過去の雑記 02年 2月上

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2月 1日
仕事中以外は<フール中隊>シリーズを読んでいるか、仕事用の本を読んでいるか、「某ガンダムのCGI戦闘ゲーム」をやっているかの代わり映えの無い日々を送っている。

MSVSはミッションモードの最後で壁に突き当たり停滞中。こちらの機体がHP200〜500、ダメージ数10〜数100だというのに、HP12000オーバーの敵をどうしろというのか。黒い三連星専用高機動型ゲルググにビームマシンガンを持たせたくらいではどうしようもないので、サイコミュ機体に乗るべくニュータイプレベルを特訓中。強いぞブラウ・ブロ。

2月 2日
本を読みながら「某ガンダムのCGI戦闘ゲーム」のレベル上げをしたりラーゼフォンの1話を見たり。ラーゼフォンはなんだか懐かしい感じ。なんだかわからないうちに事件に巻き込まれる話は気持ちがいいなあ。

夕方からユタ。参加者は英保時央、SF人妻、小江雅美、大森望、さいとうよしこ、堺三保、雑破業、添野知生、高橋良平、中村融、林、福井健太、宮崎恵彦、山本和人(あいうえお順、敬称略)。聞き取れた中での主な話題は富士見ミステリ文庫、学園魔法ポルノ、最近の新刊、新番組感想、高橋源一郎の新刊、究極のアンソロジー、最近の映画、30年前のことは覚えているが昨日のことは忘れる、息子の部屋、キャンプ速報、グリコのおまけ、おまけ付きの売れ行き、最近の永井豪、最近の石川賢、ブロードウェイビルの2ch屋、木を隠すなら森を作れ、生霊を降ろして暴言を吐く、(文責・大森望)、レビューのネタに困ったら、など。とんでもないことを口走ってしまったときに場をとりなす方法を二つも学べたのは収獲。あと「解説を鵜呑みにするとはなってない。解説なんて嘘ばっかりなんだから」と三村美衣さんに叱られたのも忘れずに記しておかねば。伝言の形で聞いた上に、自分の書いた文章は半日で忘れるようにしているのでどのあたりのことだかわからないのが難点だが。

帰宅後、高田馬場で買った漫画を読む。
冬目景『羊のうた』6巻(幻冬舎BIRZ COMICS)読了。やや場が和みつつも謎を追う人物の登場でどうなることやらな以下次巻。いままでの巻に比べれば大分話が進んだか。
あさりよしとお『HAL はいぱあ あかでみっく らぼ』2巻(ワニブックスGUM COMICS)読了。これでは『まんがサイエンス』じゃ。事実が少しずつ位相をずらしながら大法螺に変化していくあたりがこのまんがの醍醐味だったのに。惜しい。

某ガンダムのCGI戦闘ゲーム」の戦闘セリフの元ネタを探すうちに009の感想サイトに迷い込む。そうか。2×9とか4×2とか4×9とかなのか。009をそういう視点で見たことは無かったんで、ちょっとだけ蒙を啓かれた気分。別に啓かれたくないけど。

2月 3日
すんません、寝てました。というわけで一日豪快に寝たおす。眠ってないときには某ガンダムのCGI戦闘ゲームのレベル上げをやっていただけという、心の底から非生産的な一日。

ルナ2に乗って(乗れるのである)ギレンの乗ったア・バオア・クー(乗ってしまうのだ)を倒してからは一気の展開で、パーフェクトジオングには乗れるはシャア専用ズゴックには乗れるはザビ家専用ビグザムには乗れるはジョニー・ライデン専用高機動型ゲルググには乗れるはソーラーシステムには乗れるはソロモンの破壊に成功するはア・バオア・クーの破壊に成功するは鐘は鳴るは半鐘は鳴るは雷は鳴るは親父は出るはで大変なのだった。階級も少佐になったし一年戦争のパイロットとしての目標はほぼ完全達成。果て、残る余生をどうすごそうか。とりあえず0083に移動して1からやり直しか? < そんな暇がどこにある

2月 4日
概ね、無事あがりましたとさ。

半月分の雑記をでっちあげているうちに1月14日から3日分の記述を消してしまったことに気づく。一瞬呆然となるが、すぐにだからどうだというものでもない事に思い至ったので気にしないことにする。長い人生、3日分の記録が無かったところで何の問題もあるまい。どうせろくなこたしてないんだし。

2月 5日
自動バックアップの中から昨日失われたはずの期間の雑記を見つけたので一応補完。心の底からどうでもいいような内容だったが。

ここ3ヶ月で体重が5%増えていたことに気づく。5%だ、5%。年間なら端数切り上げで22%にもなろうかという数字だ。10年も経ったら604%増、実に422kgにもなってしまう。これはまずい。まともな日常生活を送るためにもこれ以上の増加は抑えなくては。このままで平均寿命まで生き延びたら1040tにも……。 < しつこい

