おいしいコーヒーの正しい入れ方(おいしいコーヒーの入れ方だと村山由佳さんの恋愛小説になるためあえて)
面倒な方は下記の蘊蓄を飛ばしてペーパードリップを見てください。 

私の住んでいる田舎町は、意外においしいコーヒーが身近にあり驚いています。評判がいいとか有名だとか情報ばかり先行している場合もあります。好みですから何が良いとは言いません。何でも自分でためして決めましょう。嗜好品はオーディオと同じで受け売りになりがちです。最近サードウェイブコーヒー(第三の波)と称されるものが商業戦略的に流行ているが、美味い物は不変であり、大手チェーンの深煎り(エスプレッソ系)もひとつの流行に過ぎません。これは第二の波と言えるでしょう。要するに嗜好が多様化している現代、自分が好みのものを自分で見つける。そして基礎知識は、自分で調べるこれが大切です。

オーディオ(音楽)愛好家のためのコーヒー講座(実際指導を受けたり自分で試行錯誤による事実に基づいております)
販売店や他のページとは趣が違います。本当においしいコーヒーを飲みたい方へのメッセージです。知ったふりをすることなく書いています。
私、本人お仕着せが嫌いですから、賛否があって当然と思っています。最終判断はみなさんの好みで判定となりますが、コーヒーは有名ブランドメーカーが全てではありません。これだけは断言できます。TVで宣伝していたものが本当に美味しいと思いましたか?入れ方に左右されますが後半に出てくる入れ方でドリップしてみてください。

はじめに

オーディオを楽しむ上で大事なのが良い(好きな)音楽はもちろんのことリラックスしながら飲むコーヒーも格別です。このこだわりがゆとりを生み出し自分だけのアメニティ空間をつくり、好きな音楽がヒーリングミュージックとなるのです。おしきせに発売されているヒーリングミュージック(癒しの音楽)の中にはその要素の薄いものすらあります。自分で好きな音楽を聴きながらおいしいコーヒーを飲み、ゆったりとした時間を過ごしリラクゼーションを楽しんでみませんか。これが本当のゆとりの時間です。コーヒー通を気取らない読み物として本当にお気軽にお読みください。

良い豆を買う

出来ればスーパーなどで売っている有名メーカーの物より直接海外より買いつけしていてさらに自家焙煎を行っている店のものが品質が良い。豆の質がまるで違います。注意したいのが有名メーカーの看板を掲げて自家焙煎とか挽き売りなどと称する店です。また現在販売されている豆はアラビカ種がほとんどですが、中にはロブスター種を売っていることもあります。ブレンド用に少量用いるためなら解りますが、ストレートコーヒーであったので疑問に思いました。しかしこれは嗜好品ですから余計なことですが。店の良し悪しの確認法で意地悪な確認方法ですが、生豆(主に青白い焙煎前の豆)で分けていただけますかと確認して、にこやかに良いですよ!と,言う店ならば自信がある証拠です。そのような店なら色々良い意味でうんちくをきっと聞けます。またブルーマウンテンや特定のメーカーでのみ栽培しているものが最高などと言っているような店では、一般の通気取りの人と何ら変わりありません。稀少な種類のコーヒーは、あまりおすすめできません。稀少ゆえ高価であっておいしいものは英国王室御用達で 、私たちが入手できるのは、それよりランクが落ちるものです。だからそれほどおいしいものではないと思います。ブルーマウンテンはブレンドの必要が無いほどバランスのとれた豆です。ブレンドでそれを超えることも可能かも知れません。しかし現実的には他の銘柄で品質の良い最高級品を求めた方が当たり外れが少ないと思います。コロンビアの選別等級最上位スプレモやブラジルのブルボン種でさえ100g400円前後で入手出来ます。もちろん焙煎の良し悪しでも美味さが大きく変わることも忘れてはいけません。ストレートの品質の良い豆を自分でブレンドするのも楽しいと思います。手間が掛かりますがコーヒーはさほど高いものではありません。缶コーヒーの方が高いです。手軽さと手間ひまの問題です。焙煎したばかりの豆の状態では、一ヶ月くらいはよほど条件が悪くなければ保存可能です。私はいつも一ヶ月分買い置きしています。尚、マンデリンを飲めばその店がわかるなんて思わないでください。判るまではそれなりの事が必要です。それこそ本当の専門店では、見抜かれてしまい恥をかくのは自分です。

