過去の雑記 04年 8月

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8月 1日
毎年恒例、江東区花火大会を西葛西から観る宴会に参加。今回はご家庭参加率が増し、平均年齢も一気に低下。平均20代なんじゃないかという大変若々しい宴会となった。30歳以上と、ローティーン以下しかいなかったんじゃと言う突っ込みは無粋に過ぎるので無用に願う。

ご家庭参加者が多い反面、独り者の参加者は少な目で、毎年見かけていた御仁も何人か不参加。そんな中、堺さんが参加していたのは当然のこととはいえ、心強い。って、なぜ大阪にいるはずの堺さんがここに。< 仕事があったらしい

花火そのものは例年どおりなんであれとして、興味深かったのはトキオ君の成長ぶり。昨年までは特に反応する様子の無かった花火に反応しまくりでした。そうか、悪い花火をやっつけたか。花火後はテストを受けたりしながら焼肉を食い、終電少し前で帰宅。前途有望な少年のふるまいに、かっての自分と同じ空気を感じて、ちょっと将来を案じたり。自分の得意分野の話題が通じると観ると急に饒舌になって止まらなくなるというのは、典型的にあれだよなあ。友人に恵まれることを祈るばかりなり。

8月 2日
花火大会で徹夜する可能性を考慮して休みを取ってあったので、一日だらだら。夕方、なぜか気力が発生したので「茶の味」を観に行くことにする。

少女の妄想と、少年のほのかな恋心と、子育てに一段落ついた女性の仕事への情熱と、青年の恋の名残りと、老人の家族を見つめるまなざしが、すれちがったり交錯したりする緑豊かで穏やかな佳作。淡々と面白かった。順序だてて語るほど印象がまとまっていない&あまりまとめる気が無いので、以下、断片的な感想を。

併映の人形アニメ、「こまねこ」も大変良かった。特に、ねこが撮影している人形。

8月 3日
一時の気の迷いで『デカレンジャー特捜サウンドファイル2 ソングコレクション』を買ってみた。曲間ドラマが恥かしくて居たたまれないのだが、これは本来の購買層を考えるとしかたがないのか。CDプレイヤーで聞くときはプログラムで曲だけ再生すること必須。名作シリーズのEDかよという「Buddy Murphy」、みごとにアイドル・ロック風な「girls in trouble! DEKARANGER」、合体ソング特有のシャウト&スピードが嬉しい「ビルドアップ!デカレンジャーロボ」あたりが気に入った曲(もちろんOP&EDも)。「デカマスターNEVER STOP」はボーカル(ささきいさお)に文句はないが、速さが足りない。どこかにスピード感があれば。全体に、何度も聞いていると割といいんじゃないかと錯覚しそうになるので要注意だ。いや、注意しなくても良いけど。

一部の曲に踊り方の絵解きがついているのは、びっくりした点。「デカレンジャーたいそう」はともかく、「girls in trouble! DEKARANGER」(ポンポンを持って踊る)や、「ミッドナイト デカレンジャー」まで踊り方が付いてくるかね。「ミッドナイト デカレンジャー」は難しすぎてとても踊れません。< 踊ろうとしたのか

西川魯介『野蛮の園』2巻(白泉社 JETS COMICS)。高専マンガの続き。新規萌えキャラ導入で、メガネの名誉図書委員長な司書だの、モノクルの子供教師だの、白衣金髪巨乳のメガネ秘書だのいろいろ増えてます。アリス話がすばらしいのは、皆が語っていることなので置くとして、小ネタ系の私的ベストは49P左上コマ右側のポスター。
「コドモの頃は 虎を狩れたよ♪」
特集があれだったので「週刊ダイヤモンド」を買ってみた。

信濃町の勢力分布図はちょっとすごいね。一面に関連施設の敷地が広がり、まさに王国。また、宗教法人の申告所得ランキングもインパクト大。180億クラス。2位の明治神宮の10倍以上ですか。そら権力にもなるだろう。

ところで。この申告所得ランキングには、伊勢神宮も出雲大社も入ってないのだけど、ほんとなのか。日本を代表するというか、天つ神、国つ神、それぞれを代表する社なのに。

8月 4日
『野蛮の園』がらみで元ネタを探しているうちに見つけた『眼鏡っ娘居酒屋「委員長」』にて颯爽とデビューした人造図書委員長の日記。西川魯介『野蛮の園』2巻の水野さんのモデルになった人ですな。

「委員長」が話題になったときに存在は聞いていたけど、はてな日記があるとは気づかなかった。コメント欄にはナチュラルに西川魯介が書き込んでいたり。いい感じ。いろいろあるけど、特に、4月20日の自然発生めがね論争の話題がすばらしすぎです。

