NAZO_003
本ファイルは、1996年から97年にかけて「PC−VAN SFデータボックス」に掲示された「ドラミ問題(笑)」関連のアーティクルを、
関係者の了解をいただいた上で転載しようと考えているものです。
ドラミちゃんの出自の謎が次第にとけてゆく様をお楽しみ下さい。
※某さんより関連アーティクルの転載許可を戴きました。どうもありがとうございます。
4243 JSFDB 96/09/28 13:25 SFは絵だ! CFN50075 くりりん ドラえもん>ドラミちゃんの謎
4246 JSFDB 96/09/29 10:57 SFは絵だ! QCM27822 たからし ドラミちゃん>RE:#4243
4247 JSFDB 96/09/29 23:22 SFは絵だ! CFN50075 くりりん F大会>ドラミちゃん>たからしさん
4248 JSFDB 96/09/30 21:34 SFは絵だ! QCM27822 たからし F大会>ジャイアンの名前>くりりんさん
4249 JSFDB 96/10/01 02:17 SFは絵だ! PDG25664 某 F大会>ドラミに関連して/某
4250 JSFDB 96/10/01 03:41 SFは絵だ! CFN50075 くりりん F大会>ジャイアンの名前・HP等
4251 JSFDB 96/10/01 03:45 SFは絵だ! CFN50075 くりりん おお、その名です!>某さん
4253 JSFDB 96/10/02 08:36 SFは絵だ! CFN50075 くりりん F大会>ドラミ関連>某さん
4671 JSFDB 97/07/14 00:21 SFは絵だ! CFN50075 某 F大会>ドラミの謎 その後
**** 補足事項
#4243/4863 SFは絵だ!
★タイトル (CFN50075) 96/ 9/28 13:25 ( 58)
ドラえもん>ドラミちゃんの謎 くりりん
★内容
勢いに乗って8巻を買ってしまいました。このまま全巻揃えてしまうので
しょうか、この男は。
それはさておき、4巻と8巻を読んでいて気づいたことが一つあります
(気づいたというか、子供の頃に変だなとおもったっきり、忘れていたこ
となんですけど)ドラミちゃんが登場する回には何故かスネ夫がでてきま
せん。スネ夫の役回りを別の男の子が演じているのです。
単行本をお持ちの方は、4巻の「海底ハイキング」と8巻の「とう明人間
目ぐすり」を開いてみて下さい。ほらスネ夫がいない。私の記憶では、ネ
ス湖からネッシーを連れてくる話も同様にスネ夫がでてきませんでした。
これはもしかするとドラミちゃんってのは、元々ドラえもんとは別の漫画
だったということなのでしょうか。単行本にまとめるときに、ドラえもん
の妹という設定をこしらえたとか・・・・・。そういや、4巻のドラミちゃ
ん初登場ページの説明(機械を休ませるために、ドラえもんのスイッチを
切った云々)も、何となく後からとって付けたような印象があります。真
相やいかに。
ドラミちゃんが、独立した漫画であったのなら、ドラミちゃんが未来から
やってくる話なんてのもあるのかもしれませんね。もしそうなら是非読ん
でみたいものです。
あと、藤本氏関連で読んでみたいものには、昭和50年代の前半、学年誌
(小学4年生か5年生)に掲載されたドラえもんとバケルくんが共演する
小説ってのがあります。当時、同誌には「ドラとバケルともうひとつ」と
いうコーナーがあり、ドラえもんとバケルくんの連載の他に両漫画の合体
企画が掲載されていたんです。その中に小説がありました。藤本氏本人が
書いたのかどうかは、ちょっとわかりませんが。
私よりひとつ年上の友達の家で読んだ記憶がありますから、昭和42年度
生まれの人なら読んだことがあるかもしれません。
この企画、なかなか贅沢なものだったんですよ。まずドラえもんの漫画
「歌が上手くなる薬」と、バケルくんの漫画「天才少女歌手の人形と入れ
替わる話」のページがあり、そして最後に「薬を飲んだのび太と、天才少
女歌手になったカワルくんが、スター誕生の様なテレビ番組で対決する」
小説で締めくくるという、なんとも凝った構成だったんです。しかも、漫
画の方も小説につながるように描かれていました。
単行本に収録されているカワルくんが少女歌手になる話をみてください。
芸能プロダクションの男が(少女になった)カワルくんに名刺を渡すシー
ンがありますが、それっきり後の展開に絡まずに終わっているはずです。
あれは実は小説につなげるための伏線なんです(と、僕はおもってます)。
映画化された「僕 桃太郎のなんなのさ(81年)」も、この企画の中か
ら生まれた漫画でありまして(映画版にはバケル君はでてきませんが)、
本当にあの雑誌は毎月楽しみでした。要するに、毎月友達の家に読みにいっ
てたんですね、私(笑)。
☆くりりん☆
PS.あ、藤子・F・不二雄大会、私も希望します。
まだ書きたいことが色々と・・・。
#4247/4863 SFは絵だ!
