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2011年 チュニジアでジャスミン革命


 2010年12月17日、中部の都市シディ・ブジドで、26歳の男性モハメド・ブアジジが街頭販売を行っていたところ、販売の許可がないとして取り締まりを受けた。彼は役所の対応に抗議するため焼身自殺した。
 これをきっかけに、社会に不満を持つ若者を中心にストライキやデモが発生した。この運動は次第に反政府デモとなって全国に拡大し、デモ隊と政府当局による衝突で死亡者も出る事態となった。
 ベン=アリー大統領はこの事態を収拾することができず、ついには「次期大統領選挙には立候補せず任期満了をもって退任する」旨を表明したものの、反政府運動は収まらなかった。大統領は2011年1月14日に国外へ脱出し、サウジアラビアに亡命した。これにより、23年間続いた独裁的なベン=アリー政権は崩壊した。

 このチュニジアでの革命は、アラブ諸国で独裁的な政権運営が行われている国々に飛び火し、エジプトとリビアで政権が崩壊したほか、シリアでも反政府運動が激化し内戦状態に陥っている(2012年7月現在)。これらアラブ世界への広まりは、「アラブの春」と呼ばれている。




【LINK】
LINK ジャスミン革命 - Wikipedia
LINK アラブの春 - Wikipedia
LINK 中国ジャスミン革命 - Wikipedia (中国でのデモ計画)




参考文献
LINK ジャスミン革命 - Wikipedia
LINK アラブの春 - Wikipedia
LINK チュニジア - Wikipedia
LINK YouTube ≫ 3/3【討論!】中東・アジア・欧州から見える米国の本音[桜H27/4/4] 重要
 この動画の高山正之氏の発言(21分49秒〜25分58秒付近)によると、街頭販売をしていた男性(モハメド・ブアジジ)を取り締まったのは女性警官で、彼はこの女性警官に殴られたことに憤慨して焼身自殺を図ったとしている。
各種ニュース報道

更新 2015/4/17

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