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 ★たった一人の反対討論

 委員会が昨日終わり、千葉県議会は山場を越えました。
 堂本さんは風邪気味のスタートでしたが、終わりに近付くほどに絶好調。ソフトなようで、実際には、血清研究所の廃止、モノレールの見直しなどにはてこでも動かない鉄の女の側面を見せました。18日の最終日には昨年の決算の承認、補正予算案、議案、請願の採決、意見書案の採決が行なわれます。
 自民党議員と警察本部の合作で、暴走族追放条例が上程され、すべての議員が賛成する中、わたしは反対討論を行ないます。何故?と思われる方もたくさんおられるとは思います。もちろんわたしも、暴走行為を容認しているわけでは
ありません。でも、排除の論理では本当の問題解決はできないと思いますし、条例の実効性、必要性に疑問があるからです。いま、最終日の討論を準備しています。

 ★千葉県議会改革その後

 春に始まった議会改革ですが、各会派から項目を出し合ったまま、あまり進んでいません。でも、来年の3月議会に予算委員会を作る方向でプロジェクトが作られました。私はオブザーバーですが参加します。また、私が指摘した議員厚生会(野球部とか、ゴルフ部とか囲碁将棋、歴史探訪クラブなど)への補助金の見直しが行なわれ、廃止が決まりました。一番肝心な質問回数を増やすことについては、まだ、進展していません。議会の情報公開条例も今議会に上程されました。公開度は日本一とはいきませんが、使いながら良いものにしていってもらいたいと思っています。

 ★平和の実現のために自分たちにできることを…

 同時多発テロとアメリカの報復戦争はイスラエルとパレスチナの戦争激化を引き起こしました。昨日は、どのニュース番組でもアメリカが公開したビンラディンのビデオを放送していました。今、丁度日本でタリバン以後の体制作りの会議が行なわれており、出席のアフガニスタンの人たちが出演していましたが、テープの感想やアメリカの攻撃についてインタビューを受けた人たちが、当然のことながら一様に微笑みのかけらもなく答える様子が印象的でした。
 しかし考えればこれほど、アフガニスタンという国が日本に紹介されたことはありませんでした。ある哲学者が述べていたようにテロ以降、世界はイスラム社会の存在を強く意識せざるをえないことになりました。あまりイスラム社会の情報が入らなかった日本でも多くの人がイスラム社会を意識し始めたと思います。
 問題の根は深く、長い時間の経過があります。世界平和なしに自分たちの国の平和もありえないことを狭くなった地球の中で、たくさんの人たちが感じ、平和の実現のために自分たちにできることを考えています。
 同じ今日、アメリカはロシアとの間で結んだ弾道弾迎撃ミサイル制限条約からの離脱を表明しました。世界全体の安定、平和の観点からすれば、望ましいことではありません。世界は危ういバランスの上に成り立っているのだと思います。

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