この豆は「コロンビアスプレモ」やや大きめの豆.、左が焙煎前

めんどうでも自分で豆を挽く

使う毎に自分で豆を挽く、出来ればミルは電動のカッタータイプより手動で大変疲れるますが砕くものが良いと思います。店で挽いてもらった場合は出来るだけ早く使い切らなくてはなりません。良い店は100g単位で売ってくれます。店が遠かったり忙しいときは、多めに500gぐらい購入して豆のまま冷凍保存しましょう。使う分だけその都度挽けば、結構おいしいく長い期間飲めます。尚、解凍の必要はありません。


疲れる手回しミル、しかし砕いた豆は良いと思って今まで使っていました。正しくは安い刃物で切った豆とは違うということだけでした。


ペーパードリップの方法
ポイントは、1器具、紙の折り方、2蒸しのタイミング3、お湯の注ぎ方
出来上がるコーヒーは、香りと味(苦みと酸味)のバランスのとれた、飲んだ後の余韻が楽しめるものです。

今までネット上の情報で疑問を持った方は一度お試しください。

ここからが新規掲載です。何しろ始めたころは、ダイヤルアップで写真も大きく出来ませんでした。今では大きな写真が掲載出来ます。

器具の選定

ドリッパーと濾紙は必ず同じ銘柄にします。不適合の紙では隙間が開き上手く抽出、出来ません。湯を注ぐのは普通うのやかんでも構いません。

1つ穴2つ穴3つ穴とありますが、大きな穴のカリタの陶器製の3つ穴が雑味が出ないのでお勧めです。1つ穴2つ穴は抽出に時間がかかってしまいます。良く構造を見ておいてください。上から下に流れるお湯で抽出されるだけでなく脇からのお湯も下に集まる構造です。これはお湯を注ぐ時の説明に書きます。
ひとつ穴の小さな穴から抽出して大切なお客さんを待たせてはいけませんね。
ペーパードリップの三種の神器です。
説明書に書いていない紙の折り方です。簡単ですのでぜひ覚えてください。
まず底の部分をしっかり折ります。軽く指でしごくと良いです。
脇の部分を矢印方向に折ります。
ここまでは説明書とさほど変わりませんね。
ここからがポイントです。底の角をつまんで脇をしごきます。
反対側も底の角をつまんでしごきます。
そうするときれいな円錐に仕上がります。
ここでようやく同じ銘柄カリタ102である意味がお分かりいただけたと思います。そうですぴったり合わないもので良ければ紙も曲げ方もロトもこだわる必要がありません。

注意!ここで挽いたコーヒーを入れるのではありません。
ここでは形状確認の参考までです。

このような折り目のない形にします。
これがペーパーの準備完了状態です。
豆を挽く準備です。適当な量ではなくきちんと計ります。
基本10gですが2杯いれるなら3杯分。4杯入れるなら5杯分に増量するのもお勧めです。お試しください。

一人分10gを軽量メジャーですくうとこれくらいです。
予め風袋引きしてありますが中身は10gです。
ですから計る必要はありません。
ナイスカットミルは、中挽きのやや荒挽き目がおすすめです。このミルは2万円前後とやや高めですが、名前がカットですが、挽く構造です。一応業務用です。手回しのミルで挽く場合、物によって挽き具合が違いますので適宣調整してください。
ペーパーフィルターを片手に持ちます。
挽き粉を入れます。やや荒引きでは、こんな感じになります。
両端の折り目をつまんでロトに落とします。
粉の重みで底がぴったり合うのです。
お湯は素早く全体に注いでむらします。この素早く注ぐのが練習が必要な部分です。チョロチョロ注いでいたのでは、注いでいる間にむらしすぎになります。底に落ちているコーヒーの量とペーパーの濡れ加減(上まで染みていない)が目安です。下に数滴落ちたら、むらしのお湯は十分です。
むらすのは時間ではありません。
一度大きく膨らんでしぼみ始める程度のわずかな時間です。
中央より上にくぼみが見え始めていますがこれがむらし完了の合図です。
むらしている間にこれだけ落ちました。
ここからがチョロチョロはさらに禁物です。
中央めがけて注ぎましょう。円は底の部分より小さくてで十分です。真中に穴があかない程度に気を付けます。
中央に注いでゆくと周囲が盛り上がってきます。その山を崩さないように注意しながら注ぎます。これが脇から流れるお湯で抽出される美味しい部分になります。
休まず注ぎつずけます。
泡立ってきます。この泡を下に落としてはいけません。
終わりに近づくと中心の穴が気になりますが周囲に注いで絶対に崩さないようにします。崩すと泡が落ちてしまいます。
この泡を落とさずに素早くかすを捨てます。
写真取りながらなのでちょっとタイミングが悪いですがぎりぎりです。
この泡が落ちたのと落ちないのでは味が確実に違います。
きっちり4杯分の抽出です。濃いと思ったらお湯で薄めてください。薄いのが好きだからと豆を減らすことは避けてください。
もうこの時点で部屋中コーヒーのアロマが広がっているはずです。
大き目カップでは、4杯分抽出しても3杯分と思った方が良いでしょう。

