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◆1999/4/19 夕方
大変な事態である。 |
◆1999/4/19 PM8:00
問題の本は、撤去されることなく、そこにたたずんでいた。しっかり平積み。 しかも書名は「痴漢電車」。あまりにもそのまんまである。 ふと、ある考えが頭に浮かんだ。 新聞に、 「JRは『痴漢電車本』をキオスクで売っているが、これに影響され痴漢が増えたらどうするのか」 「痴漢を撲滅すべき立場にあるJRが、『痴漢電車本』でもうけるとは不謹慎ではないか」 なーんて投書をしたらどうなるだろう?朝日あたりが喜んで取り上げそうだなあ。ま、そんなことしても痴漢は減らないと思うから、俺はやらないけどさ。どなたかやってみます? てなことを考えつつ表紙を眺めている間に、2人程の男性が「痴漢電車」を手に取り、内容を確認してゆきました。ううむ、売れ行きいいのかなあ。需要は高そうな気はするけれど……。 路線別の「痴漢電車」売上冊数なんてデータがあったら面白いかもね。乗客何人につき1冊売れているのかを算出し、それを路線別の痴漢被害発生率と比較したら、果たしてどんな結果が出るか? |
◆1999/4/21 PM7:00
店員が女性だったので、レジカウンターに本を置くとき、ちょっとドキドキした。無意味と知りつつ、思わず本を裏返して置いたりして。 店員に「カバーをお付けしますか?」と聞かれた時、いつものように「お願いします」と応じたのだが、「お願いします」の一言に、いつもより気持ちが入っていたかもしれない。 |
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