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 ★自爆テロその後

 テロ、そして、アフガニスタンへの武力侵攻以来、マスコミが伝えるところによると、アメリカで作られる法律は市民社会の自由度を脅かすものになりつつあります。たとえば、これまでも認められていた盗聴が個人のメールなどさ
らに広範囲に可能となり、テロ関係者の資金源を絶つためのマネーロンダリングの規制が強化されました。
 日本でも、テロ対策特別措置法とともに、自衛隊法の改正が行なわれ、防衛庁長官が「防衛秘密」を指定し、それを守るべき国会議員や新聞記者などに、漏洩した場合の罰則が課せられることとなりました。一面では当然の措置です
が、市民の基本的人権を侵す可能性があることを認識した上での改正ではなかったと思います。国会での論議も十分でありませんでした。
 かつてアメリカの原子力政策推進をめぐって、誰かが述べた言葉を思い出しました。
「原発と市民社会は両立しない、原発の安全性を保つためには厳重な秘密保持、警護防衛などが不可欠になるが、その結果、反対運動などに参加する市民、周辺に住む市民の基本的人権を軽視するものとなる、国家秘密と自由な市民社会
は両立しないからだ。」
 世界のどこで戦争が起きても、それが無関係な国は存在しません。アメリカの同時多発テロで、貿易センタービルで働いていた人たちは80カ国に及ぶといわれ、それほど地球は狭くなりました。
 戦争と市民の人権はもっとも相反するものです。
 空爆の中で、厳しい冬を目前にしているアフガニスタンの子どもや女性たちを思うと一日も早い戦争状態の終結を願うものですが、終結は地球市民全体のためでもあると思います。

 ★設立しました。 『自分らしい地域生活支援研究会 』

 10月25日、堂本知事を来賓として迎え、参加者70名ほどで、設立の会が行なわれました。高齢者、障害者、障害の種別などを超えて、文字通り、自分らしい地域生活を実現するために、千葉県政、特に堂本知事に政策を提言していこうというもので、呼びかけ人は池田徹さん。小規模デイサービスの千葉県連絡会議の代表でもあり、特別養護老人ホーム「風の村」の理事長、そして、生活クラブ生協の専務理事でもあります。
 私も呼びかけ人の1人として、準備に加わってきました。この会の特徴は4年間の時限活動(堂本さんがその後も知事であれば、延長あり)であること。また、毎年6月を目標に政策の提言を行なうこと、そのために、提言グループ
をつくること、2ヶ月に1回は開かれた研究会を行なうということです。
 早速設立総会の後は第1回研究会が行なわれ、船橋自立生活センターの宮尾さん、そして、MDエコネットの山田晴子さんが発表を行ないました。
 内容についてはホームページで読むことができます。http://members.tripod.co.jp/c_support/

★ステファン・ケンジさんの講演会へのお誘い
 11月3日はあちらこちらでイベントが…。でも、やっぱり、千葉大のけやき会館、ステファン・ケンジさんの講演会が一押しです。
 第1次石油ショックのときわずか2%だった、デンマークのエネルギー自給率が現在では、 エネルギー輸出国に。しかも原発に頼らず、自然エネルギーを多用するデンマークのエネルギー政策はどのように作られ、どのように市民に支持されているのか、そして、デンマークにできて、日本にできないのは何故か、彼の論旨は明確です。「教育だ」といっています。
 それではデンマークの教育はどのようなものなのか、ひとことでいえば、民主社会の担い手である市民を創る教育とでもいえるのでしょうか。国政選挙の投票率9割を超えるデンマークでは、政治は市民のたしなみ、どうぞ、目からうろこが何枚も落ちるステファン・スズキさんの講演会にお出でください。ちなみにステファンさんは、風力発電にたずさわり、風の学校という自然エネルギーに関わる人材育成を行なっています。
 〜ステファン・ケンジさんの講演会〜
  ■11月3日(土)13時半より
  ■千葉大学けやき会館大ホール

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