東海道本線(旧線) 旧石部隧道

 所在地:静岡県静岡市
 竣 工:明治22年
 設 計:

 かつて東海道本線は、この大崩海岸を通っていました。長い間、海蝕や崖崩れと戦ってきましたが、昭和19年に大崩トンネルを通る新線に付け替えられ、この海岸べりの線は使われなくなりました。
 その後も海蝕が進み、このような無惨な姿をさらしています。

 丸田祥三さんの写真集で、海岸からのアングルで撮影された、このトンネルを見たときは衝撃を受けました。二番煎じと判っていて海岸に降りようとしましたが、それらしい道も見つからず、コンクリートの排水溝から下ろうと目星を付けました。排水溝の斜面は、飛び降りてはじめて判る危険な角度でしたので、その場で諦めて引き上げて来てしまいました(^^;)。
 今ではもしかしたら、護岸工事でコンクリートに覆われているかも知れません。
 因みに、国道150号線の方は護岸を諦めたようで、海の上の高架道路になっていました。

煉瓦博物館に戻る
ZeroZone マップに戻る

Copyright(C) Shinichi Takahashi