★タイトル (CFN50075) 96/ 9/29 23:22 ( 23)
F大会>ドラミちゃん>たからしさん くりりん
★内容
んーと、てんとう虫コミックスの初版のころから、ドラミちゃんが登場する
話は収録されていましたよ。収録内容は初版の頃も今も変わっていないはず
です。(また、コロコロコミックスは雑誌独自では単行本を持っていません。
同誌に掲載された漫画は、てんとう虫コミックスとして発売されています。)
いやあ、それにしてもちょっと驚きました。
どうやら「ドラミちゃん」という漫画が存在していた可能性は高そうですね。
なんとなく妙だとは思っていたんですよ。そういえば、ふと思い出したんです
けど、ドラミちゃんが登場する話の場合は「ジャイアンに見える男の子」の名
前が違っていた記憶もあります。現在発売されている刷では「ジャイアン」に
直されていますが。第一刷の頃は別の名前だったような。
お手元に古い6巻(7巻かも(汗))をお持ちの方がいらっしゃいましたら、
ネッシーを日本に連れてくる話を見ていただけませんでしょうか。ネッシーを
連れて来たことを知らせるために、のび太がジャイアンの家のドアを叩く場面
で、のび太は別の名を口にしているはずです。勘違いだったらごめんなさい。
もしかすると、まじでドラえもんとはパラレルワールドなのかな。
☆くりりん☆
PS.そういや、実家にもドラえもんの単行本はないことを思い出した。
中学の頃に捨てられたんだった。
#4249/4863 SFは絵だ!
★タイトル (PDG25664) 96/10/ 1 2:17 ( 69)
F大会>ドラミに関連して/某
★内容
初めまして。これまで専らROM専科でしたが、初めて参加させていただきます。
ドラミに関して疑問が出ているようですが、以前あるネットでアップした私の文章の
中から一部引用してご説明致します。
> では、ドラミの本当の姿はいかなるものなのか。原作のみに情報を頼ると、これが
>何とも難しい。その登場回数は、極めて少ないからだ。それも当初は、状況設定その
>ものに本編(ドラえもんの登場する話)とは明らかな違いがあった。何と、「ウラシ
>マキャンデー」、「山おく村の怪事件」の2作品を除くと、スネ夫が出て来ないので
>ある。代わって登場(「ウラシマキャンデー」は、2人とも出演)しているのが、木
>鳥高夫という人物。ズル木という名でも出ているが、こちらの方はあだ名(ずるい木
>鳥の略?)であろう。そのほかにも、ジャイアンが「カバ太」という名で登場してい
>たり、「地底の国探検」などでは、のび太の部屋にベッドがあったりと、細かい点が
>あれこれ異なる。また普段の登場人物の家とは、門構えが異なったりもする。もしか
>すると、初め作者は、ドラミちゃん登場シリーズを、本編の進行とは別に位置付けて
>いたのかもしれない。勝手な推論だが、ドラミというキャラはコンビ解散した藤子不
>二雄A氏の手によるものという可能性もある。
>
>
>ドラミちゃん活躍作品一覧(初出誌はFFランドのデーターによる)