あさりよしとお『まんがサイエンスIX』(学研 ノーラコミックス、……ノーラコミックスなのか!)。「そのころ傷口では……」というノリで、傷口が治っていく様子を擬人化して描写する「傷は体の工事現場」が、とっても「からだのひみつ」っぽくて良かった。これぞ学習まんがの王道。

額面では明日発売の『金色のガッシュ!!』最新刊は売ってなかった。新宿Book 1stではダンセイニ『夢見る人の物語』を売っていたらしいが、こちらも入手できず。柏に文化がやってくるのは明日以降ということか。

8月 5日
ダンセイニ卿『夢見る人の物語』(河出文庫)、柏でも売ってました。

「ウェレランの剣」!「妖精族の娘」!「サクノスを除いては破るあたわざる堅砦」!「海を臨むポルターニーズ」!「カルカソンヌ」!

あまたの名作の記憶がこだまして、読める時が待ち遠しい。

なぜ、あんなものを先に読まにゃ……。 < 仕事だから

たぶん、有里さんのところで見たのが最初であるだろう、タイプ別性格判断。結果は、INTP型でした。
論文、図面、計画、企画、提案、理論などなんであろうと、こまごました情報を一つにまとめた完成図を作りあげようとするが、たえず新しいデータを発見するので、その完成図がどんどん膨らんでしまう。

その結果、考えや構想や計画がどんなに最終的なものに見えても、土壇場になって「新しいデータ」が手に入ると変えてしまうのである。
ってのは、かなり良いタイプ分析のような。自己診断の結果をまとめるタイプなんで、ある程度あたっていて当然なんだけど、まとめかたがかなり巧い。

ホーガン『揺籃の星』は、まだ冒頭。えーと、これは忍耐力を試すテストかなんかですか。冒頭100ページから突っ込みどころ満載なんで、アーマゲドンとか耐えられない人にはお薦めできません。つっこみどころは、たぶんわざとだとは思うんだけど、ほんとに分ってないだけちゃうんかという疑いも捨てきれないあたりがホーガン。とりあえずネタバラシになろうがどうしようが、最初に金子隆一の解説を読むことを心底お薦め。それが精神安定のためかと。

『悪魔は死んだ』の表紙でも知られる畑農照雄氏が8月2日に亡くなっていたそうだ。69歳。まだ若い……という歳ではないが、独特の黒さを持つ絵柄で印象が強かっただけに、感慨深い。思い出深いイラストの数々についてはいがらしさんの日記8月4日に詳しい。

8月 6日
トーベ・ヤンソン『ムーミン谷の彗星』(講談社 青い鳥文庫)を読み終える。なぜいまさらというのは、ご想像の通り。感想はほぼ、読み始めるきっかけとなった書評のまま。登場人物みな、箍の外れた奇矯な性格で楽しめました。スナフキンはかっこいいなあ。黒いけど。

テレビを見ていたら「スネ夫の苗字は」というクイズの答えが、骨川だった。滑川じゃなかったのかと思って調べてみると、どうやら滑川は誤植であるというのが定説らしい。名前との平仄から言っても骨川の方が正しかろうとは思うのだが、滑川というのは幼いときからの記憶である。いきなりそれが間違いであると突きつけられ、過去を全否定されたような悲しい気分。

8月 7日
夕方からユタ。主な参加者は、英保時央、大森望、小浜徹也、志村弘之、タカアキラ ウ、高橋良平、林、三村美衣、宮崎恵彦(あお順、敬略)。主にトキオ社長の様子を見守る会だったので詳細は覚えていない。あー、『アイ,ロボット』とか『サンダーバード』とか『リディック』とかの話はしたかも。あと、真鍋博原画展と、『ロボット・オペラ』、アシモフの〈ロボット〉関連くらいまでは記憶にある。

8月 8日
日常の行動圏からはやや離れたところで蕎麦を食う。冷やしたトマトスープに細切りの蕎麦という不思議なかけそば、とまとそばが異常にさっぱりしてうまかった。また、この店、そば湯がむちゃくちゃうまい。そば粉をといてわざわざ作ったそば湯ってーのは、すでにそば湯じゃなと思う。

「マッハ!+」を観てきた。人の体というのはここまで動くのだと感動。アクションが始まってからは、クライマックスの連続で息つく暇もないほど。生身でのチェイス・シーンと、洞窟での武器を用いた格闘シーンが特に印象深い。必ずスクリーンで見るべき映画。

なお、タイトルの!はパンフレット表紙を見る限りでは10個以上であるようだが、本文中ではひとつになっているため、正規表現で「+」記号を用いて書くことにした。

映画帰りに、Book 1st@新宿ルミネに寄る。開店間もないだけあって、まだまともな本屋にはなっていない。愛せるかどうかの判断には、しばらくの時間が必要だろう。HM、NFが一冊も無くepiが異様に揃っているルミネ2、逆にHMが大量入荷のルミネ1と対照的なハヤカワ文庫の棚が面白かった。いろいろと間に合わなかったんだろうね。それにしても、アシモフと、《新ファウンデーション》と、『夏への扉』以外の本が一冊も無い文庫SFの棚差し(@ルミネ2)はなかなか異様な雰囲気であった。とりあえず、ご祝儀にエリアーデの2を購入。ブックカバーを貰ったよ。

