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10月21日
夜勤明け、疲弊して帰り正午に眠る。眠ったと思ったら午後2時に電話がかかってきたりするんだから世の中油断がならない。わかりましたよ、起きればいいんでしょ、起きれば。

そうやってちゃんと起きたはずなのに、4時の約束で5時過ぎに待ち合わせ場所に着くというのはいかがなものか。とりあえず大熊君に尊大に謝って、秋葉の中古CD屋をまわった後、ファンタのチケットを受け取った。オールナイトをちゃんと見られる体力はあるんだろうか。

その後、高田馬場に移動し、いまさら以外の何物でもない本を数冊買った後、ユタへ。本日の参加者はSF人妻(仮称)、大森望、堺三保、志村弘之、茅原友貴、林、福井健太、藤元直樹、山本和人(あいうえお順、敬称略)。「1億3千万人が待ち望んでいた」(ケッ)ON対決の第一戦の日ではあるが、面子を考えるとそれが理由で来なかった人はいないだろう。

主な話題……でもないが、児童向けと甘く見るにはラインアップがすごすぎる岩崎書店の<恐怖と怪奇>は重要。サーリングにカットナー、ブロックにライバーという表題メンバーもすごいが、表に出ていない作家たちも輪をかけてすごい。買うべきだろうか、やはり。
他では、青少年SFファン活動小史とか、ガン・パレとか、女神様とか、落ちものとかが話題になっていたが、最大の話題はピンク。登場するだけで、それまでの話題がすべて忘れ去られるほどの破壊力があった。おそるべし、ピンク。

10月22日
昼過ぎに起きて高円寺へ。もちろん王将スタンプラリーの為である。
タウンページで見当をつけてから探しはじめたはずなのに、どうにも見当たらない。散々探し回った末、一度確認したはずの場所で見つけた店は店内改装のため休業中だった。なんか呪われているとしか思えないぞ。

東京くんだりまで出てきた目的の半分が失敗に終わり意気消沈しながら中野に向かう。もちろん、チェコアニメ2000のFプログラムを見るためだ。
時間が早いのでブロードウェイにより、うろうろと歩き回っていたら、さらに本が増えていた古書ワタナベで、別冊奇想天外の「SFファンタジイ大全集」を見つけた。真面目に生きてさえいれば、こういうこともあるらしい。まだまだ人生捨てたもんじゃない。

そんなこんなのうちに時間も適当になったので、武蔵野ホールへ。今回のプログラムは、
  • ヤナ・メルグロヴァー「ジェネシス」
  • イヴァン・レンチ「灯台守」
  • ブジェチスラフ・ポヤル「ロマンス」
  • ブジェチスラフ・ポヤル「雄弁家」
  • イジー・トルンカ「情熱」
  • イジー・トルンカ「電子頭脳おばあちゃん」

の6作。風邪が治りきっていないためか、歩き回ったのが悪かったか、うとうとしてしまう事が多く、ちゃんと見られた作品が少ないのは残念。特に「電子頭脳おばあちゃん」を通して見てないのは痛恨。たまたま見たシーンはいずれも、機械の冷たさとそこに囚われた少女の不安を見事に描いていただけに、全体が分からないのは悔やしい。もう一度見にいくという手もあるが、スケジュール的には厳しい……。あ、11月3日までやってるんだからファンタのクロージング前に行けばいいのか。

帰宅後、「SFファンタジイ大全集」を眺める。むぅ。ダンセイニのジョーキンズものくらいかとおもっていたら、ムロージェクなんて収録されていたのか。これは期待以上の充実度。じっくり読もう。

10月23日
ニュースサイトを覗くうちに、ダイエー対読売の結果を知る。ダイエーは(ほぼ)予定通りの敗戦で、2勝1敗。勝つにしろ負けるにしろ大味なチーム構成を遺憾無く見せ付けている読売に対して、戦力以上の試合運びの上手さを見せるダイエーという枠組みからすると、4勝1敗か4勝2敗でダイエーとなりそうな雰囲気である。横浜ファンとしては、読売が巨大戦力に任せて4連勝し、戦力の過剰集中がいかにつまらない結果を産むかを明らかにしてくれる事を期待(*)しているのだが、今日のダイエーの負け方を見ると難しいかも。ペナント135試合を争うならともかく、7試合だしなあ。

*:戦力の一極集中を嘆く正義感からではなく、横浜が少しでも有利に戦うための私利私欲からの期待である。中小球団を応援する以上、大資本球団(=読売、中日)に不利な雰囲気を願うのは当然。

でも実は日本シリーズはどうでもいいのだった。今の興味は、策士・森を招聘した事で、来期の横浜が、戦力を勝利に結び付けられるようになるのか、角を矯めて星を殺す結果に終わるのか、この一点にある。それと、大味が身上の大洋野球とは対極にある森野球を楽しむ事が出来るかと。

