バリー・リンドン "Bar ry Lyndon" | 1975年/イギリス・アメリカ ホーク・フィルムズ ペレグリン・プロダクション カラー映画(185分) | |
スタッフ | ○製作・監督・脚本:スタンリー=キューブリック○撮影:ジョン=オルコット○音楽:レナード=ローゼンマン○原作:ウィリアム=メイクピース=サッカレー○製作総指揮:ヤン=ハーラン | |
キャスト | ライアン=オニール(バリー)、マリサ=ベレンスン(レディ・リンドン)、ハーディー=クルーガー(ポツドルフ)、パトリック=マギー(シュバリエ・ド・バリバリ)ほか | |
ストーリー | 18世紀、アイルランドの若者バリーは恋人をめぐる決闘をして村を追われ、強盗にあうなどして軍隊に入り、七年戦争を戦う。やがて軍を脱走したバリーはドイツに行き、決闘・イカサマ・計略を繰り広げて貴族へとのし上がっていく。名門貴族リンドン家の未亡人とまんまと結婚したバリーだったが、やがて没落の時を迎えることとなる。 | |
解説 | 鬼才・スタンリー=キューブリック監督のコスチュームもの。室内シーンでもロウソクの光だけで撮影できるレンズを開発するなど18世紀という時代を徹底的に再現することにこだわり、服装・風俗などの考証も綿密。さらに目を引くのが野外ロケシーンの自然の美しさ!3時間という大作だが、次々と変転する男の運命を堪能されたい。 | |
メディア | DVD/BD発売:ワーナー・ホーム・ビデオ |
マイケル・コリンズ "Micael Collins" | 1996年/アイルランド・アメリカ・イギリス ゲフィン・ピクチャーズ カラー映画(132分) | |
スタッフ | ○監督・脚本:ニール=ジョーダン○撮影:クリス=メンゲス○音楽:エリオット=ゴーデンサル○製作:スティーブン=ウーリー | |
キャスト | リーアム=ニーソン(マイケル・コリンズ)、ジュリア=ロバーツ(キティ)、アラン=リックマン(デ・ヴァレラ)、アイダン=クイン(ハリー)ほか | |
ストーリー | 1916年、イギリスからの独立を目指すアイルランド義勇軍は蜂起したが鎮圧された。ここから教訓を得た青年革命家コリンズは巧みなテロ活動による市街ゲリラ戦を展開、イギリスを苦しめる。ついにアイルランドの一応の独立は実現するが、コリンズの結んだ妥協的和平を嫌ったデ・ヴァレラら元同志たちはコリンズと内戦に突入、コリンズは苦悩のうちに31年の短い生涯を終えるのだった。 | |
解説 | のちに「IRA」として知られる「アイルランド義勇軍」の創設者コリンズの激しくも短い生涯を描く大作。冷酷なゲリラ作戦家として彼を描きながら、一方で平和を愛し冗談を好み恋にも熱を上げる普通の青年としても描くところが面白い。一部で「IRA寄り」「テロ賛美」との批判もあるようだが、テロのシーンはちゃんと残酷さも強調している。DVD版に収録されているドキュメンタリーを観ると史実との比較もよく分かるのでDVD版をお薦めする。 | |
メディア | DVD発売:ワーナー・ホーム・ビデオ |