8月 9日
S-Fマガジン考課表8月号分更新。ワット=エヴァンズはコンスタントに点を稼いでます。典型的な「うまい」短篇だから、この結果は納得。ヒーロー小説としては、凡庸ながら手堅くまとめたコリンズも悪くないと思ったのだが、こちらはマイナス票があってトータルは低め。ストロスは前回から若干評価を落としました。「GEDO」は、個人的に作中小説の平坦さがダメだったんだけど、一般的にはそこはマイナスポイントにならないらしい。

サッカーアジア杯日中戦後の中国ファンの行動に関する報道で、「中国ファンが日章旗を燃やした」という報道があったが、画面で燃えいているのは旭日旗だった。この局(TBSだった)は日章旗と旭日旗の区別もつかないのか、別の場所では日章旗も燃やされていて映像とセリフがあってないだけだったのか。日章旗を燃やしたというのは映像ソースあるのだろうか。どちらにしろ、醜い光景ではあった。

昼過ぎに名古屋へ。思いのほか遅くなったので、当初予定を変更し駅裏を歩き回る。いつの間にヴィレッジ・ヴァンガード@ビックカメラなんて出来たんだ、ってそうか元生活創庫店か。入り口付近をライトなエログッズとお笑い系で固め、他もグッズ中心という非書店系VV。メイン部分よりも、そこだけ本中心になっている出口付近のまんがコーナーの方が見ていて楽しかった。買い逃していたエロマンガ(竹村雪秀『Take On Me』(コアマガジン メガストアコミックス))と、なんとなく読みたくなった『ドラえもん』12巻(小学館 てんとう虫コミックス)を買う。さらに、駅地下の三省堂をチェック。一時期に比べれば使いやすくなったか。それでも、少し古い文芸書を探そうとすると途端に役立たずになる。ここを軸に生活するなら、見書必買は必須という感じ。ところで、B2奥のふる里はなくなったの?見落としただけかな。

午後8時過ぎに実家に到着すると、予想どおりというか覚悟していたとおりというか、姪たちが待っていた。しかたがないので、ゲームに付き合ったり鍵盤ハーモニカの演奏を聞いたり、叔父さんをして過ごす。一度これをやっておけば、向こう3年は逃げても大丈夫だろう。そう願いたい。

8月10日
家族総出で墓参りをした後、名古屋市内の書店をふらふらと回る。三洋堂杁中店はすっかりかっての面影を無くし見るも無残な状態に。文芸書やマイナーなコミックを探す場合には訪れる価値も無いという感じ。昔は、大学が集まる中にある書店だけあって、それなりの品揃えだったのに。悲しい話だ。この惨状を見ると、池下三洋堂やちくさ松文館など、中高大とお世話になった書店を見に行くのが怖くなってくるな。行かないけど。

つづいて、鶴舞線で上前津に移動し、三松堂、海星堂(南)、海星堂(北)、BOOKWAVEと古本屋をまわってから、大須へ。三松堂はあいかわらずの品揃えで嬉しいかぎり。黒地に白抜きでハヤカワ文庫SFと書いてある本が普通に並んでいるのは心和む。海星堂(南)の1Fはすっかりエロ本屋になっているのに、なぜかサンリオがまとめて壁に貼ってあって笑ってしまった。ミシェル・ジュリが1万2千円かぁ。

大須界隈の小さな社をまとめて参詣したり、大須観音で鳩に襲われている少女を見かけたり、大須ういろでみやげを買ったりして、三洋堂Σへ。この店は、パソコン/ゲーム/ライトノベルというカラーをちゃんと守り、一定の品揃えを保っていたので安心した。昔との違いは、1FのTakeruが無くなったくらいか。一方、旧パルコ・ブックセンター、現リブロ名古屋店には翳りが。単行本はともかく、文庫が足りない。イーガンすら手に入らないってのはどうよ。星野書店栄店、丸善栄店と回ったところで約束の時間になったので、浅井Rと合流。ケルト話などを肴に酒を飲み、九時過ぎの新幹線で帰宅。

なんで、帰省先で本屋ばかり10軒もまわってるんだろう。

8月11日
TBSの野球中継を見る。読売寄りなのはしかたがない(しかたがないってのもライバル球団のオーナー企業としてどうかと思うが、まあ)として、読売の良いところを持ち上げるのではなく、中日の悪いところをあげつらうことで、相対的に読売寄りにしているのが大変に気色悪い。そのねじれた報道の仕方がどれだけ不細工に映るか気づいてないのか。> 塩見

って、CBCの塩見啓一か。とすると、つい中日を主語に考えてしまうのに、読売寄りの報道を要請されるからねじれてしまうのか?

