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 ★『住民が選択した町の福祉』鷹巣町では今

 もっと女性を議会に送ろうという「全国バックアップスクール in 秋田」が大潟村で行なわれ、来賓として出席しました。大潟村は大規模農業を目指して全国から入植した人たちが頑張っている村です。昨年女性村長が誕生しました。その会議の翌日、『住民が選択した町の福祉』という羽田澄子さんのドキュメンタリー映画を観て以来、一度は訪れたかった鷹巣町に、20人の有志で向かいました。
 鷹巣町では、300人の若者が福祉の仕事に従事しています。主な舞台はケアタウン鷹巣(デンマークをモデルにした老人保健施設)です。
 その中に新しくできた補助器具センターを見ての最初の印象は、これが同じ日本なのかということ。その人の体に合った補助器具を作り、町が買って貸し出します。カラフルな車椅子が30台以上も並んでいました。住宅改造のモデルもあり、手すりの位置がその人にとって、どの高さが一番いいのかを測る道具もありました。関心のある人に一度は訪れて欲しい鷹巣です。
 全国からの視察がひきもきらず、まちでは、通過する人ではなく、必ず1泊してくれる人を優先に視察を受け入れています。
 全国の評判を呼ぶ福祉の先端を走る鷹巣ですが、映画の中にもあったように今でも町長と議会との関係は大変のようです。この3月には日本でもはじめて、施設や病院でお年よりを拘束することなどを禁止した条例を制定しましたが、12対11の採決状況だったといいます。しかし、圧倒的な町民の支持に支えられて3期目町長選挙を対抗馬なしで当選した岩川町長は強いのです。鷹巣の福祉は結局この町民の選択によって作られたものなのです。福祉だけでなく児童公園作りや町営の山小屋改築などの10を超えるプロジェクトが住民のワーキンググループで計画から施策の実施まで行なわれていました。
 全国から集まった市民派女性議員の視察団に対し、夜の食事に付き合ってくれた町長はちょっとお疲れのように見えました。がんばれ、岩川さん、そして鷹巣町の皆さん。
 私たちも自分たちのまちで鷹巣をお手本に頑張りたい。

 ★やっぱりいいね。混合名簿

 磯辺四小で入学式があり出席しました。
 今年の新入生は25人。もちろん1クラスです。そして、参列は男女が一緒。これまでは、どんなに人数が少なくてバランスが悪くても男女が左右に分かれていました。名前も男女混合で呼ばれ、ごくごく自然な感じがいいなあ、と感じられました。
 思えば15年位前、運動会でも卒業式でも男女別、男子が先というやり方に疑問を呈しても同感してくれる人はあまり多くはありませんでした。最近は男女共同参画社会基本法ができ、強固な男女の役割分担意識も変化し始めています。
 昨年秋、堂本知事が県教育委員会に対して積極的な働きかけを行い、そのことが身近な磯辺四小の男女混合名簿実現につながったことをとてもうれしく思います。

 

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