北海道の旧石器時代遺跡北海道の石器時代は、本州などの石器時代と異なる状況のなかにあった。それは、北方からの民族の移動や文化の影響があったためである。 【北海道の主な旧石器時代遺跡】 新帯広空港建設で発見された遺跡(十勝支庁の帯広市) 地層から約2万3000年前と考えられている。 石刃、尖頭器、石錐、細石刃などの打製石器が発見されている。 十勝支庁の上士幌町 2万年近く前と考えられている。 石刃などの打製石器が発見されている。 胆振支庁千歳市の祝梅 2万年近く前と考えられている。 石刃などの打製石器が発見されている。 網走支庁の白滝村 1万8000年~1万2000年前と考えられている。 遺物の豊富さで有名。 【旧石器のねつ造】 東北旧石器文化研究所の副理事長であった藤村新一氏の旧石器ねつ造事件について調査を行なった調査検討委員会は、北海道で関係していた4遺跡で出土した旧石器はすべてねつ造であったと認定した。 総進不動坂(そうしんふどうざか)遺跡(新十津川町) 下美蔓西(しもびまんにし)遺跡(清水町) 美葉牛(びばうし)遺跡(北竜町) 天狗鼻遺跡(浦臼町) ![]() ![]() ![]() 【参考ページ】 ![]() 参考文献 「ジュニア版 北海道の歴史」榎本守恵著、北海道新聞社、1983年 毎日新聞 更新 2003/3/23 |