[リストへもどる]
一括表示

投稿時間:2005/06/21(Tue) 18:05
投稿者名:FRINKEL
Eメール:
URL :http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0743486595/qid=1119343472/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-5808326-1737104
タイトル:
幻の(真の?)映画版『I,Robot』における年表。
伝言版の方にも書込みさせて頂きましたが、こちらにも未来史に関係する事を。
1978年に映画化を前提にハーラン・エリスンがアシモフの『I,Robot』を脚色した脚本。しかし、当時は『スター・ウォーズ』ブームで原作のイメージを曲げられる可能性等もあり、製作には至らなかった作品です。しかし、後に「アイザック・アシモフズ・サイエンス・フィクション」に分載され、1994年に一冊の本となりました。(リンクURL参照)
邦訳を待とうかと思ったんですが、このアシモフ熱が冷めないうちにと、英語版に挑戦している次第です。

以下の年表は本作の最終頁に掲載されているものを独自で翻訳しました。
※微妙に原作とは設定等が異なります。()内は年齢。
1952 アルフレッド・ラニング誕生。
1964 エドワード・キャルヴィン誕生。
1990 ローレンス・ロバートソンによってU.S.ロボット社が創設される。アルフレッド・ラニング(38)は初代所長に就任。
1991 エドワード・キャルヴィン(27)が、ステファニー・オルドウェイと結婚。
1992 エドワード・キャルヴィンがU.S.ロボット社に就職。
1994 スーザン・キャルヴィン誕生。母のステファニーは娘の誕生日に急逝。
1997 ノーマン・ボガート誕生。
1999 エドワード・キャルヴィンがベリンダと再婚。スーザン5歳。
2000 エピソード:『ロビィ』。スーザン6歳。
2004 エドワード・キャルヴィンがU.S.ロボット社に入社して12年後に死去。スーザン10歳。
2015 スーザン・キャルヴィンがU.S.ロボット社に入社。
2022 ドノヴァンとパウエルがスーザンと水星で共に働く。エピソード:『堂々めぐり』。
2028 エピソード:『うそつき』。スーザン34歳。ラニング76歳。ボガート31歳。
2030 ドノヴァンとパウエルが事故によって惑星間航行の謎を説く鍵を発見する。(脚本内で言及はされますが、脚色されません。エピソード『逃避』より)
2032 スーザンが多目的ロボットを開発する。エピソード『レニィ』。
2033 テレポーテーション・ブースが惑星間航行の派生的な発見によって構想される。
2034 第四次世界大戦勃発。ラニング(82)が自伝を録る。
2035 スティーブン・バイアリイが政界に登場。アルフレッド・ラニング死去、82歳。
2036 バイアリイが地球中央コンピューター銀行を巡る。バイアリイが銀河連邦を創設し、初代統監となる。スーザン41歳。
2038 スティーブン・バイアリイが第四次世界大戦を終結する。
2049 トリマラン上のバイアリイのフィルム・シークエンス。
2054 ノーマン・ボガートが冷凍保存される。57歳。
2055 スーザン・キャルヴィンが引退、隠遁し姿を消す。61歳。
2076 スティーブン・バイアリイが死去。ロバート・ブラテナールが調査を始める。スーザン・キャルヴィン死去、82歳。

本作では、ロビイと関わるのはグローリアではなくスーザンです。
恐らく、まずそこに話を合わせる為に時系列が微妙にズレていってしまったのではないでしょうか。
後、ボガートのファーストネームの違い。年齢も大きく違う事から親子?くらいの関係性を持たせる為に変名したのか?
ちなみに、本作の主役は(“イナタープラネタリ・プレス”ではなく)“コスモ・マガジン社”のライターであるロバート・ブラテナールである。彼の視点で物語は進められる。

…しかし、全ての相違点が判るほど私がまだ読み進めていない事が大きな問題なんですが(2049年の意味も不明です)。
もう少し読み進めて相違点等を書き足したいと思います。…長い目で宜しくお願いします。
もし、既読の方がおられましたら補完して下さい。