一方、横浜は10回に3失点で完全に負けだと思っていたら、その裏、逆転満塁サヨナラホームランおつりなし。冗談のようだ。さすが相性だけは良い阪神戦。

ここ数日で読んだまんが

雷句誠『金色のガッシュ!!』17巻(石版篇完結。きれいに終わった)、荒川弘『鋼の錬金術師』8巻(新キャラ登場。どうすんだこの中国人)、岩永亮太郎『パンプキン・シザーズ』2巻(大枠の提示、メガネ君が女性に見えてしかたがないんだけど、男性キャラだよなあ)、岡崎二郎『アフター0 Neo』(アイデアを消化できてない話が多い。前作に比べるとまだ低調)、夢路行『謡う海』『天からの贈り物』『鳥を見ていた朝』(『鳥を〜』の、一生懸命恋する森さんはたいそう愛らしい)、竹村雪秀『TAKE ON ME』(高身長無表情積極女子が主人公のエロマンガ。大きな光も、小さな恵さんも大変エロっちくてよろしく嬉しい限り。登場人物みな広島カープというネーミングに気を取られて気づかなかったけど、主要登場人物全員めがねかよ)

なんとなく買ってしまった、『ドラえもん』12巻も期待通りの面白さでした。

8月12日
年に一度は海に行かねば。ということで、湯河原まで泳ぎに行く。波が高いは、ご家族連れがわんさかいるはですいすいと泳ぐとは行かなかったが、波に逆らっているだけでかなり楽しめたので良しとする。 海の家の具の少ない焼きそばはじめ、カキ氷に、ビールも飲み食いし海分を補給。これであと1年は戦える。

8月13日
レイトショーで「スチーム・ボーイ」を観る。ほんとうに「画だけ」いい映画だなあ。 万博描写や蒸気機械の動きは身震いするほどなのに、話がぼろぼろなのは、「ストーリーなんてどうでもいいことは無視して画を見ろ、画」ということですか。人を人とも思わないタカビーお嬢様が一番まともに見えるという歪んだキャラ造型も驚きのポイント。諸悪の権現のじじいが、賢しらなことを言うたびに「全部お前のせいだろうが」とつっこみそうになって困った。でもまあ、お嬢様の「なら絶対に勝つのよ」(自分の財団がイギリスに戦争をしかけたことを聞かされた際の台詞)は、すばらしかったから人物造形の歪み云々は不問としよう。

8月14日
突然、ナベツネ辞任の報が。さすがにびっくり。みんなやってるだろうこと(それも、一説には億の単位と囁かれている話で、200万なんて端金)で引責ってのは、いくらなんでも信じられないので、何か別の理由があるのだろう。野球に飽きたか、院政を敷く気か。

どちらにしろ、それだけで何かが好転するわけはなかろうけど、あの下品なじじいが辞めたと聞くとそれだけで痛快だ。

昼過ぎからコミケを覗きに行く。ダンセイニ本と、大学SF研物数冊を勝った以外は知人とだらだら喋っているだけという非生産的な目的のために、満員の電車を乗り継ぐのは、効率としてどうかと思わぬでもないが、体形の差も含め見事に魔法前・魔法後を再現したシュレックのフィオナ姫コンビを拝めたので良しとする。白の人はともかく、緑の人は良くぞ決断したものだ。

ベルギー・ビールを引っ掛けた後、新宿の鳥良で地元の名物を堪能する。やっぱ、どてだよ。どて。味噌卵サイコー。

8月16日
やっとこさ日常復帰。何をしていたかは、いつものことだから聞くな。

『揺籃の星』は、実につらい代物だったが、後半1/3はこっちが開き直ったんで普通に読めた。この地球のことだと思いさえしなければ大丈夫かもしれない。後半、サバイバリスト物になるのは笑い所だろうか。

今はまたムーミン読んでます。まだ『たのしいムーミン一家』。

8月17日
ケルベロスも出た事だし、04年度の海外SFベストを考えてみる。現時点の候補(順不同)は 次点が 別枠が というところか。なんか、とても充実した年のような気がしてきた。科学系SFが弱いので、この辺がもう少し候補に出てくれば、ほんとに充実したラインナップになるんじゃないかな。と思ってたら、イーガン『万物理論』が間に合いそう。これで穴がなくなるか。

8月19日
なにやら、全身が凝っているような感覚で、どうにもならないので仕事を早めに切り上げて帰ってきた。ら、駅の立ち食いに、ちくわ天が残っていたので、ちくわ天入り月見蕎麦+おかかおにぎりで夕食。なんとなく、最近の体調不良は、メニュー選択に問題があるんじゃないかという気がせんでもない。

