計算機センター

SEDは黙してAWKを語らず

IRUKA


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設備内容

現在,橘心女学院の計算機センターの設備は次のとおりです.

Hewlett-Packard HP-UX

橘心女学院のWebサーバーです. yavが, BIGLOBEから 5Mbytesレンタルしています.

IBM-PC/AT互換機 rei@bw.oersted.co.jp

yavが会社で主に使用しているIBM-PC/AT互換機です.
MS-Windows98 と FreeBSD 2.2.6がインストールされています. 仕事のSony PlayStationのソフト開発と, 橘心女学院のWebページの整備に使用.

NEC PC-9821Nx lily@bw.oersted.co.jp

yavが私的に使用しているPC-9821ノートです. MS-Windows95がインストールされています. 現在その主要任務を後述sakuraに譲り渡し, 退役しました.

NEC PC-9821Nr166/X30F sakura@bw.oersted.co.jp

前述 lilyの代りにすべく調達された PC-9821ノートです. MS-Windows95がインストールされています. WWWアクセス, E-mailのやりとり, BBSのアクセス, それに,橘心女学院のWebページの整備に使用しています. それともちろんWindowsのゲームをプレイするのも 重要の用途のひとつです.

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Internet 作法

1. はじめに

1.1. 大切なこと

Internetという社交界には, ネチケットというマナーがあります. きちんとマナーを心得て, お互い心地よいInternet Lifeがすごせるようにしましょうね!

まず,次のことを忘れないようにしてください.

自分と他人は違う

私と貴方では,年齢, 性別, 国籍, 母国語, 思想, 宗教, 文化, 習慣など いろんな点で違いがあるはずです. Internetにアクセスするための環境だって 私と貴方でまったく同じということはないでしょう. 大切なのは. この自分と他人は違うという事実を認めたうえで, 円滑なコミュニケーションができるように配慮するということです.

1.2. 嫌です

こういった考えは私の考えであり, 世の中には違った考えの人もいます. たとえば, 世の中の多くの人は MS-WindowsのInternet ExploderでWebにアクセスしているから, MS-WindowsのInternet Exploderでだけアクセスできればいい. という考えの人もいます.

もちろん,そんな考え方を否定するつもりはありませんし, 私の考えを押しつけるつもりもありません. 自分と他人は違うのですから. ただ,そのような考えの方々にちょっと考えていただきたいのは,

いつまでもメジャーだと思うなよ

ということです. かつて MosaicというコトバがInternetの代名詞 となっているような時期がありました. TV番組でInternetの紹介をする場合には必ずMosaicでWebアクセスしてました.
それが今はどうなってますか?

もし貴方が MS-WindowsのInternet Exploderでアクセスするのが常識だよ なんて思ったとしてても, それは貴方の今の常識にしかすぎないのです. 時とともに常識は変わります.
考えてほしいのはそういうことです.

2. Web 作法

2.1. ホームページとやらを作ってみるか

もし貴方が一念発起して, 「よぉし!私もホームページを作って世界に情報を発信するぞ!」 (なお,これは恐ろしく俗っぽい表現で間違いだらけです. 詳しくは すみけん リソース! を参照) ということになったら,どんな点に気をつけたらいいでしょうか?

2.2. その内容は?

まず,その公開したい情報の内容について考えてみましょう. 私の個人的な意見を言わせてもらうならば, どんなクダラナイ内容でもいいじゃないか! と思います. くだらないことなのかどうかは情報の受け手側が判断することです. 人の価値観なんて十人十色. そんなに気にしなくてもいいんじゃないかと思います.

だからといって, わたしHなこと大好きだから,Hな写真をどんどん公開しちゃえ! というのはちょっとひかえたほうがいいかなと思います. なぜなら,Internetを使ったWorld Wide Webでの情報公開は 公共の場に等しいというのが現在の多くの人の見解だからです. 市役所や駅の掲示板にHな写真を貼り付けたら, 猥褻物陳列罪で逮捕されてしまいます. WWWでもそれと同じように考えたらいいのではないでしょうか?

2.3. 誰に情報を公開したいの?

次に気にとめといてもらいたいのは, いったい誰に情報を公開したいのか という点です. つまり対象を把握しておくということ. (もちろんほとんどの場合具体的な相手を特定することは不可能ですが.) この点をキチンと把握しておくとWebページを作成するときに役立ちます.