……今の興味は二点にある。森が横浜に合うかと、森の采配を楽しめるかと、新庄のゆくえと。

…………今の興味は三点だ。森が横浜に合うかと、森の采配を楽しめるかと、新庄のゆくえと、読売がローズに払う年棒と……。

10月24日
早く帰ってきたので、近所の書店で文庫本を中心に幾つか見繕う。「本の雑誌」『戦闘員ヴォルテ』『真夜中の檻』『英文翻訳術』『沖縄の言葉と歴史』『アメリカの奇妙な話1 巨人ポール・バニヤン』というラインナップは、ちょっと雰囲気が見えすぎでいけ好かない感じですね。ここでキヨスク・ミステリの類か、長大シリーズ物の1冊でも加えればもう少しかわいげが出てきたかな。

本がまともに読める体調ではなかったので、ノンフィクションを中心にぱらぱらと拾い読み。
ポール・バニヤンだの、ジョニー・アップルシードだの、ナマズ娘だのといった話が知りたくて買ってみたベン・C・クロウ編『巨人ポール・バニヤン』(ちくま文庫)だが、冒頭がいきなり都市伝説というのは、ちょっと期待と違うかも。先に進めば伝説の人々にも会えるようなので、価値判断はそこまで保留。
外間守善『沖縄の言葉と歴史』(中公文庫)は、その名の通りの本。序盤から、琉球語と日本語の差異はドイツ語と英語の差異よりも大きいという話や、琉球語の中でも、沖縄語と宮古語、あるいは宮古語と伊良部語が相互に通じないという話など興味深い話題が続く。中でも、文字を持つ事で口語の変化が加速されるという話は面白かった。ごく断片的な記述なので詳細は全く不明なのだが、文字は変化を止めるものという印象とは全く逆の記述なので非常に気になる。言語学の教科書を読めば、「文字が口語変化を加速する」理由も分かるのだろうか。

10月25日
帰りがけに買ったSFM12月号からコラムや情報ページを拾い読み。「エトセトラ」欄の、「大阪府立中央図書館へのSF雑誌寄贈」記事はちょっといい話。とても珍しい雑誌は無いものの、NW-SF、二期奇天、宝石、イズム、の本といった辺りが揃いで読めるようになる(かどうかは図書館次第だが)というのは、若手ファンには嬉しいニュースでは。これ以外にも珍しいタイトルや貴重な資料があるようなので、大阪近郊のSFファンは図書館に急げ。

80年代SF特集は過去の年代別特集とは異なり、1作家を取りあげての解説/エッセイが無い。文句をつけながらも楽しんでいた記事だけに残念。志村弘之が饒舌に語るラッカーの魅力とか読みたかったがなぁ。
読みたかったのに無いといえば、山岸真の語るマイクル・ビショップ、というかマイクル・ビショップの項目自体が無かった。70年代特集でも項目がないところを見ると、SFM的にはビショップは主要作家ではないらしい。そんなもんかも。
項目が立てられた作家を一級、解説記事で言及された作家を二級とし、一級の作家と二級の作家の差、二級の作家と言及すらされなかった作家の差を、日本での紹介状況と絡めて考察するのは面白そうだ。

10月26日
毎日、様々な事があったため、この3日間、平均睡眠時間が3時間を割っていることに気づく。往復のバスでうたた寝をしているので、額面ではもう少しマシだが、乗り越さないように気を張り詰めてのうたた寝は、意外と睡眠不足の解消の役に立たない。困ったものだ。

日常生活を送るだけなら、睡眠不足であっても、作業効率が多少落ちるだけなので問題はないのだが(そうか?)、今晩はファンタの前夜祭を見にいかねばならないのだ。一秒でも早く寝る事が肝要だろう……、ってだからこんな文章を書いてるんじゃないってばよぅ。

10月27日
定時と共に会社を出て、東京ファンタ前夜祭、ホラーオールナイト:死人の闇のカーニバルのため渋谷パンテオンに向かう。例年の如く、大熊君にチケットを取ってもらっての参加。いやもう毎年すっかりお世話になってしまって、本当に大熊君には頭が上がらない。

今回の上映作は以下の5作。

「死びとの恋わずらい」は伊藤潤二のまんがを原作とする純愛ホラー。前半、演技、台詞、映像すべてに見るべきところが無いが、後半一気に立て直すのでそこまで我慢が必要。後半まで我慢すれば、後藤理沙の演技がとてつもなく間が抜けている理由も納得が行く。全般に理詰めで作られた作品で、すべての謎があきらかになったりするのでカタルシスは十分に得られたが、その反動でホラーとしての後味の悪さが足りないという印象も持った。もう少し割り切れなくても良かったのでは。