投稿時間:2005/06/27(Mon) 10:13
投稿者名:徹夜城
Eメール:shuki@mqb.biglobe.ne.jp
URL :
タイトル:
ほ〜こんな本があったんですねぇ。
>FRINKELさん
 どうも、反応が遅れてしまい申し訳ないです。ここの管理人のくせにろくに更新もしてない徹夜城です(^^;)。
 まずは重大な情報提供ありがとうございます。そうか〜以前映画化の話はあったとは聞いていたんですが、こういう内容だったのですね。
 僕自身も「もし『われはロボット』を映画化するなら、「ロビイ」の話はスーザン=キャルビンの少女時代の話にするかも」ということは考えたことがありました。

 この本、邦訳はなかなか出ないでしょうねぇ。先日の同名映画公開がひとつのチャンスだったのですけれど、「コンプリート・ロボッツ」の邦訳が出ただけでした。
 邦訳の上、貴重な情報がありましたら、ドンドン投稿していただきたいと思います。

 僕も「アシモフ熱」を復活させないといかんなぁと思う今日このごろ(笑)。

投稿時間:2005/07/01(Fri) 06:39
投稿者名:FRINKEL
Eメール:nstyle@cgisland.com
URL :
タイトル:
Re: ほ〜こんな本があったんですねぇ。
>徹夜城さん、私も返信が遅れてしまいました。
レスありがとうございます。
私は20代の後半に入った今頃になってアシモフを初読みし、見事に熱に浮かされている者です。ああ、もっと早く知っていれば…と思う今日この頃です。田舎の小学校や中学校の図書室には置いてなかったのかな〜。きっと、去年まで出会えなかった運命だったんですね。つまり、去年の出会いも運命って事で。

…少し話が逸れましたが、肝心の脚本版『I,Robot』ですが、今現在漸く219/316シーンあたりまで、読み進める事ができました。
web英和辞書を一頁につき10回以上は引きながら、読んでいます。
しかし、最後が近づくにつれこれを読み終えると、その達成感からアシモフ熱が冷めそうな気がしてスピードは少し衰えつつあります(^^;。

とにかく、本作を完読しておおまかな粗筋でもご紹介するまでは覚めたく無いと思います。

>  僕自身も「もし『われはロボット』を映画化するなら、「ロビイ」の話はスーザン=キャルビンの少女時代の話にするかも」ということは考えたことがありました。
そうですね。原作では(一つのシリーズ『われはロボット』にまとめる為に)スーザン=キャルビンの登場が後付け的な話になってしまっているので、少し物足りない気がしますもんね。
私は最初読み始めたときは、もしかすると『ロビイ』のエピソードは別の女の子の事の様に話しているけど、実は本人の事なんじゃないの?と途中まで、深読みし過ぎたりしてました。

>  この本、邦訳はなかなか出ないでしょうねぇ。先日の同名映画公開がひとつのチャンスだったのですけれど、「コンプリート・ロボッツ」の邦訳が出ただけでした。
この邦訳が出るのは、実際にこの脚本が映画化された時ぐらいじゃないでしょうか。…しかし、それも先を越された今となっては少し未来の話になりそうですが。そもそもハーラン・エリスンって人も(様々な理由で)日本語訳が出にくい作家らしいです(--;。

>  邦訳の上、貴重な情報がありましたら、ドンドン投稿していただきたいと思います。
ありがとうございます。あと1/3程ですので、少し気合いを入れて読み切りたいと思います。

>  僕も「アシモフ熱」を復活させないといかんなぁと思う今日このごろ(笑)。
是非、アシモフ熱に再び浮かされて下さい(^^)。

投稿時間:2009/10/08(Thu) 14:01
投稿者名:F・ジスカルド
Eメール:
URL :
タイトル:
Re^2: ほ〜こんな本があったんですねぇ。
> 私は最初読み始めたときは、もしかすると『ロビイ』のエピソードは別の女の子の事の様に話しているけど、実は本人の事なんじゃないの?と途中まで、深読みし過ぎたりしてました。
同感です。他人事なら、あそこまで知っているのはおかしいし。後に少女と知り合いになったのかも知れませんが、それは偶然が過ぎるでしょう。