たとえば, MS-WindowsのInternet Exploderを使っていてこんなバグを発見したけど, こうすれば問題なく使えるよ! などという情報を公開したいとします. こんな情報を必要とする人は, まず MS-WindowsのInternet Exploderを使ってる人に間違いないでしょう. だったら, そのページを MS-WindowsのInternet Exploderでなければアクセスできないように作っても, さほど問題にはならないでしょう. (もちろん,使ってる友人に教えてあげようという場合は問題ありますが.)

もちろん,こういった場合はかなり特殊なケースです. 通常の場合は, クラッシック音楽が好きな人に公開したいなどといった およそ相手のコンピュータ環境とは関係のないものになるはずです.

2.4. できるだけ多くの人に公開したいときには?

それでは,できるだけ多くの人に公開したい場合にはどうしたらいいでしょうか? それは, 派手なことはするな! できる限り,オーソドックスにまとめろ. という点につきると思います. 具体的にはWebブラウザ依存のタグや属性を使うなということです.

こういっても,最近はWebブラウザ統合型のHTMLエディタで HTMLを作成する人には何のことだかさっぱりわからないと思いますので ちょっと具体的に説明しときます. Webブラウザ依存のタグや属性を使わないということは, どのWebブラウザでも使えるものだけしか使うなということです. そういったものは,だいたい次のとおりだと思います.

せいぜいこれぐらいしか使うな!と言うことです. 簡単に言えば. これぐらいと言いましたが, これだけでもけっこういろんな表現ができます. 橘心女学院でも使用しているのもほとんどこれぐらいです.

2.5. フレーム! 狭いの恐いの...

ところで最近結構見かけるのが, これでもかとフレームを切りまくったWebサイト. まあ,それは貴方が1600x1200とかの広い画面を自慢したいのは わからないでもないですけど, 私のノートPCは640x480の画面なんですよね.はぁ... さらに凶悪なことに, スクロールバーをつけることすら許してくれないもんだから ううぅぅ... 私みたいな貧乏人はあっちいけ!シッシッ! ってことですね. しくしく.

まあ,新しいもの好きな人は飛びつきそうなこのフレーム機能ですが, 一度冷静に判断してください. 果たしてほんとうにフレームを使うしかなかったのかどうか?

2.6. 派手派手は必要?

それでも,もっと派手で目立つ表現をしたいというときには, ほんとうにそうしないと相手に意図が伝わらないものか? ということを考えてください. よく考えた上でそうだとしたら, ためらいなく使ってください. (それ以外に術は無いのですから,ためらう必要などないはずです.)

たとえば,画像とかがいい例になります. こんな絵を描きました.見てください. なんてときにはいくら言葉で表現しても その絵の内容を伝えるのは困難です. そんなときには, 間違いなくインライン画像(IMG)を使用すべきでしょう.

私がおすすめできないと思うのは過剰な装飾だけなのです. 例えば,背景画像として100Kbytesもある画像を用意しといて, あまつさえ, その画像が表示されないとテキストと読むのも困難になる ようなページ作りだけは勘弁してほしいということです.

2.7. じゃあ,見栄えを捨てろというのか!

それじゃあ, Webページの見栄えをコントロールする手段を破棄しろというのか? という意見を持つ方もあるかもしれませんが, そんな人に私は言いたい!

そのとおり,見栄えのコントロールはあきらめてください!

だいたいWebでやりとりされるHTML文書というのは, リンクなどの要素を持ったハイパーテキストを記述するためのもので, 見栄えを制御するためのものではないのです.

それに,見栄え見栄えと固執する方に問いたいのは, ほんとに見栄えに固執してますか?ということです. もし貴方の作ったHTML文書が製本されて出版されることになるとしたらどうですか? たかだか 4096x4096ピクセル 100dpiだけを前提にしてませんか? 組版のプロフェッショナルな世界からすれば, 恐ろしく稚拙な環境だけを前提にしているのかもしれませんよ. そんな組版とかの私とは遠い世界のことをいわれても... などと思うかもしれませんが, コンピュータの技術の進歩は速いものです. 10年前には, 640x200ピクセル フルグラフィック 8色だよ,すげぇーじゃん! と言っていたのです.

これは極端な話となってしまいましたが, それでも, ディスプレイカードを替えて, 1600x1200ピクセル表示にしたもんね! というときに, あ!? なんかオレのページって縮こまってダサダサ! なんてことはありえる話です.

2.8. それでも見栄えにこだわるなら

こういったことを考えて,なおかつそれでも見栄えにこだわるとしたら, スタイルシートを使って それこそとことんこだわってください!

