2日早い100周年イベント


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 流鉄流山線、JR常磐線の馬橋駅から流山駅を結ぶ5.7kmの短距離私鉄である。1916(大正5)年3月14日に軽便鉄道として開業、その8年後に軌間を日本標準の1067mmに変更、1949(昭和24)年12月26日には電化し、流山軽便鉄道→流山鉄道→流山電気鉄道→流山電鉄→総武流山電鉄と改名を繰り返し、2008(平成20)年8月1日に以前からの愛称に沿う形で現在の流鉄という社名になった。駅の名前や位置などは何度か変更があり、幸谷駅や平和台駅は後からできているが、路線の距離など基本的なところは当初からあまり変化していない。つくばエクスプレスの開業で客を奪われ、苦しい経営を強いられており、不動産業と合わせて何とかやっているそうだ。

 そういうこの鉄道も2016年3月14日で開業100周年を迎える。しかし当の14日は月曜日で客を呼べないと見たか、その2日前の12日に記念イベントが行われた。私もせっかくだから見に行くことにしたが、まずはタイアップした「流鉄展」が開催されている流山市生涯学習センターに寄ることにして、つくばエクスプレスでそちらの最寄になる流山セントラルパーク駅へ行った。今までも流山市営球場で行われる高校野球を見るため何度か降りている駅であるが、しばらく見ないうちにマンションやら病院やらが近くにでき、だいぶ様変わりしていた。

 

 昔の写真やらジオラマやら、昔の流山を再現した陶器やらを見てから、1kmほど歩いて流山駅まで行った。こちらも大勢の人が来ていて、千葉県の他の私鉄や中古車両を流鉄に譲渡している西武鉄道のブースでいろいろ売っていたり、屋台が大量に出たり、流山市にゆかりのあるタレントの芸なんかをやっていた。また参加者が車両と綱引きをやるという企画もあり、そのための車両を写真に撮ってみた。

 

 駅の2番線に停車していた車両には昔の写真や昔使われていたヘッドマークや行先表示板なんかも展示してあった。

 

 いろいろみたところで12時58分発の馬橋行きに乗って帰ったが、こちらでは流山市をモデルにしたといわれる街を舞台にしたアニメ「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」の声優が自動の車内放送をやっていた。後で聞いた話では馬橋駅で行われた記念のテープカットに当人も来ていたらしい。




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