「赤犬」の正体

◆グルメな夜(199/8/9)
    行きつけの居酒屋で夕飯。
    どういう話の脈絡でそうなったのかは忘れたが、 店員さんと「赤犬は美味いらしい」という話をする。
    そう、美味いらしいんですよ、「赤犬」って。
    私も何人かから聞いたことがあります。

    小学校の先生も授業中にそう言ってました。
    しかも彼の話は体験談だったよなあ。

    しかし、美味いかどうかはさておき、「赤犬」っていったい何なんでしょう?
    赤けりゃなんでも美味いってわけじゃありませんよね。
    赤犬の正体をご存じの方がいらっしゃいましたら、 ご一報いただけると幸いです。

    注)食べるつもりはありませんので、愛犬家の方も是非情報をお寄せください。

◆調査開始(1998/08/10)
    その1:どうやら柴犬らしい。情報源はこちらのページ

    その2:こんなページを見つけました→食犬web

    犬食の歴史や調理法が紹介されています。

    その3:「羊頭狗肉」という言葉がありますが、中国では昔から一般的に狗肉(=犬の肉)を食べていたという事実に気付くと、この言葉のイメージってかなり変わりますね。
    ううむ、食えない肉を売る訳じゃなかったのか。
    羊肉より狗肉を好む人も居るのかもしれません。
    今の日本の食文化をベースに、「羊頭狗肉」に相当する言葉を作るならば、「牛頭豚肉」ってことになるのかな?

◆犬市場(^^;)ひー(1998/8/11)
    「韓国からのNEW!トホホページ」の中に、 市場で売られている食用犬の写真が掲示されてました。
    んー、見た目はその辺にいそうな犬です。赤くはありません。これは何て種類の犬なんだろう?
    (朝鮮で好んで食べられる犬の種類については、サイトによって「黄色い犬」と書いているところと「赤犬」と書いているところがあって、いまいち良くわかりません。 黄色い犬だけど呼称は赤犬なんて可能性もありますよね。)

    また、同サイトにはさばかれた後の犬の写真も掲示されています。
    見慣れてないから、やっぱびっくりしますね。
    追記:「犬焼酎」ってのもインパクトあるなあ。

◆羊頭狗肉 その2(1998/8/11)
    「食犬Web」によると、 中国で食べられている犬はラムのような味がするそうです。
    なんと、犬と羊は味が似ているらしいのです。
    ううむ、なるほど。
    だから「牛頭狗肉」でも「豚頭狗肉」でもなく、「羊頭狗肉」なんでしょうね。

◆今日の赤犬情報(1998/8/12)
    その1 職場の女性(50代)から聞いた話。
      ・子供の頃に見たことはあるが、最近は見かけない。 ただ、「あれが赤犬だよ。美味しいよ」と教えてもらっただけだから、実際にそれが赤犬だったかどうかはわからない。
      ・お爺さんとお婆さんが、赤犬を食べる昔話があった。
    その2 昼休みに図書館で調査した結果
      ・「赤犬」「柴犬」「日本犬」について、数種の百科事典、国語辞典をあたってみたが、「赤犬」に関する記述を見つけることはできなかった。
      ・「柴犬」は第二次大戦中に激減したらしい。

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