これが現状での, たった一つの冴えたやりかた です. たとえ, MozillaもIEも不完全なサポートでしかないという問題点はあるにしろ, これ以外に選択肢はないのです. もし貴方が見栄えにこだわるような人であれば, 特定のWebブラウザが勝手に拡張した仕様のように 不完全なもので満足なんてできないはずです.

というわけで,

スタイルシートノムスメ

3. E-mail 作法

以前,E-mailを初めて使用する友人にアドバイスしたことがあります. ここにその内容を紹介しておきますので, 参考にしてください.

技術的な面については, RFCなんとかという文書によってその仕様が決められてます. で,それに従わなければなりませんが, これについはまともなメーラーであれば その仕様にのっとったメールデータを配送するはずなので, エンドユーザーが心配することではありませんし, エンドユーザーが知り得ないことでもありませんから, それほど気にすることはありません. あえて言うなら, 社会的に認められたメーラーを使うようにすれば問題ないでしょう.

技術的でない面については, 基本的に通常の郵政省メールを使う上でのマナーが参考になると思います. つまり,いきなり初めてメールするひとに あまりにもなれなれしく語り掛けたりするのはちょっと失礼なことかな? と思います. といっても,手紙や葉書のように

拝啓,夏の日差しも多少和らぎましたが,依然残暑厳しきおり,
いかがお過ごしでしょうか?

などのような形式的で無駄な文章はヤリスギだと思います. E-mailに限らずインターネットの各種サービスは, 途中のサイト同士の間でデータがリレーされてるので, 無駄なデータの中継は,どんどんどんどん無駄になってしまうわけです. だから,そんな無駄をできるだけなくしたほうが効率がいいので, できるだけ無駄なデータをなくしたほうがよいという 合理的な考えが支配しています.

(たとえば,貴方が私に送ったメールは, ODNのメールサーバから国内のいくつかのサーバを手渡しされて, たぶん太平洋の海底ケーブルを通って, いったん合衆国のbigfootのメールサーバに到着し, それからたぶん逆のルートを通って 私のBIGLOBEのメールサーバに届いているはずです.)

こういった考え方が多いので, Outlook ExpressのHTMLメールがデフォルトってのは嫌われる わけです. (たった3行のデータが20行の長いデータになったら, それを配送する手間だって増えると思うでしょ?) ですから, あまり失礼にならない程度で, できるだけ簡潔でわかりやすい内容のメールが好まれてます.

それから,頭に入れといて欲しいのは, メールを受け取る人と貴方の環境はけして同じではない! ということです. たとえば貴方がWindows95でNetscapeのメーラを使ってるとしても, 相手がそうだとは限らないということです. 極端な話,自分のマシンで外字を定義してにこにこマークを作ったとします. で,メールにそのにこにこマークを入れてしまったら, 相手はたぶんそんなにこにこマーク外字は定義してませんから, 「を?なんだ,この字は?読めんぞぉ!」 ということになるわけです. もちろん,これは極端な例ですけど, たとえばローマ数字(I,II,III,IV)とかは, 正式に規格化されてるわけではなく, 機種依存文字となっていて, 貴方のマシンで表示できるからといって, 相手のマシンでも表示される保証はないということです.

この機種依存しない文字かどうかを判断するのは, その手の話題にうおい人にははなはだ厳しい問題だと思います. それでもアドバイスするとするなら, 半角カタカナは絶対に使用しないで, 使用するなら, 半角アルファベットと数字および特殊記号(ただし,半角の円記号('¥')は使うな!), 全角ひらがな,全角カタカナ, あまり難しくない漢字(正式にはJIS第1水準およびJIS第2水準の漢字) といったもんだと思えばよいでしょう.

それから,これは内容には関係ないのですが, 念頭においておかなければならないことに, E-mailは全てちゃんと配送されるとは限らない! ということです.

日本の優秀な郵便システムに慣れてる身には, はなはだ不思議に写るかもしれません. しかし, E-mailはInternetのサイトからサイトへリレー配送されながら配送されます. もちろん,途中のサイトはキチンとメールを配送するように 全力を尽くしてるはずですが,それは義務ではありません. つまり, (メールを配送してるときに停電しちゃったりとかの) どうしようもない事態が発生したら, そのメールはサックリ捨てられるかもしれないということです.

つまり, 私はメールを出したから メールはちゃんと届けられて, 相手は呼んでるハズという思い込みをしてはいけません. どうしても相手が読んだことを知りたかったら, 「ちゃんと読んだら返信してね!」 との旨付け加えて返信を確認することが重要です.


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