| HOME | 議会 | コラム | プライベート | JAZZ WORLD | ひとこと日記 | おたより |


BACK  2002年11月15日号  NEXT


  ★遠い問題ではなく

 イラクが国連の査察を無条件で受け入れることになり、一旦戦争の危機は回避されましたが、イラク側は査察の名目でフセイン政権打倒のためのスパイ的情報収集などがあれば、査察に対して条件をつけざるを得ないといっており、アメリカはイラクが国連査察を妨害するようなことがあれば、武力行使に踏み切る可能性を明言しています。事態はまだ、予断を許さないものがあります。
 反骨の知識人/ノーム・チョムスキーだけでなく、アメリカの外交政策に対する大きな疑問がいろんな人から出されるようになってきました。これまでは、専門家にまかせてきた外交、平和の問題も私たち市民のテーマになってきました。地球は狭くなり、あそこで起こった事はここでもやがて起きることだからです。 

 ★画期的な情報公開推進委員会

 昨日は千葉県情報公開推進委員会の2回目が開かれ傍聴してきました。千葉県は情報公開の請求件数が他の都道府県に比べて多く(件数の数え方にも問題はある)、不服申し立てが他府県より2桁多い1万件を超えとどこおっています。新たな不服請求は審査されるまで時間がかかりすぎ情報不公開条例のような実態になっています。そこで、堂本さんが掲げる情報公開の先進県千葉を実現するためにこの委員会が作られました。画期的なのは市民オンブズマン千葉県連絡会議の代表や、これまで情報公開を求める市民の運動を支援してきた弁護士などを委員にすえ、問題の解決をはかっている事です。フロアからは大量請求者を自認する人から意見が述べられる、資料も配られるなど従来のこうした諮問委員会とはまったくちがう進め方であり評価できます。
 次回は1月の半ばになるようですが、皆さんも傍聴してみませんか?

 ★あきらめないで… 千葉県男女共同参画促進条例

 12月議会は11月27日から始まります。読売新聞の記事によると自民党は千葉県男女共同参画促進条例を3月議会まで継続にして最終的には廃案にする意向だとか。まだはっきりはしませんが、そんなことが通れば、都市部の千葉県民は嫌気がさし、住みつづける意欲を無くすかもしれません。『やっぱり千葉だねえ』、『もう失望しました』などの声が私のところにも寄せられています。でもそうではありません。あきらめないで声を出しつづけていきましょう。決して自民党の人たちが無理解で、全員が家父長的価値観に染まっているわけではありません。幸せのあり方についても人はそれぞれの持論を持っています。
 最近福祉の分野で「当事者主体」ということがいわれます。障害者のための施策は障害のある人たちに考えてもらった方が結局効果的で無駄のないものになるということです。それと同じことがこの条例にも言えると思います。多くの女性たちが忙しい時間を割いてこの条例作りに参加し、見守ってきたこの1年半への尊重の気持ちは自民党の皆さんにももっと持っていただきたい、女性の中にはこういう人もいるじゃないかというような批判でなく、社会的なルールとしての条例作りであることを考えれば、当事者としての女性たちが主体的に参加し、時間をかけたことへの尊重の気持ちがあってしかるべきだと思うのです。

BACK   NEXT

 

| HOME | 議会 | コラム | プライベート | JAZZ WORLD | ひとこと日記 | おたより |