4対2の8回表に10失点で敗北ってのは、どうなんだ。> 横浜
あまりといえばあまりな展開に虚ろに笑っちまったよ。

一方、中日は卒のあまり無い試合運びで、阪神3タテ。読売にも引導を渡し、いよいよマジックも出ようかという世界になってきた。今週中にマジックが出る条件は、残り3試合中、中日、ヤクルトの勝星差が二つ以上であること。中日の相手は横浜だから準備はばっちりっすね。

8月20日
アテネ五輪、野球予選リーグ、日本 対 カナダ戦。9対1という結果は満足できるものではあるけど、9回立ち上がりに連打を浴びて、やらずもがなの失点をしたコバマサはちと心配。クローザーは岩瀬のほうが安心できそう。

この五輪予選のルールでは、勝率が同じで、互いの対戦結果が五分(3チームの三つ巴など)の場合、イニング当り失点を比較する。つまり、失点が同じなら、イニング数が多いほうが有利なわけだ。

……コールド勝ちすると不利になって、延長戦なら有利になるシステムって、なんかちがくないか?

快勝の日本代表とはうって変わり。八回裏、めずらしく粘り強い攻撃で同点に追いついた横浜だったが、9回表に登板した川村さんが誤算、っつーか。「九回二死一、二塁から川村の暴投と捕手がボールを見失う間に二塁走者が生還」って、なんだよ。ランナーも死球と四球だし。一昨年、昨年よりは遥かにましとはいえ、この辺が何とかならないと未来は見えないよなあ。
#NPB自体に未来がないかもと言う話はしない。

8月21日
「禿山の一夜」DVDが出る!アレクサンドル・アレクセイエフ作品集が出ますよ!。「展覧会の絵」も入るのかな。どきどき。ロシア・アニメはあまり興味がなかったんだけど、GENEONを応援するためにはロシア・アニメーション傑作選集も手に入れなきゃという気がしてきた。

安田弘之『先生がいっぱい』1,2巻(小学館ビッグコミックス)を読む。中学校の職員室が舞台の『ショムニ』みたいなものっていうとぶっちゃけすぎか。へたれ教師の十日町と彼を取り巻く奇矯な人々の話。
1巻の時点では我慢していたのだが、2巻の表紙を眺めていたら、ついふらふらと買ってしまった。やはり、安田弘之の書く女性はいいね。フェロモン全開キャラとして描かれている桐生先生はイマイチなんだけど、クール・ビューティー庭子先生が、ピンポイントで色っぽ過ぎです。遠景の小さな絵でも泣きぼくろがあるところとかサイコー。
しかし、あれだ。読んでいる間は、庭子先生は大人だなあ憧れるなあなどと思ってたりするけど、設定年齢は自分の7個下なんだよな。いつまでも心の若い自分がかわいくなったりする今日この頃だ。< ならねえよ

先週(ANIMAX放映分)見逃した「クラウ」を今週はなんとか視聴。基本設定はよくわからない、脚本はいまひとつ、演出も良いとは思えないこの作品に惹かれるのは、未来社会の細部描写ゆえか。ホログラムらしき仮想ディスプレイを「指でつまんでひっくりかえす」ところとか、細かい描写が良いんだな。しかし、先週見逃したはずなのに、話が通じているような気がするのはなぜ。

8月22日
東京都美術館で「よみがえる四川文明 三星堆と金沙遺跡の秘宝」を観てきた。中原では夏、商(殷)が興亡を繰り広げていた時代。BC2000〜に栄えた長江上流域、蜀地方の文明の遺産の展示。角張った顎、吊り目、とがった耳の青銅仮面が大量に展示してあり、実に印象深い。細かな刻印をされた玉器や、青銅製の神壇、神樹の細工の妙も一見の価値あり。資料価値の高い図録も含め、大変良い展示となっている。

黄河中流域(中原)とも長江中流域(楚)とも異なる独特の造型物が多く、想像力を掻き立てられる。古代文明を扱う伝奇物のネタを探しているなら訪れてみるべきだろう。< どんな狭いニーズだ

なお。コーナー毎に流れる、女子十二楽坊のメンバーが概要を紹介するビデオは罠なので気をつけたほうがいい。おおむね、横の説明を読めば済む内容なのに、せっかくだからと、つい頭から全部聞いてしまうのだ。これをやるとえらい時間を取られる。注意されたし。

ついでに。この展示は、文章情報がむちゃくちゃ多い。価値ある情報だとは思うが、薄暗い中で丹念に読んでいると疲れてしまうかも。半ば過ぎに休憩用の椅子があるので、そこまで我慢だ。

