東アジア史その他映画
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セデック・バレ
賽徳克・巴萊
Seediq Bale
2012年/台湾
ARSフィルムプロダクション
セントラルモーション
ピクチャーズコーポレーション
カラー映画
第一部「太陽旗」144分
第二部「虹の橋」132分
スタッフ○監督・脚本:魏徳聖(ウェイ=ダージョン)○撮影:秦鼎昌○プロダクションデザイン:種田陽平○美術プロデューサー:赤塚佳仁○アクション監督:ヤン=ギルヨン/シム=ジェウォン○音楽:リッキー=ホー○製作:ジョン=ウー/テレンス=チャン/黄志明
キャスト林慶台(モーナ=ルダオ)、馬志翔(タイモ=ワリス)、安藤政信(小島源治)、ビビアン=スー(オビン=タダオ)、羅美玲(オビン=ナウイ)、木村祐一(佐塚愛祐)、田駿(タダオ=モーナ)、徐詣帆(ダッキス=ノービン)、蘇達(ダッキス=ナウイ)、大慶(モーナ=ルダオ青年期)、田中千絵(小島マツノ)、河原さぶ(鎌田弥彦)ほか
ストーリー日清戦争の結果、台湾は日本の支配下に置かれた。「首狩り」の習慣をもつ台湾先住民セデック族の青年モーナ=ルダオは日本支配に徹底抗戦するが敗れ、20年にわたってセデック族は日本の支配と文化に従い「近代化」を受け入れていた。しかし1930年、日本人警察官の侮辱を受けたことをきっかけにモーナ=ルダオらセデック族は誇りをかけた捨て身の蜂起を決意、小学校の運動会を襲撃して日本人を大量に殺害する。日本軍は他の先住民も動員して大がかりな掃討作戦を行い、山中にこもったセデック族たちはあるいは自決、あるいは敗北必至の徹底抗戦の道を選ぶ。 
解説「霧社事件」として知られる台湾先住民の蜂起の史実を下敷きに、「海角七号」をヒットさせた魏徳聖監督が念願の映画化を果たした4時間の超大作。セデック族たちに寄り添ってその誇り高い文化意識と「近代化」との葛藤とがもたらした悲劇を冷徹、かつ残酷に描き(首狩り族の映画だけに映画史上最高記録かと思うほど首が飛ぶ)、長時間もものともしない迫力で台湾映画史上の記録的大ヒットとなった。主人公モーナ=ルダオを演じた牧師さんの林慶台をはじめセデック族役を演じた人の多くが全くの「素人」であるということにも驚かされる。
メディアDVD発売:マクザム

グッド・バッド・ウィアード
좋은 놈, 나쁜 놈, 이상한 놈
The Good, the Bad, the Weird

2008年/韓国
バルンソン・ピクチャー
CJエンターテインメント
カラー映画(129分)
スタッフ○監督:キム=ジウン○脚本:キム=ジウン/キム=ミンスク○撮影:イ=モゲ○美術:チョ=ファソン○音楽:チャン=ヨンギュ/タル=パラン○製作;チェ=ジェウォン/キム=ジウン
キャストチョン=ウソン(パク=ドウォン)、イ=ビョンホン(パク=チャンイ)、ソン=ガンホ(ユン=テグ)ほか
ストーリー1930年代、日本支配下の満州。パク=チャンイ率いる強盗団は列車を襲撃して日本軍が探している財宝の地図を手に入れようとする。ところがたまたま乗り合わせていたコソ泥ユン=テグがその地図を手に入れてしまう。パク=チャンイ一味はユン=テグを追いまわし、さらに賞金稼ぎパク=ドウォンがその二人を追いまわす。さらに財宝をめぐって日本軍、満州人馬賊までが参戦してきて大乱戦に。宝探しレースに勝利するのは誰なのか? 
解説「韓国版西部劇」という一見ムチャな企画ながら、そのパワーで一気に見せてしまう痛快娯楽アクション大作。もちろん元ネタはイタリア西部劇「続・夕陽のガンマン(原題「グッド・バッド・アグリー)」で、列車強盗・賞金稼ぎといった西部劇世界へのオマージュの数々、しびれる他はない騎馬ライフルアクション、細かいギャグの連打と見るものの予想を裏切り続ける巧妙なシナリオは絶品。
メディアDVD/BD発売:ワーナー・ホーム・ビデオ


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