情報公開条例アンケート結果

あなたのまちの情報公開条例は？

9月に調査し、市民オンブズ千葉県連絡会議の総会で発表したアンケート結果を簡単に報告します。
実際のアンケート結果が欲しい方は市民ネットワークまでご連絡ください。

	アンケート結果
	～いくつかの視点から

　本格的な情報公開時代にはいりましたが、今回のアンケートは情報公開法施行後だったこともあり、80市町村のほとんどが、条例を改正、新条例の施行、施行を予定して準備中など情報公開に向けた前向きななんらかの姿勢を示していました。準備中は酒々井町、印旛村、本埜村、山田村、干潟村、蓮沼村、松尾町、芝山町、睦沢町、長柄町、長南町、夷隅町、大原町、岬町。

　しかし、6つの市町村（下総町、栗源町、山武町、横芝町、長生村、大多喜町）では、予定もなく未施行であり、その行政区に住んでいる住民は知る権利がなく、行政の説明責任が担保されていないことになります。一日も早い条例の制定が望まれます。

「知る権利」、「説明責任」の文言では、知る権利という言葉を使っているのが、32市町村。使っていないのは、28市町村。説明責任は４７の市町村が使っていました。使っていないのは14市町村。
情報公開の今後の課題とされる出資団体を含む条例がすでに２町、白浜町と野栄町。また努力義務としているのは２５市町村ありました。
情報公開条例を使って請求する事のできる人の範囲では、「何人も」と「実質的には何人も」を合わせて、２３の市町村であり、やや公開性が低いといわなければなりません。
取った情報についての適正な使用、乱用禁止はそれぞれ５０と１６市町村。こういう文言に力を入れるより先にすることがあるのではないかと感じました。もちろん、情報公開請求する側の常識が前提となります。
条例施行以前の情報については?　多くの自治体ができるだけ公開しようとする姿勢を出している中で、以前のものは対象外と言い切っている自治体が少数存在するのは問題であり残念なことです。対象外としているのは、八日市場市、木更津市、関宿町、光町、富浦町、富山町、三芳村、天津小湊市などですが、この設問にたいし無回答のところもあるため、正確な数字ではありません。無回答は　野栄町、白浜町、千倉町、丸山町。
閲覧手数料は最高が１件３５０円で、富浦町、富山町、鋸南町、三芳村、白浜町、千倉町、丸山町、和田町、天津小湊町と安房郡の９市町村が横並びの高料金となっています。
３００円は館山市、習志野市、流山市、佐原市、佐倉市（市内個人は無料）鴨川市、君津市、神崎町、大栄町、小見川町、多古町１１市町村。
２００円は木更津市、八街市、九十九里町、白子町の四市町。
１００円は千葉市、四街道市の２市。
一方、無料は銚子市、市川市、船橋市、松戸市、野田市、茂原市、佐倉市（市内個人のみ）成田市、東金市、八日市場市、旭市、柏市、勝浦市、市原市、八千代市、我孫子市、鎌ヶ谷市、富津市、浦安市、袖ヶ浦市、印西市、白井市、関宿町、沼南町、富里町、栄町、海上町、飯岡町、光町、野栄町、大網白里町、一宮町、御宿町の３３市町村で多数派となっています。
ちなみに県も無料。
今回のアンケートでは、条例以外の会議の公開や市民参加についてもたずねました。
多くの市町村がホームページを持っており、持っていないところは少数です。
個人保護条例については、３３の自治体が持っておらず、準備中は８市町村でした。