麻雀ツアー
さて、2006年も早くも2月となりました。
今年の幕開けというか去年の末から、それまでの修羅場モードが一段落しまして、ことしは
かなり緩やかなスタートとなりました。
思えば去年は4月ころから酷いときには朝7時出勤帰宅深夜2時の休み無し半月なんてのも
ありました。・・・良く倒れなかったもんだ。会社じゃなくて自分が。(おい
一説によると、残業しまくって色々製品仕上げたはいいものの、残業代がとんでもない金額に
なったりして社内の上部で揉めたとか揉めないとか・・・
確かに年末の源泉徴収で年収見たときにはちとびびりました。
こちとら金払うから家に帰してくれと思っていたのですが、そういう考え方されるとちと
小1時間問い詰めてやりたいなどとも思いますが。
結局、「健康管理の為」ということで最近はほとんど日付け変わる前に帰宅できるので
有り難い事には変わりませんのでまあ良しと言うことで。
以上閑話休題。
という事で、早速金曜日の午後を休暇にして今年第1回目の旅行に行ってまいりました。
目的地はお隣の千葉県、外房の海岸近くにある世界で唯一の麻雀博物館です。
どの機会でこの博物館を知ったのか覚えてはいないのですが、千葉県にあると言う事もあり、
ちょっとした休みが取れれば行ってみようと思っていた場所でした。
ただ、いくら隣りとは言え日帰りは嫌なので、金曜の夕方に犬吠埼の旅館を予約して、
土曜日に博物館を巡って戻ってくる、という計画にしました。
・・・ただ、予想以上に犬吠埼まで時間がかかりました。
埼玉を出たのが午後1時。高速道路も考えたのですが、都内を抜ける部分での渋滞が
読みきれず、結局良く知っている道を駆使して一般道だけで行ってきました。
そして全く休みを取らずに運転して、旅館に着いたのは午後5時過ぎ、陽はほとんど
落ちていました。
ということでまもなく夕食。
一泊\12000だったのでそこそこのものは出てくるだろうとは思ったのですが、それが
予想以上に豪華だったんで驚きました。
![](gohan.JPG)
部屋出し+揚げものは揚げたてをわざわざ別に運んでくる徹底ぶり。
極めつけは刺身で、まだ魚はぴちぴちと跳ねておりました。
![](sakana2.JPG)
しかも平日とあって宿泊客は自分以外はもう一組のみ。
当然大浴場は貸しきり状態。まさに極楽です。
実は前日は仕事が立てこんでいて、帰宅が午前1時過ぎ、そこから荷造りなどもあって
あんまり寝ていなかったので、その日はすぐに眠りに就きました。
翌日、部屋の窓から朝焼けが。
![](inubou_asa2.JPG)
朝、目が覚めると波の音は聞こえてくるし、まさに癒される瞬間です。
そして犬吠埼から2時間、ようやく目的地の麻雀博物館に到着しました。
![](mahjong1.JPG)
到着するとだたっ広い駐車場に車の影は無く、まさにのんびり見学出来そうな予感が。
とりあえず入館料を払うときに写真撮影について尋ねると、「好きに取って構わない」との
事でした。
もともと麻雀自体は好きなんで、結構まじめに全部見て廻りました。
ただ、昔からゲームで鍛えた事もあり、符計算が出来ないので対人で打つのは滅多に無いです。
それがなんかの奇跡で数年前に社内の麻雀大会で準優勝してしまった事もありました。
その時には「符計算もできない奴が勝つなんて」と言われたりもしましたが(汗
![](mahjong3.JPG)
ここには世界各地の麻雀牌や麻雀の歴史など、まさに掛け値無しの「博物館」でした。
![](mahjong4.JPG)
もともとは紙に書かれたものから発展したんだとか。
しかも麻雀の「雀」は、牌をジャラジャラと混ぜる音が雀の鳴き声に聞こえるから、と
言う事で付けられたそうです。
ただし現在の中国では「麻将」と書くそうです。
![](mahjong6.JPG)
珍しいものでは中国で売っていたという、付属の眼鏡を掛けると相手の牌が透けて
見えると言うイカサマもの(写真の眼鏡に映る部分に注目)や、第二次大戦で戦犯となった
方々が手作りで愛用した「巣鴨プリズン牌」までありました。
ただ、今回個人的に一番びっくりしたのはこれでした。
![](mahjong8.JPG)
バンダイから出た「パーフェクト麻雀」が置いてあった事でした。
実はこれを使って麻雀を覚えていったんだと言う事を完全に忘れてました。
小学生の頃、親父がたまたま買ってきたのをよく分捕って遊んでました。
それでルールでわからない部分があると親父にその都度教えてもらうことで、
麻雀のルールを覚えていった記憶が一気に戻ってきました。
人間の記憶回路と言うのはふとした瞬間に繋がるんだということを計らずも
体験する事になりました。
・・・まぁ、小学生で麻雀を覚えるのもどうかとは思いますが(汗
ただ本来の目的は、実は麻雀博物館なら、「アイドル雀士スーチーパイ」とか
「スーパーリアル麻雀」とかも置いてあるんじゃないかと思って、それを確かめに
行っただけなんですが、それらしいものは影も形も有りませんでした。
さいごに、ふと入り口付近を見ると、張り紙がしてありました。
「麻雀は健全な娯楽であり・・・・」
さすがにそう書いてある以上、脱衣ものは有る訳無いですな。
以上、おあとがよろしいようで・・・
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