名前・性別 | ユウロス・ノジール 男性 |
年齢 | 西暦647688年生まれ 外観は18歳 |
出身 | 地球(太陽系第三惑星)現在のスペイン・アンダルシア地方 |
職業 | この星の管理人の(くじ引きで決まった)チーフである |
資産 | 不定 |
性格 | 極めて行き当たりばったりであるが ある方面では決して他の追随を許さない |
種族 | ホモ・イグゾールド |
リアルサイズ | 164cm 47kg |
趣味 | 暇を潰すこと |
特技 | 脱走・逃走 |
癖 | 自分の事を(私)と言う |
長所/短所 | 徹底的に破壊すること |
タブー | 酒を飲むこと・注射・催眠術・医学系検査・外科手術 |
イメージ | 緑みを帯びた白い色の足下まで届こうかという長髪 透き通るようでどこまでも深い緑色の瞳
北欧系の華奢な体つきで色は白く 中性的と言うよりやや女性的な顔つき これだけ普通と違う容姿なのだが 全く抵抗無く日常にとけ込んでしまう人物 黙っていればイギリスの老紳士のような雰囲気を持つ |
備考 | 究極の生体兵器でもある じゃんけん くじ引きに究極に弱い
IQは究極に高い 骨格は何よりも硬く弾性にも優れる 魔法を造った張本人でエピック及びラオリス家の直結の血族にもなる 能力の全てが攻撃に向けられた試作品 治癒の能力はほぼ皆無 ヴァイオリンとピアノの即興と洋菓子づくりが上手 女装しても全く違和感がないのも特徴 はしごが天敵 |
武器や兵器に関する知識
常人離れしたアイディア多数は安価なありふれたものから誰も見たこともないような究極兵器まで網羅している
アンドロイドの言葉に代表される人間型のロボットに関する知識
特にその頭脳のソフトについての部分には目を見張るものがある
性格・詳細
基本的には優しい方で考えている ある意味甘ったれでお坊っちゃんではあるがひどい面が目立つのも事実であるな
注射・催眠術・医学系検査・外科手術が嫌いな理由
いわゆる精神及び医学系の検査や処置がこれに当たるのだが これは『ひとえに嫌な思い出があるから』である 試作品だけあり誕生当初は検査に囲まれて生活していたためである また精神塑造に携わった浦部さんの人格によるところも大きい(「怖いぞ」と吹き込まれたらしい・・・)
ユウロスが破壊神を名乗る理由
自己紹介の時に本名を出すのがいやな場合等にも使用するが 最大の理由はこうである『ユウロスの精神は常人のそれに比べて弱い 脆いと言うよりは弱い だから大量虐殺を地で行うのは精神に大きな負担をかけることになる また直接メインの人格にダメージが来ると治療は難しいので 冷酷な策士である人格を演じることにより直接メインの人格にダメージか来ることを避けている』
精神の弱さのほどは・・・
通常時の場合 精神攻撃に対して完全に無防備 そのほどは風前の灯火ぐらいの脆弱さである
破壊神の人格を演じていた場合 その思いこみ効果からか信じられないぐらいの防御能力を持つ 通常の場合が風前の灯火ならこちらは光り輝く恒星の如くである
経歴・備考
ユウロスはその自己の持つ力を誰に言うこともないがどちらかと言えば嫌っている これは過去にユウロスの力を恐れた人々がユウロスを忌み嫌い 結果的にユウロスの精神をむしばんだことがあったからだ この結果ユウロスは己の力を間接的に嫌っている そしてその力を持つユウロスを恐れることを彼は最も恐れている
作者より
仮想的にこれは『私』でもある 初めはただの元気な少年だったのだが その話に登場するメカの科学力が次第にが上がり 結果メカに負けない程度のスペックが要求され現在に至る たぶんここまで設定が付くともうあまり大きく変わることもないだろう どちらにしてもこのガルバリアシリーズは仮想的な『私』の冒険譚でありそれ以上の意味合いもそれ以下の哀愁も持たないのだろうな
それを見つけた日
航海日誌 西暦665263年 1月1日 今日は・・・
ユウロスは宇宙船ノーザンティアー内の自室で船内で栽培したみかんをこたつの中で食べていた 超遠方通信によって送られてくる正月番組を見ながら・・・
現在この船は銀河系中心から160億光年程の距離を可住惑星を求めて亜光速で航行中・・・ 彼は緑実を帯びた白い髪の毛をくしゃくしゃとかき 再びみかんの皮を向いて行く
「・・・ ・・・ ・・・ しかし・・・ 正月番組だけは 何年経っても同じ事をやるものだなぁー」
しばらくしてユウロスはテレビを消し 本棚から楽譜を幾つか取り出しそれらの曲をグランドピアノで弾き始めた