ちゆ板経由で見つけた喫茶マウンテン公認の同人ソフト。とりあえず犠牲者の登場希望。どうです? > 鈴○力氏

2月 6日
家を出てからしばらくしてPHSを忘れたことに気づいた。1昨年の年末以来、なんだかあるのが普通になってしまっていたので、無いと不安に駆られるんじゃないかと思ったが、いざ体験してみると別にどうということも無いのだった。平日は時計として以外の使い方をしてなかったのだから当然なのだが。使わないものはなくても良いのだな。

などと帰りがけに考えながら、ふとバスの時間を確認しようとして時計(PHS)が無いことに気づいた。うむ。使わないと思ってもあるに越したことは無い。

本当に日常のヒトコマなんで教訓も寓意も含んでいません。

2月 7日
てなわけでSFM考課表参加者募集中なわけだが、連載の採点はやりたくないという声はあっても、採点システムに対する意見が聞こえてこないのは若干気になる。細井さんの0〜100点を希望する声があったくらいでは。

-3〜+3の7段階は名大(中部学生SF交流会かも)でよく使われていたシステム。中央値が0であるため、合計点で比較する際に読者人数と平均点の双方の影響が出る(平均0では何人読んでも点数が増えないし、平均3でも読者が少なくては点数は伸びない)。これは、作品毎に読者数が異なりその読者数自体にも意味があるケース、例えば比較的広い範囲からの年間ベスト選出などに向いているシステムだ。今回のように作品ごとの読者数が一定(と期待される)ケースでは、合計点が平均点の単なる係数倍となるため意味が薄れている。マイナスに段階をつけることに対する心理的抵抗も考えれば、このシステムを採用するのは不適当かもしれない。現時点での採用理由は僕が10年間このシステムで採点してきたという個人的なものだけだし。

このシステムのほうがこういう点ですばらしいという意見があれば採用するかも。ただ、0〜100点の101段階は、細かすぎて100作品くらい並べたときに自分の中で整合性を取るのが難しくなるので避けたいところです。

2月 8日
久々にcygwinを導入する。依然導入したときとは比べ物にならないインストールの手軽さに唖然。こんな手軽に導入できるcygwinなんてcygwinじゃない。

しかし動かしてみると微妙に色々と使いづらいのだった。これから日本語環境構築に向けての長い戦いがはじまるのか。

2月 9日
昨年末来、徒歩10分圏内を出たのは仕事とユタに行くときだけだと気づいた。これはよくない。きっと体重が増えたのも、始終イライラしているのも、仕事が進まないのも、郵便ポストが赤いのも、みんな部屋に閉じこもっているのが悪いのだ。たまには遊びに出なければ。というわけで渋谷まで「メメント」を見に行く。

上映館に着いてみるとそこにはただひたすらにカップルだけが並んでいた。一緒に来てくれる恋人はおろか、友達すらいない自分が異端者のように感じられる空間ではあったが、こういう状況には慣れているので気にしないことにする。けっ、どうせ俺らは一人身さ。太陽がまぶしすぎらぁ。 < 何か悪い物でも食ったのか

映画は上々。見事なまでのアイデアの勝利。ラストから語り戻す形式が完璧に機能している。注意が足りなかったかナタリー絡みで一部疑問が残っているが、それもまたよし。締切前の貴重な一日をつぶした甲斐があった。

観終わってパルコ3を出たのが午後7時前。まだ気力があったので新宿でレイトショーを見ることに。とんかつ茶漬けを食った後、テアトル新宿に向かっ……、たはずなのだが、ついふらふらと新宿書店に寄ってしまう。デートコースを一人寂しく回るというのが今日のテーマだったのに、いきなり破綻してしまった。自制心というものが足りないと反省。

それはそれとしてテアトル新宿に向かい「血を吸う宇宙」を観る。爆笑。前作以上にリアリティを放棄した作りには呆然とするほかない。ルーシーの頭の傷跡など細かいギャグもいい感じ。SFホラーを軸に、ギャグとロマンスと不条理とカンフーが絶妙の“バランスの無さ”で詰まった怪作。エロが激減した点だけは残念だ。

2月10日
先日のSFM考課表採点システム問題については、-3〜+3で異存は無いという意見ばかりだったのでこれで行くことに決定。みなさん準備をよろしく。

ちなみに僕は +3:生涯のベスト10、+2:年間ベスト10、+1:面白い、0:普通。-1:いまいち、-2:駄目、-3:腹が立つほど駄目 くらいの感覚でいる。要は細井さんとほぼ同じ。ただ、どう基準を取るかはあくまで個人に任せるつもり。毎回一つは±3を入れるという立場もありだろう。

ああ、でも毎号のトータルを0に調整ってのはできれば止めて欲しい。年間の波も見てみたいんで。

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