上海雑技は期待を裏切らない

上海旅行記 2004年8月27日

仕事を午後から休み、関西空港へ。そして全日空153便にて中国の大都会上海へ。機内食として、うなぎ御飯が出たのだが、これが旨い。今までの機内食で一番美味しいのではないだろうか。私の中では、全日空はまずいという印象があったので、うれしい誤算であった。2時間ほどで上海に到着。飛行機から降りようとすると、同行のK嬢に声をかける女性が出現。大学時代の友人とのこと。二人は久しぶりの再会で感動しあっていた。彼女の夫が上海勤務で、彼女と子供のみが夏休みで日本に帰っていたらしい。再会を約して、機内を出る。

現地係員に引きつられてバスに乗る。1時間程で上海遠洋賓館という4つ星ホテルへ。豪華ではないが、寝るだけということであれば不満はないレベル。ただ場所的に南京東路の東端まで2kmちょっとあり、中心地に行くのに、常にタクシーを利用する必要があったのは若干不便であった(とはいってもタクシー代は11元だったので、料金的にはアホみたいな値段はある)。とりあえず、明日に備えて寝ることとする。

上海 8月28日

今日はツアー引きまわしの日である。8時30分にロビーに集合し、まず、車で1時間程にある上海郊外の七宝というところに行く。入場料の表示があったが、現地の人は関係なく勝手に入っていく。どういったシステムなのだろうか?よく分からん。川を中心として狭い通りには昔ながらの建物が並んで残っており、レンコンの甘く煮たおやつなどが売られていたが、スケール的には小さく感動はない。

ファッション・ショーその後、ツアーでお決まりのシルク工場に連れていかれる。そこではまず、ファッションショーがあった。シルク製品を着た若い女性総勢6名程度がステージに出てきたり、引っ込んだり。こんな下らない場所でモデル歩きをしている女性の心中を考えたりしていると、哀愁が漂ってきて、良かったです。これぞ、ツアーの醍醐味か!ファッション・ショーの後、我々は別室に行き、シルク布団を熱心に薦められた。そして昼になり、モンゴリアン・バーベキューに連れていかれる。なぜ、上海ではなくて、モンゴルなのかは全く不明であった。

豫園新天地という上海の新しいスポットに行く。フランス租界の雰囲気を残した建物が集中しており、そこに、お洒落なカフェ、レストラン、ショップが並んでいる。その次に南京西路で40分の自由時間を与えられたが、時間もないので、とりあえず、以前食べて、妙な味で気に入ったキュウリー風味のポテトチップスをスーパーで購入。その後、豫園に行く。そこは上海を代表する名園だそうだ。ガイドも一所懸命、説明してくれるが、どうも私には、あまり興味がなく、上の空であった。夕食は上海料理を食べた。海外旅行客ばかりの店だけあって、不味くはないが、ちっとも美味しくない。化学調味料たっぷりという感じである。料理人も絶対気合が入っていないはずだ。

そして上海雑技団である。10年前、感動したので、もう一度見たかった。そして、今回も期待を裏切らなかった。「もー危ないし、もう止めても構わへんよ!」っていうような技のオンパレードである。球体の小さな鉄のかごの中に入ったバイク5台がとんでもないスピードでぐちゃぐちゃに回っている様子を見ていると、血のにじむような訓練をすれば、人間ってやつは、人間の限界と思っているラインを軽く超えてしまうってことを認識させられちゃいました。満足。

(写真:ファッション・ショーと豫園)

上海旅行記 第2話(お宅訪問)に進む】
中国旅行記に戻る】