ユウロスが無心にピアノを弾いていると フリールが静かにユウロスの部屋に入って来た
部屋に広がるワルツの響き
静かに曲を弾き終えるとユウロスは
「どうした?・・・」
様子を伺う
みかんを食べているフリールはこう答える
「んー みかんが美味しい」
「あのなぁー」
「ピアノを聞きに来たの」
「そうか 何かリクエストは?」
「そうねぇ ・・・ 特にこれといって無いわ」
「じゃぁ 何か即興で・・・」
ユウロスは考えるように鍵盤を強く 弱く 流れるように 叩き なでる・・・
それはやがて 静かに響き合う・・・
いつもなら それで一日が終わるのだが・・・
ピピッ ピピッ ピピッ ピピッ
通信が入っていることを知らせる音がユウロスの部屋に響く ユウロスはピアノを弾くのを止め
「誰かな?」
「探索班から 音声のみです」
一瞬の沈黙の後・・・
「ユウロス ちょっと来てくれないか?」
「どうした?」
「ちょっとデータがおかしいんだ」
「ふむ・・・ 分かった」
ユウロスは部屋を出てブリッジへ向かう
「データが変・・・ どういうことだ・・・」
ブリッジに到着したユウロスはメインパネルに映るデータに一通り目を通し
「別におかしいとは思えないがなぁー」
「いやそっちのは周囲のデータだ・・・」
「どうした ブラウニー」
「長老 このデータなのですが・・・」
ゴンッ
「長老と呼ぶなとあれほど言ったはずだ ブラウニー・フォン・ミュール」
ユウロスはブラウニーを殴り そのままブリッジを出た
「おあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
殴られた頭を押さえて叫ぶブラウニー
ブリッジ付近の通路をユウロスが歩いて小形艇のドックに向かっていた
「ユウロス HAL4です」
「なんだい?ハルシオン」
「頼まれていた小形艇の用意が出来ました」
「そうか・・・」
「どうしますか」
「問題のデータを艇内に用意してくれ・・・」
「了解」
「でわ そちらで・・・」
ユウロスは通信を切るように暗に指示した
「さてさて・・・」
ユウロスが小形艇のドックに到着するとそこにはパイロットスーツを着たバルキリーの姿があった
「よう・・・」
バルキリーはこくりと挨拶をしユウロスの後ろ着き
「今回はどのような?」
ユウロスは答える
「とりあえずカタパルトアームで射出してからだな・・・」
「はぁ」
二人は小形艇に乗り込む バルキリーは操縦席 ユウロスはその後ろのシートに着いた
「チェックします」
「初めて こっちはデータを見るから」
「はい」
バルキリーは返事をしチェックを済ませ船外へ小形艇を出すべく操作する
淡い光を後方に放ちながら 小形艇は宇宙船ノーザンティアーを離れる
「バルキリー このデータの示すものは何か別のエネルギーが流れているようだ 強いて言えば・・・いや・・・ こう何かの思考の増幅を起こすような特殊なエネルギーが働いている・・・ 恐らく普通の人間でも・・・ いやある程度能力のある生物なら・・・ 我々のような力が・・・」
「はぁ」さっぱり分からん・・・
聞き流すバルキリー
「一度戻ってくれ この船ではセンサーが足りない」
「了解・・・ でもマスター 存在するセンサーは全て搭載していますが・・・」
「バルキリー 足りないものは足りないんだ・・・」
「はぁー」
「船を ノーザンティアーを現在の座標に固定するように 出る・・・」
「えっ」ちょっと・・・
ユウロスは小形艇の中から宇宙服を着て船外に出るなり 小形艇の前方に飛んでいった
「ああ・・・」まいったなぁー
バルキリーは気がついたように
「ともかく 連絡しよう」
通信をはじめた
「なにぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」
両耳を押さえて叫び声に耐えるバルキリー
「あの だから・・・」
「ユウロスはどっちへ行ったぁーっ!」
たまらないと言ったような表情で両耳を押さえながら
「大声で怒鳴らないで下さい」
「しかしだなぁー」
「ユウロスはここからコース9・0・1の方向に光速の97%の速度で飛び出していきました」
「ちょっとまて光速の97%だと どうやって?」
「さぁそれは本人に聞いてください」
「そうしよう」
「こんなところまで来てしまって・・・」
ユウロスは暗黒の空間を静かに漂っていた 光速の97%の速度を維持したまま
「そろそろか・・・ 」
一気に速度を落としたユウロスの前方には一つの惑星がその身を宇宙に横たえていた
「位置 銀河水準面に」・・・