「ブラッダ」は、ゴキブリ大行進の昆虫パニックもの。船から投げ出される男(事件の発端)から始まって、過去のトラウマから逃れるため事件の舞台にやってくる主人公、陰鬱で閉鎖的な島民、唯一主人公に理解を示す村娘との恋……、すべての展開がお約束通りで嬉しくなってしまった。ゴキブリ達の見せ方も抑制の効いたもので、安易にグロテスクな姿に頼らない。それでいて、悪趣味な映像が必要なシーンでは惜しみなくゴキブリを投入する。こういう60点にしかなりようが無い題材を無事60点に仕上げる姿勢には大変好感が持てる。「深夜二時過ぎにテレビ東京でやっていたらまた見てもいい」くらいには気に入った。

「バイオハザード4D」は遊園地のアトラクション用、ギミック付立体映画。今回は映画館での上映なので3Dでしかない。そこそこ迫力はあるものの、結局CGでしかないという印象が残るのは仕方がないところか。自分で映像を操作できるゲームと、そうでない映画とでは、許容できるリアリティレベルに差があるらしい。

「フロム・ダスク・ティル・ドーン2」は熟睡していたので全く内容がわからない。断片的に記憶に残るシーンによると、エレベーターに閉じ込められたらコウモリに食い殺されて、銀行強盗で、西部劇だったようだ。

「セブンD」は、典型的な呪いの館もの。息子を亡くしたトラウマから立ち直るため小説家の夫とその妻が引越したのは僻地に佇む一見の古びた洋館。そこは、23年前の惨劇の舞台となった呪われた館だった。館は、愛し合う夫婦の仲を巧妙に裂き、次第に二人を追いつめていく。邦題があまりに陳腐(せめて「七日間の恐怖」(笑)とか)なので、全く期待していなかったのだが、それなりには楽しめた。特に館が直接手を出すシーンは割と良く描けていたように思う。ただ、夫が次第に変わっていく描写は書込みが足らずやや唐突な印象を受けた。筆力のある作家による小説にでもなっていた方が楽しめたかも。

10月28日
一眠りしてから身支度を整え、ファンタのオープニングのために渋谷に向かう。なんか少し虚しい事をしているような気もするがきっと気のせいだ。午後5時30分に三省堂という約束は、45分到着が難しくなった時点で諦め、三省堂コミックステーションで、竹本泉『トランジスタにヴィーナス』1巻と伊藤明弘『ジオブリーダーズ』6巻を購入。都会は珍しい漫画を売っていていいなあ。

購入後、会場に向かう途中で、三省堂前に佇む大熊君、雁名さんと合流。いや、当初予定通りエレベータに乗っていたら合流できないところでしたね。危うい、危うい。

文化会館を埋め尽くす人波を掻き分け掻き分けパンテオンへ。ほどなくオープニングが始まる。
オープニングの冒頭は謎のウルトラマンショー。バルタン星人を相手にするのに、スペシウム光線ではなく、八つ裂き光輪を選らんだのは評価できますね。そうか、二代目だったのか。ショーが無事終わると、如実に声援の量が違って楽しいゲスト紹介、いつになく熱の入る小松沢プロデューサーの大演説と進んで、オープニングは終了。ゲストインタビューの後、オープニング作品、「漂流街 THE HAZARD CITY」が上映された。

「漂流街 THE HAZARD CITY」は、ノンストップで繰り広げられる多国籍アクション。ニワトリの「マトリックス」、埼玉に広がる西部の荒野、ここぞという場面で卓球を始めるチャイニーズマフィアのボスなど、さまざまに小ネタを取り入れながら、実にカッコイイ一大娯楽作品に仕上がっている。なかでも特筆すべきは吉川晃司の存在感か。達者な演技で、主人公の前に立ちふさがる武闘派ヤクザを演じきっている。美形のチャイニーズマフィアのボスという、まんがにしか登場しないようなキャラを見事に具現化した及川光博ともども、次が見たくなる出来だった。

映画を観た後、大熊君、蔭山さん、小菅君のいつもの東洋大勢と、雁名さんとともに飲みに行く。ビールが一通り揃ったところで、"乾杯"、かと思ったら、とある人がやってきて花束を渡してくれた。どうやら、一時期ここに書いておいた記述を見て、大熊君が誕生祝いを企画してくれたらしい。誕生日なんて名大の後輩にも祝ってもらったことがないのに。ありがとう、みなさん。しかも素晴らしいプレゼントまで頂いて。その場では感動のあまり声が詰まって、ちゃんと言えなかったけど、この場でもう一度。みなさん、ありがとうございました。この復讐御礼はいずれ必ず。

10月29日
柏市内で、『あずまんが大王』2巻と『藤子・F・不二雄 SF短編PERFECT版』4巻を購入。渋谷三省堂コミックステーションにも置いてなかった本が平積みとは。やるな、新星堂。