> ☆「ハイキングに出かけよう」(1973年小学5年生4月号)※初登場作品
> 「テレビ局を始めたよ」 (1974年小学生ブック2月号)
> 「ウラシマキャンデー」 (1974年小学生ブック4月号)
> 「地底の国探検」 (1974年小学生ブック6月号)
> 「海底ハイキング」 (1974年小学生ブック7月号)
> 「ネッシーが来る」 (1974年小学生ブック8月号)
> 「とう明人間目ぐすり」 (1974年小学生ブック9月号)
> 「山おく村の怪事件」 (単行本7巻 作品発表年月日は分からない)
>
>ドラミちゃん登場作品一覧
> 「未来の町にただ一人」 (1979年小学4年生7月号)
> 「ガンファイターのび太」 (1980年小学5年生4月号)
> 「ションボリドラえもん」 (1981年小学3年生4月号)
> 「のび太の魔界大冒険」 (1983年コロコロコミック連載)
> 映画作品「ドラえもん のび太のパラレル西遊記」(1988年 原作はない)
> 「ミニ熱気球」(単行本40巻 作品発表年月日は分からない)
> 「ふんわりズッシリメーター」(単行本41巻 同)
> 「やりすぎ!のぞみ実現機」(単行本42巻 同)
>
>小学生ブックは、てれびくんの前身誌
>☆は、てんとう虫コミックの単行本には未収録
>
> この他に、方倉氏のドラえもん百科によると、1979年9月発行のコロコロコミ
>ックに、特別企画として掲載された「ドラえもんとドラミちゃん」。掲載誌など分か
>らないが、「ドラミちゃん登場」という作品があるようだ。
ドラミちゃん登場回にスネ夫が出ていないのは、「ドラえもん秘密のポケット」(
文化創作出版)でも指摘されています。ズル木というキャラクターがスネ夫と酷似し
過ぎているためとか言われています。ただ、「ネッシーが来る」をアニメ版で見たと
きには、スネ夫がズル木に変わってしっかり登場していました。
中央公論社FFランドシリーズのドラえもんで収録されている作品に、ドラミちゃ
ん初登場の話(単行本未収録)があります。単行本の方ではいささか唐突に出てきま
すが、FFランドの初回作品を見るとちゃんとドラえもんからのび太に対して、「ぼ
くの妹」という紹介があります。
しかし初回作品以降は、ずっと小学生ブックで書かれているので、初期には本当に
「別作品」という感じであったのかもしれませんね。1974年生まれの私自身、そ
の時代に生きたわけではありませんので詳しくは知りませんが。
なお「ネッシーが来る」では、ジャイアンそっくりの人物が「カバ太」の名前で登
場します。けれども、そこに出てくる玄関がよく知られている剛田家の引き戸式の玄
関ではなく、ドアー式の玄関となっています。そのため、カバ太なる人物はジャイア
ンとは似て非なる人物であると断定できます。残念ながら最近の単行本では、ジャイ
アンと改められているようですが(コロコロ文庫版も同じく修正されている)、これ
では辻褄が合わなくなってしまいます。
PDG25664 某 某 某 某
#4250/4863 SFは絵だ!
