介がありました。
コロナ１０波などの影響により感想戦は２〜３分程度など感染症対策をしっかり再確認し、
正棋会新会員３名をご紹介後、それぞれ３クラスに分けて参加者６５名で対局が開始しました。
Ｒ選手権関西ブロック大会は２０分３０秒で予選４回戦が行われた後、
今回は特別に２勝以上が決勝トーナメントに進出し、代表を決定します。
各クラスの予選を見るとなんと大熱戦があちらこちらと続出しております。
選手権クラスは３４名の参加者で基本はレーティング２０００点以上なのですが、
１７００点以上の方々も選手権クラスに果敢にチャレンジしております。
予選四勝は２１００点以上の倉辻勇紀さん、狩野周さん、藤原結樹さん、石井紀彦さんでした。
そして予選を通過されたほかの方々は山口忠君さん、山田祥太さん、松本洋さん、山家築さん、
七條慎太郎さん、南尚文さん、山田明純さん、千野啓人さん、中拓海さん、畑山敏輝さん、
上原亮さん、齋藤柚さん、上田洋さん、山本遼介君、池田将樹さん、林浩一さんの１６名です。
そして選手権クラス代表３名は藤原結樹さんに勝った山田祥太さん、齋藤柚さんに勝った畑山敏輝さん、
七條慎太郎さんに勝った上田洋さんでした。おめでとうございます。
高得点レーティング７３点と代表権を飾った山田祥太さん、予選から一人６戦全勝を飾った上田洋さんでした。
また齋藤柚さんは予選２勝ながら決勝トーナメントで２位まで頑張られました。
Ａクラスは２５名の参加者で基本はレーティング１７００点〜１９９９点ですが、
１６００点以上の方もＡクラスに果敢にチャレンジしております。
予選四勝は寺田逞真君、松浦良祐君、石橋希望君、田中哲君と若手独占でした。
そして予選を通過されたほかの方々は北山卓君、藤田貴史さん、石川由男、
鍋島新汰君、田中佳織さん、小野健さん、松本健太朗さん、駒田葵君、細川耕治さん、
山本浩史さんの１４名です。
そしてＡクラス代表２名は駒田葵君に勝った松浦良祐君、北山卓君に勝った石川由男でした。
おめでとうございます。
予選から一人７戦全勝を飾った松浦良祐君は今年１月小学生子供名人戦でも大阪府代表となってご活躍しています。
全国大会で小学生子供名人になってくださいね。
Ｂクラスは６名の参加者で基本はレーティング１６９９点以下です。
予選四勝は大原駿京さん、植松幹太君でした。
そして予選を通過されたほかの方は田中正広さんの３名です。
そしてＢクラス代表は田中正広さんに勝った植松幹太君となりました。
おめでとうございます。
予選から一人５戦全勝を飾った植松幹太君でした。
おしくも代表になれなかった方々もアマレンで３月１日よりエントリー受付で招待選手として全国大会に参加できます。
先着順で締め切られるかもしれないので早めにエントリーしてください。
そして全国大会でご活躍して下さることを願っています。
次回正棋会は３月２日（土）です。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
（石川由男）
決勝３局の中から熱戦譜をご紹介いたします。今年の正棋会王将藤原さんと現役学生山田祥太さんの一戦です。
図以下47歩成、66角、同角、同飛、54飛、76飛、59飛成と進行し、銀損ながら軽く飛車を捌いた
山田さんが優勢となり、本棋戦初代表を勝ち取りました。
（野山知敬）
決勝１：山田さん（写真右）は本棋戦初代表。
決勝２：畑山さん（写真左）は本棋戦初代表。
決勝３：上田さん（写真左）は本棋戦４度目の代表。
Ａ級は別室で行われ、ベテランの石川さんと小学生の松浦さんが代表。
Ｂ級は小学生の植松さん（写真左）が代表に。