そんなこんなで、昨日買い込んだ漫画も含めまとめ読み。

竹本泉『トランジスタにヴィーナス』1巻(MFコミックス)はコピー地球世界を舞台にした……とは一言も書いてない女スパイもの。今のところ設定紹介がメインなんで、突拍子もないアイデアを楽しむというところまでには至っていない。赤道付近では電気が使えないなど、さまざまなテクノロジーレベルを使用できる設定は面白いので、今後に期待が持てそう。

伊藤明弘『ジオブリーダーズ』6巻(ヤングキングコミックス)は、平針から都市高速にかけての陸上戦。今回、新キャラ紹介とアクションが中心なんで私的にはどうでもいい巻でした。

あずまきよひこ『あずまんが大王』2巻(電撃コミックスEX)はいわずとしれた女子高生を主人公とした4コマ。共学校のはずなのに男子はほとんど出てこないというのは、リアリティがあるのか、読者の欲望に忠実なのか。前巻では、今一つキャラの立ってなかった水原暦のキャラが急激に深化しているので、よみファンは要チェック。

藤子・F・不二雄『藤子・F・不二雄 SF短編PERFECT版』4巻(小学館)は、名作「カンビュセスの籤」など11作を収録。中では、人生をやり直そうとして失敗した男が人生をやり直そうとするまでに至る「あのバカは荒野をめざす」が気に入った。落ちぶれた男の描写は半村良を思わせるすばらしい出来。あの絵で、こういう描写もできるとは、さすが藤本弘。

そう言えば、読売は先日の期待通り4連勝した模様。しかし投手戦で勝ったんじゃあ、ダイエーの弱さは見えても読売の退屈さが見え難いので意味がないのであった。まあ、お家芸の贔屓ジャッジは出たようなので良しとしよう。
これで、金権補強にお墨付きが出た事になると、横浜が勝ち辛くなるのでちょっと嫌かも。2001年のシーズンは、みんなで広島に負けて「やはり自前の選手」という雰囲気を創り出すというのはどうか。< それはそれで駄目だろう

10月30日
SFMを無くしたことに気づいたので、これを機に職場近くの書店を探して歩き回る。結果、会社から15分の位置になんとか使えるレベルの書店を発見した。これで、最低限の健康で文化的な生活を送る事は出来そうだ。あとは、古書ワタナベクラスの古本屋さえあれば。< ありません

スポーツ紙人事によると、波留がトレード対象になったらしい。確かに、新聞人事の通り、新庄が移籍してくるなら、守備位置のかぶる波留はリストラ対象だろう。打率が2分上で、本塁打が10本下、盗塁が10個上で、守備がざっと3割減、価格は6割程度、などと考えていくと新庄と波留のどちらが得かはよくわからないが。

新庄が来なかった場合のデメリットは大きいが、純戦力的には致命的とまではいかない。鈴木尚を左翼に固定し、右翼・中堅を、中根、金城、佐伯、多村、井上の5人でまわすという配置は、充分現実的と言える。外国人二人が一・三塁に定着する事が前提なので、この前提が崩れると辛い(金城が三塁固定になり、外野の層があまりにも薄くなる)が、なんとかなるだろう。いざとなれば、3宮内、5石井義という手だってなくはない。進藤が例年通り故障したら?そんなもん、万永で充分だ。

問題は、波留がチームのムードメイカーであるという事だ。石井琢、鈴木尚、進藤といった地味な選手が多い中、波留・佐伯のような能天気なタイプは本来貴重なはず。確かに、新庄もいい加減能天気だが、外様では雰囲気の盛り上げを期待するのは難しい。この辺、森はどう手綱を取るつもりなのだろう。新庄の去就に関わらずかなり致命的な問題になりそうな点だ。

本当に新庄が来た場合、さらに大きな問題がある。

新庄(しんじょう)と進藤(しんどう)と金城(きんじょう)がスタメンにいたら、きっとこんがらがる奴が出てくるぞ。

10月31日
昨日届いたDMによると、山本正之のワーナー時代のアルバムを集めたBOX、『THE・ポコポッコン』が11月22日に発売される。「88」「89」「才能の宝庫」「COLORS」といった、今では入手困難なCDも含まれているので、ここ数年からのマサユキストはぜひとも手に入れておきたいところ。価格は15750円。
問題は、この辺のところをすべて抑えている場合にどうすればよいかという点。カラオケがいらない場合、必要なのはDISC9だけなんだよなぁ。CD一枚とブックレットに1まん5せんえん。うーむ。

各紙報道によると、真鍋博が亡くなったらしい。享年68歳。

個人的には、やはり「星の画家」という印象が一番強い。朝日新聞の訃報でも「星新一の挿画」が大きな業績として取りあげられている。その意味では、死ぬ前に『星新一 ショートショート1001』を目にする事ができたのは、幸運だったのではないか。

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