★タイトル (CFN50075) 96/10/ 1 3:41 ( 47)
F大会>ジャイアンの名前・HP等 くりりん
★内容
>たからしさん
うーん、私が6巻(確認しました「ネッシーが来る」という話です。)で見た
名前は、「ジャイデン」ではなかったように思います。全く違う名前だったん
で、「あれ、別人かな?」と思った記憶があるんですよ。気になるので、ちと、
古本を探してみることにします。
> これは、たまたま先日見つけたドラえもんファンのホームページに
私も行ってきました。アドレスは
【http://phys01.phys.kobe-u.ac.jp:2080/~kohama/hobby.html】じゃないかと
思います。個人的にはドラえもん年表がなかなか興味深かったですね。最初の
アニメ化の年に賞(日本漫画家協会優秀賞)をとっていたとはおもいませんで
した。(#4237)で、「まだまだマイナーだったはずのドラえもん」なんて書きま
したが、これは思い込みだったようです。撤回します。
また、73年3月までは、学年誌の中でも「小学1〜4年生」にしか連載され
ていなかったというのも初めて知りました。そして73年4月に「小学5〜6
年生」での連載がスタートすると同時にドラミちゃん登場。このうちのどちら
かが、「ドラミちゃん」名の漫画だったのかもしれませんね。ドラミちゃんが
登場する話は内容と頁数から考えても5・6年生向けですし(4年生向けは8〜
9頁)。これも調べてみます(ってどうやって調べよう(汗))。
そうそう、頁数といえば、小学校低学年の頃、学年誌を買っていたんですけど、
ドラえもんのページ数の少なさが不満だったことを思い出しました。低学年向
けならこの程度のページ数と、出版社側は考えるのかも知れないけど、単行本
で長いのを読み慣れてますしねえ。それで、年上の友達の家に行って学年誌を
読むことがとても楽しみだったんですよ。今思い出しました。
だから、コロコロコミックが創刊されたとき(正確には2号以降が継続して出
ることを知ったとき)は本当に嬉しかったですね。それまでだったら5〜6年
生にならないと読めなかった長めの新作(というか単行本未収録作品)を、読
めるわけですから。
因みにコロコロコミックの創刊は77年だそうです。創刊号を買ったときのこ
とは良く憶えてます。あの時、本当は「てれびくん」の創刊号を買うはずだっ
たんですよね。ところが学年誌に載っていた「てれびくん」の広告の絵と現物
にあまりにもギャップがあった(広告の絵がいい加減だった)ので、「これは
僕が欲しかった本じゃない」と、私、駄々をこねたんです(笑)。それで、家
に帰ろうとしたんですけど、その時、ドラえもんが表紙になった分厚い雑誌が
ふと目に付きまして。しかもドラえもん「400ページ」などと書いてあった
もんで、思わず買ってしまったわけです。いやあ、懐かしい。もうこれも20
年近く前の話になるんですね。
☆くりりん☆
PS.うー、8巻と10巻も買ってしまった。
#4251/4863 SFは絵だ!
★タイトル (CFN50075) 96/10/ 1 3:45 ( 4)
おお、その名です!>某さん くりりん
★内容
カバ太です。思い出しました。
いやあすっきりしました。どうもありがとうございます。
☆くりりん☆
#4253/4863 SFは絵だ!
★タイトル (CFN50075) 96/10/ 2 8:36 ( 12)
F大会>ドラミ関連>某さん くりりん
★内容
ドラミの件、どうも有り難うございました。
しかし不思議ですね。平行宇宙の物語として描いていたドラミちゃん版を、
発表の同年(しかも最後に描かれた「とうめい人間目ぐすり」から2カ月後)
に、何故、ドラえもんの単行本に収録したのか。
何か理由があったのでしょうか。気になるところです。
今後ともよろしくお願いいたします。
☆くりりん☆
#4671/4863 SFは絵だ!
★タイトル (CFN50075) 97/ 7/14 0:21 ( 15)
F大会>ドラミの謎 その後 くりりん
★内容
先頃、小学館から発売された「ドラえ本」という本に、ドラミちゃん初登場
関連の情報が掲載されていました。
それによると、小学生ブック掲載時のドラミちゃんは、やはりドラえもんと
は別のシリーズだったようです。但しパラレルワールドというわけではあり
ません。どういう事かといいますと、なんと雑誌掲載の段階ではドラミちゃ
んが居候している家はのび太の家ではなく、のび太そっくりののび太郎(遠
い親戚らしい)の家という設定だったのです。のび太とのび太郎が出会う場
面も存在します。
いやあ驚きました。名前が違うのはジャイアンだけではなかったのですね。
☆くりりん☆
あ、ティガの感想書いてないや(汗)。
#****/**** SFは補足だ!(おい)
★訂正事項
・#4250の「しかもドラえもん「400ページ」などと書いてあった」は「200ページ」の誤りです。
★追加情報
・執筆予定