モアイの謎 "Rapa Nui" | 1994年/アメリカ ティグ・プロ マジェスティック・フィルムズ カラー映画(107分) | |
スタッフ | ○監督:ケビン=レイノルズ○脚本:ケビン=レイノルズ/ティム=ローズ=プライス○撮影:スティーブン=ウィンダム○美術:ジョージ=リドル○音楽:スチュワート=コープランド○製作:ケビン=コスナー/ジム=ウィルソン○製作総指揮:バリー=M=オズボーン/ガイ=イースト | |
キャスト | ジェイソン=スコット=リー(ノロ)、イーサイ=モラレス(マケ)、サンドリーヌ=ホルト(ラマナ)、エル=ポタカ=デュース(アリキ・マウ)、ジョージ=ヘレナ(トゥパ)、ザック=ウォレス(ハオア)ほか | |
ストーリー | ヨーロッパ人に発見されるはるか以前のイースター島(ラパ・ニュイ)の住民は、支配階級の長耳族と労働階級の短耳族に分けられ、長耳族の命令で短耳族たちは巨大な石像モアイの建設作業を強いられていた。長耳族の若者ノロは階級制度に疑問を持ち、短耳族の若者マケと友人になり、短耳族の娘ラマナと結婚を約束する。マケもまたラマナとの結婚を望み、ノロとマケは過酷な鳥人レースを戦うことになる。その一方、島はモアイ建設のための材木大量伐採と食糧不足とで深刻な危機を迎えようとしていた。 | |
解説 | 誰もが知るイースター島のモアイ建設について、あくまで「歴史的」に真面目に考察した一本。階級社会の設定やモアイ建設状況の再現はあくまで想像によるものだが、モアイ建設のために森林環境破壊が起こったことや部族間抗争でモアイが破壊されたことは考古学的に有力視されている。大がかりなモアイ建設再現が見ものではあるが、真面目に作り過ぎちゃって興行的にはイマイチだった。当時人気絶頂の俳優のケビン=コスナーがプロデュースで参加している。 | |
メディア | 「ラパ・ニュイ/モアイの謎」のタイトルでVHSソフトが出ていたほか、パイオニアLDCよりLDも発馬されていたが、DVD以降のソフト化はない |
裸足の1500マイル "Rabit-Proof Fence" | 2002年/オーストラリア オーストラリアン・フィルム・コミッション ハンウェイ/スクリーンウエスト ショウタイム・オーストラリア カラー映画(94分) | |
スタッフ | ○監督:フィリップ=ノイス○脚本:クリスティン=オルセン○撮影:クリストファー=ドイル○音楽:ピーター=ガブリエル○原作:ドリス=ピルキングトン○製作:フィリップ=ノイス/クリスティン=オルセン○製作総指揮:ジェレミー=トーマス | |
キャスト | エヴァーリン=サンピ(モリー)、ローラ=モナガン(グレイシー)、ティアナ=サンズベリー(デイジー)、デイヴィッド=ガルピリル(ムードゥ)、ケネス=ブラナー(ネヴィル)ほか | |
ストーリー | 1931年、オーストラリアでは先住民アボリジニと白人の混血の子供たちを「文明化」するため親から隔離、強制収容する政策を実施、モリーと妹のデイジー、従姉妹のグレイシーは無理やり母親たちから引き離されて収容施設に押し込まれる。少女三人は施設を脱走し、母たちの待つ故郷を目指して草原と砂漠の中を「兎よけのフェンス」だけを頼りに、1500マイルもの道のりを延々と歩いてゆく。 | |
解説 | このアボリジニの子供たちの強制収容は実際に行われたもので被害を受けた人々は「盗まれた世代」と呼ばれる。オーストラリア政府が公式にこれを謝罪したのは21世紀にはいってからのことだった。この映画の話もおおむね実話をベースにしており、映画のラストではモデルとなった少女たち本人も登場している。 | |
メディア | DVD発売:アット・エンタテインメント |