サイフォン式

淹れ方は誰がやっても比較的上手く行きますが、経費が掛かりすぎるのと洗うのがめんどうで最近使いません。コツはあまりかき混ぜないことです。サイフォン式でもドリップ式と同じように蒸らし(湯が上がった時点で下から蒸らされる)で大きく膨らむので、かき回すのはよくない。まんべんなく蒸らされたあと少しだけかき回してください。そのあと火を消すだけです。その辺の喫茶店の淹れ方はあまり見本になりません。ガチャガチャかまして煮詰めています。サイフォンの美しさに見とれて美味しいと思ってしまいます。

ネルドリップ

ネルの購入が難しく、さらにテクニックが必要であまりお勧めできません。専門家にお任せしたいものです。特別に指導を受けられる店が近くにある方はしあわせです。職人芸を盗み見るのは不本意ですが、ここでは、ある程度の見よう見真似は必要です。

香り、こく、味はあくまでも好みです。どこかオーディオに通じます。だからあえて銘柄による自分のティスティングは公表できませんが、好きな銘柄は ブラジルブルボン、シモサカボルボン、グアテマラSHB、コロンビアスプレモジャーマンメリノ、モカハラーなどでストレートでおいしければブレンドの必要はないと思います。ブレンドで補う必要がないのです。焙煎の浅いものは酸味があり深いものは苦味が強いです。砂糖とミルクは遠慮しないでどんどん使いましょう。自信を持って使って良いことです。コーヒー通は砂糖を使わないというのは俗説に過ぎません。おいしいと感じる甘さで楽しんでください。コーヒー嫌いの人は、無理して苦いコーヒーを飲んでいないでしょうか。ちなみに良いコーヒーはさらっとしていて飲んだあともかなり長い時間、コーヒーの良い香りが口の中でつづきます。悪いものは泥水のような感じがあります。常に甘い甘い缶コーヒーを好んで飲んでいる方でも、淹れたコーヒーを飲むときは遠慮してそのまま飲んでいます。通気取りの方ほど、せっかくのコーヒーが台無しになるなどとうんちくを並べ用意すらしません。 良いコーヒーは砂糖やミルクに負けるものではありません。薄いコーヒーを好む方は、お湯で薄めてください。豆を減らしたり、ドリップするときお湯を多くしたりはしないでください。抽出時間で加減出来るようになるまでは相当の訓練が必要です。

更なる追求。良い水を求めて

最近の水道の水はあまり美味しくありません。まずい水では100%コーヒーのうまさを引き出せません。かといって井戸水では危険です。我が家より150km以上もはなれたところに良い水を無料で汲めるところがありました。こんこんと涌き出る量は凄いものです。日本の名水100選ではありませんがそれ以上だと認めます。山形県は鳥海山に程近い八幡町で汲みにくる人が多いにもかかわらず、それに負けない量が湧き出ています。そんなに順番を待たないで汲めます。日本茶や紅茶それにご飯もおいしくなります。
山形県飽海郡八幡町
                                                   (ゆりんこ入り口)

お奨めのコーヒー店紹介

あくまでも好みの問題ですが・・・・・・
幸いにもこの様に色々な店を楽しんでいます。

特徴

場所

 
   
香りとコクは私のお気に入りです。
キューバ、グァテマラがお勧め
宮城県遠田郡涌谷町新町64
電話
本店
0229-43-3701
みずむら氏系
銀座の某専門店20年の実力。ネルドリップで淹れてくれます。
テクニックはは一見の価値あり
焙煎は埼玉の工場でみずむら氏
シモサカ工場のブラジル(ボルボン、ピーベリーなど)
クイーンエリザベスNO9復活
グァティマラなどの深入り3番、5番も楽しめます。
宮城県桃生郡河南町須江
電話0225-73-2827

私の責任で紹介しています。各店の営業方針になんら関係ございません。
尚、味や香りは好みですから、評価は書いていません。もちろん書く権利もありません。