- 8月11日
-
勤務地が変更になったので半年ぶりにつくばへ。いや、こないだ中野の部屋に遊びに行った時は、あまり周囲を見なかったんでつくばに行った気がしなくて。
そんなわけで久しぶりに廃墟となったゲーセンの横を通ると、空山基を思わせるメタル美女の、巨大な胸像が。そこにそれがあることは知っていたはずなのだが、改めて見ると、やはり驚くな。なんで、こんなものを作ったのだろう。
- 8月12日
-
ゆうきまさみ『ゆうきまさみのはてしない物語 地の巻』(角川書店 スニーカー文庫)。100%コミックス版で掲載分の終盤から、新規分まで。この辺を雑誌で読んでいる時は、どんどん説教臭くなっていくなあと思っていたが、思い返せば元から説教臭かったのだな。まんがにおける過激な表現の是非を考える「わたしの所為?」あたりが読みどころですか。半ページコラムなんでまったく深くならないけど、問題提起として、特に創作者の側から出た問題提起として重要。いや、ゆうきまさみはもう少し過剰な表現をしても良いと思うのだが。
#それは作風に合わないか。
- 8月13日
-
イダタツヒコ『美女で野獣』3巻(小学館 サンデーGXコミックス)。女子高生格闘ギャグの3巻目。映画趣味丸出しの2巻も良かったが、楽しく遊びまわるこの巻もなかなか。24時間バウトに、アメリカ(軍基地)遠征に、一族総出の熊狩りですか。本当に楽しそうなので、長く続いてくれると嬉しいことだ。
- 8月14日
-
雷句誠『金色のガッシュ!!』12巻(小学館少年サンデーコミックス)。千年前の魔物篇。「新たな敵の襲来に、仲間達が集まってのチームバトル」と来れば、まさに少年まんがの王道。清麿たちのピンチに恵とティオが現れるシーン、二組のコンビネーションで戦況を逆転するシーン、キャンチョメが窮地に勇気を見せるシーン。どれもみな、十二分の気持ちよさを与えてくれる。王道は、真の力を持つから王道なのだな。
しかし、ヒロインは完全に恵になってしまいましたね。鈴芽はやはり当て馬に過ぎなかったか。かわいそうに。
- 8月15日
-
とある人に、冷静かつ的確に、次々と欠点を指摘される夢を見る。これがまた、記憶と混ざって区別がつかなくなるもんだから、大変に心に痛い。朝から、こんな罪悪感を抱えて出社せねばならないのかと、憂鬱は募るばかり。
憂鬱が募るに任せていたら、体調まで悪くなり、ごたごたするうちにタクシー出社とあいなった。コストパフォーマンスが悪すぎるので、できるだけ避けたかったのだが。これからは、仕事に影響の出ない夢を見るようにしたい。
したいんだけどな。
- 8月16日
-
昼過ぎに起きだして、1時間ほどコミケに参加。1時間だけの参加と聞いて笑う人もいるかもしれないが、終わってから来る人すらいるのだから、これでも参加したほうなのだ。
とは行ってもしょせん一時間。なにが出来るわけでもなく、SF島の知り合いに挨拶した後は、そこでだらだらと立ち話をするだけ。コミケ全体の目的意識からすれば、多分に邪魔な客だったように思う。やはり、コミケに来たのならばりばりと本を買って買って買いまくるのが本来の姿だよね。買わないけど。
その後、アンサンブルだのSFセミナーだのの人に混じって飲み会&カラオケ。飲み会はかなりの人数になっていたが、あろうことか名大SF研溜まりに座ってしまったので、主にその辺で話をしていたり。いくらなんでも駄目すぎるという説はおそらく正しい。
カラオケには行かないと聞いていたので、名大勢のみで部屋を取っていた(堀川(12)が)のだが、結局みなで行くことになった。急に人数が増えた分の対応を強いられた上、久しぶりのカラオケだというのに、思うように曲入力もできなくなってしまい堀川には大変迷惑をかけた。申し訳ない。 > 堀川
とりあえず、ゼルダの「Foolish-GO-ER」を歌えたので、僕個人としては何の問題も無いのだった。練習しよ。
- 8月18日
-
久しぶりにSRWα2。アラド・ルートの主人公機、ビルトビルガーがついに登場。登場はいいんだが、百舌だったりクワガタだったり、モチーフがくるくるかわるのが大変に気持ち悪い。それくらい、統一して欲しいものである。
- 8月19日
-
先週の土曜以来、空腹時にみぞおちが痛むようになってきていたのだが、いよいよ我慢できなくなってきた。まちがいなく十二指腸潰瘍の再発だろう。しかし、今週からしばらくは病院に行く時間なぞ取れる雰囲気ではない。とりあえずは市販薬でごまかすしか。悪化して血を吐くのが先か、病院に行くのが先か、勝負だ、おれの体!いや、そこまでひどくはないけれども。ともあれ、4時間ごとに胃に物を入れないと痛さにのた打ち回るという状況だけはなんとかしたい。
ちはら日記によると月末、ラピュタ阿佐ヶ谷でドラえもん映画がかかるらしい。激しく観にいきたいのだが、今週末は温泉だし、そもそも毎週末ゼマンを観にいかねばならないし、トルンカだって観にいく必要がある。ちょっと阿佐ヶ谷まで行く余裕はないかも。
ま、「のび太の恐竜」も「宇宙開拓史」もかからないなら観にいかなくてもいいさ。
#すっぱいブドウ理論
『瓦敬助作品集 九十九織』(コアマガジン HHMC)。瓦敬助/三部敬の画集+作品集。女の子達のむちっとした感じがたまりません。特にカラーだと映えるんだ、これが。表紙の菜々子さんが気にいった人には漏れなくお薦め。
- 8月20日
-
仕事中、空腹のあまり、「いつ〜かは 腹〜も 減るだろぉ〜♪」などと歌ってしまう今日この頃。あまりの駄目さに自分でもどうしたら良いかわからない。「四つのちか〜ら サイボ〜グ♪」
書店の店頭でアシモフの科学エッセイが並んでいるのを見る。ひょっとして、これがトリビア効果という奴か。古い表紙と新しい表紙が混ざっていたのだが、こうしてまとめてみると、やはり空山基表紙じゃないものには違和感がある。あの、メタル獣シリーズ、好きだったのだがなあ。
いまさらながら王立科学博物館を買ってみる。出たのは「サイエンス・フィクション」こと火星探査機バイキング。いきなり、欲しいものが出てしまった。模型として愛でるなら、ディティールの多い惑星探査機だよね。うんうん。ところで、この一緒に入っていたガラス玉はどこのパーツなのだろう。
それはともかく。腹が痛すぎです。せっかく買った生薬系の薬はまずいばかりでまったく効かねえんでやんの。しかたなく、ぎりぎりで薬屋に飛び込んで化学薬品系の薬を購入。いやさすが。これは効くに違いない信じ込んでいると、薬効が違うね。ビバ、西洋医学。
異形コレクション『キネマ・キネマ』(光文社文庫)をいまさら読了。現代医療妖怪譚、町井登志夫「3D」、見ることと見られることの恐怖、石神茉莉「眼居」、死と腐敗と狂気を爽やかに描く乙一、「ZOO」が私的ベスト3。SF寄りの作品よりはホラー寄りの作品のほうに惹かれるものが多かった。