と、上野まで足を運んだものの、展覧会ひとつ見ただけで疲れきり、あとは何もできない一日だった。どうも、目と肩と背中の体力が致命的に落ちている気がする。出社して、一日過ごすだけでもかなりつらい。おそらく、なんらかの栄養分が足りてないのだと思うが、なにが問題なのだろう。蛋白質とビタミンB1は余るほど取っているから、他のビタミン類かミネラルか。

機会を得てポーランド・ビールを飲む。TYSKIE GRONIEなるビール。1629年創業のメーカーの物らしいのだが、なんせ説明書きがすべてポーランド語なので、なんだかよくわからない。度数5.7と軽めのビールで、苦味も弱く、甘味が前面に出た感じ。ちゃんと味があるのに、軽い飲み口で、かなり気にいった。

8月23日
飛浩隆のWeb録 準文学によると、『象られた力』の解説は香月祥宏氏らしい。すごいや、かつきさん!七〇年代以下組の中では、一番、まとまった文章の書ける人だと思うので、この起用も遅すぎるという感じ。全面改稿という作品も気になるけど、こうなると解説も期待大だ。

NHKでアテネ五輪のソフトボール決勝、米対豪を観る。まさか中継があるとは思わなかった。えらいぞNHK。どうせ、日本が決勝に進んだ時のために放映権を買っちまったからだと思うんだけど。しかし、日本チームがあれだけ苦しんだハーディングが、ここまでぼこぼこに打ち込まれるとは。アメリカの強さは、どうやら次元が違うようだ。

8月24日
アテネ五輪。野球は準決勝でオーストラリアの前に敗退。ソフトボールも含め、対オーストラリア全敗って何の冗談だ。

ゲームは典型的な拙攻負け。せっかくエースが5イニング10奪三振なんて奇跡的投球をしてるってのに、4回まで毎回ランナーを出しながら無得点じゃ、勝てるゲームも勝てなくなるだろう。偶然の要素もあるが、攻撃における決定力の欠如がネックとなった。ってのは、これもソフトと同じやね。

SFマガジン9月号読了。巷で言われている通り、メインである科学エッセイのこわもてサイエンス加減と、特集あわせで掲載された小説の「時間ネタはフレーバーかな」というゆるさが、かけらもかみ合ってなくてたいそう不思議。もっと無骨なSFは無かったのか。二本立てのブックガイドも、小説側は時空云々とかけはなれた作品が混ざっている状態。現役作品という縛りがあったにしても、もう少しなんとかなって欲しいところ。時空論というテーマで、フィクションとノンフィクションを統一的に眺められる人材がいなかったということだろうか。

ベイカー「貴腐」は、時間旅行と不死技術を使って組織のために働くエージェントの話。土埃の臭いのする語り口は、南米南部という舞台にマッチし悪くない。雰囲気は十分に出ている。落ちはいささか拍子抜けだったが、許せるレベル。単独の短篇としては良い出来なのだが、この特集に掲載されたことに対する疑問だけが小骨のように残る。メインが別にあったなら不満を感じない、あるいは高評価さえしただろうに。

ドゾワ「影たちがやってくる夜」は人間が時代遅れになろうとしている時代の、時代遅れの男の物語。さまざまな様相を持つ作品だが、時間物の相は一番どうでもいい部分。男の決断に至までの流れは確かに上手いが、妻のキャラが嫌すぎてダメだった。

特集外。桜坂洋「さいたまチェーンソー少女」は、途中、「西島イラストだからありがちだけど、これが横山えいじだったら」と思った途端、カジシン変換が働いてしまって楽しく読めた。悪意が籠もるほど丁寧にセカイ系の定型をなぞる部分は気にせずに、チェーンソー描写のインパクトだけを楽しむ形。反則気味の読みかたな気もするが、面白かったんでよしとしよう。

「パンドラ」最終回は、こう落としましたかという落とし方。前回までの展開からすれば自然ではあるが、最初の数回を読んでいたときはもっとはるかに壮大な話になるかもと期待してたんで、やや肩透かしをくらった気味。例によってな話だが、まとめて読めば印象は変わるか。連載向きの話ではなかったように思うところであることだ。

小説以外。永瀬連載は『果しなき』第1回なのでまだ様子見。『果しなき』のストーリーをかけらも覚えちゃいないと分ったことが収獲。いや収獲じゃなく。

桐生インタビューは、偽悪をきどるセンスがふっきれてなくて読んでいて辛かった。「いけすかない自信家のように見えるだろうけど、これはポーズなの」というポーズがみえて、にんともかんとも。もしあれが素だったとしたら、それはそれであまりにも痛い人になってしまうので、どっちにしろ辛い。

橋元コラムはいったいどこに行くのだろう。

8月25日
夕食のためにかつやに入ったら、まだ8時だというのにほとんど客がいなかった。「この店、そろそろやばいのかな」と思いながら出てきたのだが、よく見ると本屋に行く途中で通りがかったファストフードも軒並み空いている。これは
  1. 柏は今未曾有の不景気にある
  2. なんぼなんでも晩飯くらいはファストフードでなくても
  3. オリンピックくらい、うちで見たい
3かなあ。

