1950年 日本で小倉黒人米兵集団脱走事件この事件は、GHQによって情報規制されてほとんど報道されなかったため、あまり知られていないらしい。 小倉黒人米兵集団脱走事件 - Wikipedia から引用。 |
小倉黒人米兵集団脱走事件 小倉黒人米兵集団脱走事件は1950年7月11日に小倉市(現北九州市)で、多数のアメリカ軍のアフリカ系アメリカ人兵士が脱走した事件。 概要 1950年7月11日に小倉市で黒人のアメリカ軍兵士250人が城野補給基地から集団で脱走、完全武装した彼らは4、5人に分かれて繁華街や民家に侵入し、略奪、傷害、強姦を繰り返した。カービン銃やライフルを手にした脱走兵の中には手榴弾をぶら下げている者もいた。駐日アメリカ軍の憲兵と小倉警察はなすすべもなく、アメリカ陸軍二個中隊が鎮圧のために投入され市街戦となる。翌日12日には終息に向かうが、市街戦の末15日に鎮圧したとも言われている。 彼らは前日10日に岐阜から城野補給基地第24連隊に移送され、近いうちに朝鮮戦争に送られる予定であり、その恐怖が脱走につながったとされている。生き残った逮捕者は朝鮮戦争の最前線に送られ、ほとんどが戦死したと言われている。 大事件ではあったが、日本がアメリカ軍を中心とした連合国軍に占領されている状況下であったことから、GHQの情報規制のためほとんど報道されず、被害の詳細もわかっていない。警察に届けられた被害は70数件だが、表ざたにならない強姦事件も多数あったと伝えられている。当時の日本人の多くはこの事件を知らなかった。 参考文献 ・『激動二十年―福岡県の戦後史』 毎日新聞西部本社刊 ・『目録20世紀 1950』 講談社刊 ・『20世紀全記録』 講談社刊 ・『朝鮮戦争』 児島襄著 ・『黒地の絵』 松本清張著−この事件を題材にした小説 |
【LINK】 レファレンス協同データベース ≫ 松本清張の小説『黒地の絵』の題材にもなった事件で朝鮮戦争のとき小倉市の米軍キャンプから米兵が脱走した... 老いゆきて、想うこと ≫ 朝鮮戦争は嫌だ。--黒人兵の集団脱走 【参考ページ】 アメリカ兵による犯罪[GHQの日本占領政策] 私の思うところ ≫ アメリカの覇権に関するリンク集 の「■アメリカの戦争犯罪■ 」の項 参考文献 小倉黒人米兵集団脱走事件 - Wikipedia 「20世紀全記録」講談社、1987年 更新 2014/2/1 |