東京八百八坂
2015年に東京勤務になりました。金沢九十九坂も仕上げていないのですが、東京にも風情ある坂が多数あります。折角東京勤務になったのですから、東京の坂を回ってみようと思います。タイトルの八百八坂、もちろん八百八町から名づけました。金沢が九十九なら八百八では? と考えてのことです。もちろん808以上の坂があるでしょう。でも、東京勤務が終わるまで、と考えると100でも多すぎるかもしれませんが、とりあえず808を目安に増やしてゆきたいと思います。
対象とする坂の範囲ですが、東京都としてしまうとあまりにも広すぎます。でも”江戸の町”とすると今度は狭すぎます。東京23区、だいたい山手線の範囲を対象にしようと思います。もちろん、風情ある坂があればこの範囲にとらわれずに対象とする予定です。
千代田区
紀伊国坂
文京区
炭団坂
本郷台地から菊坂の谷へと下る坂です。炭団などを商売にする者が多かった、切り立った急な坂で転び落ちた者がいた、ことに由来するともいわれています。この坂の近くには、坪内逍遥が住んでいました。
i壱岐坂/新壱岐坂、旧弓町の坂
本郷一丁目にある坂です。東洋学園大学本郷キャンパスのすぐ横になります。壱岐坂は元は壱岐殿坂と呼ばれていて、小笠原壱岐の守下屋敷があったから、などと言われています。
壱岐坂交番前交差点から見ると、幅の広い坂道が走るが、これが新壱岐坂です。壱岐坂は東洋学園大学を挟んだ反対側、少し狭い道です。新壱岐坂は壱岐坂通りとなっていて、また壱岐坂上/壱岐坂下交差点がありこちらが壱岐坂?と思えてしまい紛らわしいですね。そして、壱岐坂交番前交差点から壱岐坂と直角に交わる坂道があります。この坂には特に名前がないようですが、ここは旧弓町だそうで、ここでは旧弓町の坂としておきます。
壱岐坂
新壱岐坂
旧弓町の坂
建部坂(初音坂)/忠弥坂/昭和第一高等学校隣の坂
建部坂(初音坂)
幕士建部氏の邸地があったことによる。また、初音の森が近かったことから初音坂とも呼ばれている。
文京区立元町公園の隣にあるまっすぐの坂である。
忠弥坂
坂の上あたりに丸橋忠弥の槍の道場があり、また忠弥が慶安事件で捕らえられた場所にも近いことで名づけられた。
坂は、崖を斜めに上り下りするように坂が作られている。比較的急な坂である。
坂、緩く折れ曲がっていて、風情ある坂道となっている。
昭和第一高校横の坂
坂の名称は確認できなかったが、建部坂(初音坂)と元町公園を挟んで反対側にある。
坂は緩く2度折れ曲がっていて、急な坂である。
異人坂
弥生2丁目の坂で、わずかに曲がっている。上部は別の坂と合流するような感じになっている。
名前の由来、坂の上に東京大学の外国人教師の官舎があり、外国人が上り下りしたことによる。
お化け階段
弥生2丁目にある階段で、途中折れ曲がっている。
なぜ”お化け”か? それは上りと下りで段数が違う、と言われている。その理由、最下段が非常に低いため上りでは数え下りでは数えないから、なのだそうだ。
坂としてみると下から見るとなぜか幅が広く、2つに分かれている。広い部分は途中で終わっているのだが、現地で見てなぜそうなっているのか、理由は不明である。
豊島区
富士見坂/日無し坂
コミック、「東京シャッターガール」第1巻の表紙の絵がこの2つの坂である。
写真のとおり、2つの坂が分かれるようにY字形になっていての右が富士見坂、左が日無し坂である。
荒川区
富士見坂
七面坂
夕焼けだんだんの隣にある坂です。夕焼けだんだんは階段なので車はこちらを通ります。
夕やけだんだん
北区
江戸坂
田端駅近くにある坂です。写真中央は田端文士記念館です。
港区
江戸見坂
汐見坂
乃木坂、欅坂、桜坂
羽村市
寺坂
羽村駅から多摩川ヌ向かって下る坂です。比較的長く、緩やかなカーブのある風情ある坂です。
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