駅近くの本屋に『リトル・フォレスト』がなかったので、若干遠い(うちから徒歩10分くらい)まんが専門店まで行ってみた。この店、いかにもな町の本屋の割に品揃えが良く、出た瞬間に買い逃した新刊が少し後まで残ってたりするので、フォロー用として重宝していた。
……のだが。一月だかぶりに寄ってみると、なんだか全般に「空いて」いる。ざっと見はかわらないので、なぜこんなに「空いて」見えるのだろうと、細かく見てみると、壁棚の最上段の棚板が無くなっていたり、最下段が少しつぶされていたり、平積みの量が少なくなっていたり、端の棚に本が無かったり、目につきにくいところの本ががたっと減っていたのだった。目分量で5%から10%本が減ったという印象。どのような理由があるのかは知らないが、すこし寂しい光景だった。

そして『リトル・フォレスト』は無かった。週末、都内に出たときに探すことにしよう。

掲載作品個々はともかく、雑誌の空気が嫌いで買わないようにしていたIKKIだが、たまたま手に取った今月号の付録に、五十嵐大介のような絵柄の漫画が載っていたので、しかたなく買ってきた。あれ?ペンネームは違うなあ。

問題の作品は、色子「魚」。語り口から、絵のタッチ、落とし方まで、実に五十嵐大介なんだけど。別ペンネームだとしたら、なぜ別ペンネームを使うのか。別人だとしたらなぜそんな狭そうなニッチを狙った絵柄を選ぶのか。いろいろと気になるところである。

殊能将之『キマイラの新しい城』(講談社ノベルス)読了。バカ本だ!
楽しかった。石動のバカ推理も、無駄な《エターナル・チャンピオン》ネタも、過剰な薀蓄(六本木の由来とか)もなにもかも楽しい。いや、よきかな。ミステリに対する思い入れがないんで、唇の端を軽く歪めたミステリ批判はたぶんきちんと楽しめてないんだけど、紅林や鷹月に笑ったんでおあいこということにする。今のところは、姿を見せないエレコーゼの居場所を考え中。

8月26日
しばらく更新してなかったのは、ずっとmixiで書いていたからなのでした。掲示板ライクな気楽さを味わうと、タグをいちいち手で書くというのは確かに面倒。とはいえ、なにかあった場合のことを考えれば手元にテキストファイルが残るのが一番確実なわけで、ここも更新してみました。内容の80パーセント強はmixiの再利用だけどな。今後は、もう少しこちらの更新頻度を上げていきたい。できれば。

「クラウ」第6話を観る。先週観た話と微妙につながらないと思ったら、先週観た土曜放映分は、木金放映分より1週遅れであることが判明。なるほど、だから先々週見逃したはずなのに話がつながっていたのか。

そんなわけで土曜の録画予約はしたけど、デカレンジャー分のテープがないのはどうしよう。

mixi名古屋コミュのトピックによると、天才クイズがこの秋で終了するらしい。がーん。「天才クイズだドンとこい 帽子の下から 友達見たら」の歌ももう聴けないのか。一時代が終わったような切ない気分である。

8月27日
ダンセイニ卿『夢見る人の物語』(河出文庫)をやっと読み始める。今日は、最初の2篇を読んだ。安野訳のやわらかさは、荒俣訳の硬質な感じとはかなり違う。安野訳が物語だとしたら、荒俣訳は説話だというくらいちがう。比喩がわかりにくいか。最初に読んだのが荒俣訳なので、そちらの印象が強いものの、こちらはこれでなかなか。

ちくわ天蕎麦を食い損ねたので半年前の『鋼の錬金術師』を眺めながらズブロッカと豚肉のから揚げで夕食。大丈夫、ミネラルサプリの用意はばっちりだ。お、今日のタモリ倶楽部は、気象予報士宴会の第二回か。また、例によってぐだぐだだよ。いいなあ。

先日、気の迷いで買った500円DVDのドゥルーピーを観る。日本語音声しかないのは諦めるが、それが中尾隆聖(ポロリ)ってのはなんとかしてくれ。玉川良一にしろとは言わな……、言いたいな、やはり。
トム&ジェリーと違い、テックス・アヴェリー作品はセリフが重要だったりするんで、吹き替えは最重点課題。そこで求められるのがノスタルジーだとしたら、自ずから解は見えるはず、ってのは権利関係をクリアすることの難しさを甘く見すぎですか、そうですか。
んで。ワーナーのトム&ジェリーにおまけとしてドゥルーピーが入ってたんで、こっちはひょっとして、と期待したら、一世代前の迷犬ワン君のほうなのだった。ちげーよ、僕が見たいのはTBS(っつーか、再放送の名古屋TV)版の、トム&ジェリーの間に挟まれて放送されてた奴なんだよう。

ついでにイジー・トルンカ『贈り物』を観る。脚本を書き上げたばかりの男が、鏡に向って売り込みの練習をする。想定問答を繰り返す中、金持ちの男が妻にプレゼントをするという話は次第に捻じ曲がっていき……。ユーモラスな絵柄の、枚数の少なそうなアニメが本筋かと思っていたらもう一段のネタがあったのはうれしい不意打ち。って、昨年夏のティールロヴァー特集で観たはずなのに、なぜ不意を討たれるのか。 < 去年は寝てたから

観終わった後、トルンカ作品のDVD化はどこまで進んでいるのかとチェックしてみたら、「ユネスコの話」以外はすべてDVDに収録されていた。惜しい、あと1作。

8月28日
新宿YSで「迷宮キングダム」とGame Journal 12号を購入。Game Journalの付録は「壬申の乱」。マイナーゲームにも程があるという感じでよいです。かっては、これがボックスゲームとして市販されていたのだなあと思うと、ちと気が遠くなるような。

牧眞司さんの『SF雑誌の歴史 パルプフィクションの饗宴』出版記念宴会に混ぜていただく。SF雑誌と社会状況の係わりの話や、ローカル版雑誌の扱いなど、興味深い話も聞けて収獲多し。さらに、黒岩涙香訳のグリフィスを収録した本も貰ってしまって物理的にも収獲多し。ありがとうございます。

宴会後に、カラオケの偉い人のうしろについていって濃い人たちのカラオケに混ぜてもらう。パセラについてみたら、サザエさんがいたり色々あったが詳細は省略。濃い人たちにかなり手加減していただいたおかげで、楽しく歌うことが出来た。こちらもまた、ありがとうございます。ロックマンエグゼ・アクセスのOPが歌えたので大満足。

8月30日
ダンセイニ卿『夢見る人の物語』から、前半部にあたる『ウェレランの剣』までを読了。「ウェレランの剣」「バブルクンドの崩壊」「妖精族のむすめ」「サクノスを除いては破るあたわざる堅砦」などが『妖精族のむすめ』を読んだときの記憶どおりに面白いのは当然として、初訳の短い短篇も、優るとも劣らぬ出来。兄との議論の果て、幽霊の不在を示すため古い館の一室で一夜を明かすことになった物語「幽霊」のラストの展開に笑ったり、「椿姫の運命」の酷薄な最後の一行に、なるほど『ペガーナの神々』の著者だと納得したり。後半も楽しみ。表紙の接着が少し剥がれちゃったから、予備も買っとくかな。

台風の余波で風真っ盛り。玄関近くの放置自転車がすっとぶのは痛快の極み。こんな無責任な代物、もっとふっとべ。しかし、買物に行きづらいのは問題。ティッシュボックスひとつを買うために、この風雨の中に出てくってのは馬鹿馬鹿しいしなあ。

五十嵐大介『リトル・フォレスト』1巻(講談社 ワイドKCアフタヌーン)。五十嵐大介なのにドラマがあるよ!天の高みに上ったり、大地にしっかり根ざしたりなら、予想している、というか期待しているところだけど、地に足のついた話(6,7話とか)がくるとは思ってなかったんで、びっくりだ。
地に足はついても、「じがじがじがじがじが」などのいかにもな擬音があったり、102ページのような幻視があったり、従来の五十嵐大介色も健在なのは嬉しいところ。『そらトびたましい』の系列、あるいは『魔女』の系列の作品が出るのとどっちが嬉しいかと聞かれると困るけど、これはこれで読めたことを嬉しく思う。
でも、納豆はいらない。

8月31日
目が覚めたら、取手・土浦間が止まってるなどという情報が。会社に着けるんだろうかと不安を抱えつつ出発してみると案の定。ひたち野うしくで15分停車だわ、おかげで5分差でバスに乗り損ねて25分待ちだわと、ふんだりけったり。しかも、10分前に出ていれば、まともな時刻に着く電車があったらしいという落ちまでついて、まったくもってはらほろひれはれ。

『夢見る人の物語』の話。「ハシッシュの男」で、肉体を抜け出した主人公の魂は「狂気の山脈」にたどり着く。作中では割とどうでもいい部分なんだけど、ラブクラフトな感じ(逆だ!)で印象に残った。

もうひとつ。安野訳と荒俣訳の差は前にも話題にしたが、「カルカソンヌ」は印象レベルでは別の話というくらい違っていて楽しかった。文章のふくらみは、もう圧倒的に安野訳の方が上なのだが、結果的に好きなのは、乾ききった荒俣訳の方だったり。なんか説話調で良いのですよ。刷り込みはおそろしいという話。あるいは、美味いものが常に良いとは限らないという話。

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