雑記帳

1999年6月

◆(/)

◆1999年7月を明日に控えて(6/30)
     昔、ノストラダムスがブームになった頃は、1999年になったらきっととんでも無いことが起こるんだろうと思っていたものです。「その時、俺は何歳だろう」と計算して、「31歳じゃ早死にだよな」とガッカリしたり……。その後、多くの人と同じように、予言の解釈がいい加減なものであることを知ったのですが、それでも「1999年」にはそれなりに期待していました。何か起こるはずだと。なんたって「1999年」なんだからと。ところがです。いざ1999年になってみたら、何も起こりそうにないじゃないですか。マクロス降ってこいとまでは云いません。ラーメタルやってこいとも、テポドン降ってこいとも云いません(それは嫌すぎ)。でも、もう少し、こう、なんかあるでしょう。「1999年」なんだからさあ。この調子だと、1999年は「野村サッチーの年」として記憶されることになるのかもしれないんですよ(いや、要するにそれが嫌なんですけどね)。

◆ジブリ(6/28)
    ■その1>帰りの電車の中で(6/25)
    男1「こんど映画で『となりの山田くん』やるんだよ」
    男2「えー、そうなの?」
    女 「そうそう。宮崎アニメ」
    男1「うんうん」

    ちがうー。高畑勲だー。


    ■その2>TOKYO FMで(6/27)
     矢沢永吉が映画の話をしていた。一番好きな映画は「火垂るの墓」らしい。彼は更に話を続けた。

     「宮崎駿さんは天才ですね」

     だからー、「火垂るの墓」の監督は高畑勲だってば。
     相手をしていたDJ(松本ともこ)も、そのことを知らなかったのか、それとも矢沢相手だから云えなかったのか、どっちかわかんないけど、なんの指摘もせず……。
     結局、矢沢永吉は、そのまま「螢の墓を撮った宮崎駿は素晴らしい」という、見当違いの賞賛を続けたのでありました。ちゃんちゃん。
     ジブリはもう少し、高畑勲監督の存在をアピールした方が良いと思う。

◆「マガジンZ」版∀ガンダム(6/28)
     講談社の新雑誌「マガジンZ」に「∀ガンダム」の漫画が掲載されていました。ストーリーは、冒頭にアニメ版第2話のラストを持ってきた点を除けば、ほぼアニメ版第1話と同じ。テレビを見逃した方は、読むと良いかもしれません。ただ、ストーリーは同じですが、味わいは異なります。何処が違うのかちょっと書いてみましょう。

    1)漫画版では、登場人物が大いに「汗」をかきます。「汗」云っても、暑い時にかく「汗」ではなく、冷や汗系の「汗」、脂汗がにじむ系の「汗」です。顔文字に付与される汗記号、例えば「(・_・;)マサカ」や「(-_-;)マッタク」「(^^;)オイオイ」などに近い存在と書けばわかりやすいでしょうか。漫画版では、感情表現の手段として上記のような「汗」が多用されています。これはテレビ版では、採用されていない表現スタイルでありましょう。
     個人的には、アニメ版のように、感情は(全身を使った演技も含めた)表情主体で表現してくれる方が好きです。何故なら、現実に生きている人間が、そうそう汗をかくわけがないのですから。ああも「汗」をかかれては、リアリティが損なわれます。
     作者の方は、ご自身の絵の表現力に自信をもてずに、つい「汗記号」を使ってしまうのかもしれませんが、そこはひとつ踏ん張って、「汗記号」の使用頻度を落としてみてはいかがでしょうか。その様な自主規制によって、表現力が高まることもあるのではないかと考えます(そんなこと云える立場じゃないけどね。文章を書くとき、つい顔文字に頼ってしまう私には)。

    2)漫画版でもう一つ残念だったのは、人物が頭の中で考えていることを、TV版よりかなり多く言語化していることです。「コミックボンボン」じゃないんだから、そこまでわかりやすくする必要はないんじゃないの?と、私は思います(といいつつ、そもそも「マガジンZ」が狙っている年齢層が良くわからないんだけど)。
     その上、漫画に出てきた「ソシエが頭の中で考えた言葉」って、俺がテレビ見ながらイメージしたものとちょっと違うしなあ。ぶつぶつ。何だか出来の悪い解答例を見たような印象。

◆「無断リンク禁止を筆頭とした、ふざけたリンク禁止を禁止する会」について(6/23)
     過去に書いたメモをまとめました。設立経緯は以下の通りです>とうがらしさん

    ■「原えりすんの電気おたく商品研究所」http://www.geocities.co.jp/Playtown/2080/に行ったら(無断リンク厳禁)と書いてあった。ううむここでも…。いったい、無断リンクを禁止する理由って何なんでしょうね。私にはさっぱりわかりません。情報の流れを把握しておきたいのかな?謎だ。てなわけで「無断リンクを禁止する理由」を書いている人は居ないものかとあちこち巡ってみたところ。逆に「リンクには許可が必要」というマナーの存在について、疑問を呈していらっしゃる方のページがHITしました。以下の二つです。→リンクに許可は必要か/奥村晴彦さんのページよりリンクのマナーについて/古瀬幸広さんのページより。わたしは、お二方の見解を全面的に指示します。(11/10)
    ■「無断リンクを筆頭とした、ふざけたリンク禁止の会」http://www.twin.ne.jp/~seno/nolink.htmlっところも見つかりました。そうですか、ふざけたリンクの筆頭でありましたか。んじゃ俺はふざけたことをしているんですね。ふうむ。(11/10)
    ■「無断リンク禁止を筆頭とした、ふざけたリンク禁止を禁止する会」ってのはないのでしょうか?(11/10)
    ■どうやら「無断リンク禁止を筆頭とした、ふざけたリンク禁止を禁止する会」が発足した模様です(笑)。会長(ってことでいいのかな?)は下忍さん。素敵なバナーも完成→。いや素晴らしい。早速使わせていただきます。(11/12)
    ■「無断リンク禁止を筆頭とした、ふざけたリンク禁止を禁止する会」のバナーが少し変わりました→。作者の下忍さんによると、「無限大とメビウスの輪をイメージしたもの(笑)で、リンクによって世界が無限に広がるという意味」なんだそうです。なかなかいい感じじゃないですか。リンクに関する調査結果も楽しみにしております。(11/15)
    ■「無断リンク禁止を筆頭とするふざけたリンク禁止を禁止する会」の略称「ムリキン」について>下忍さん
     あのー、「無断リンクを筆頭とするふざけたリンクを禁止する会」だって「ムリキン」って略せると思うんですけど(汗)(11/17)。
    ■無断リンク問題/事例研究のための参考ページ→コスプレの杜(仮)の掲示板。もめてます。問題は無断リンクだけじゃないみたいですけど。(11/17)
    ■無断リンクが嫌いな人は、ロボット型サーチエンジンも嫌いなんですかね?あれ、無断リンクだよな。(11/18)
    ■どうやら「無断リンクを筆頭とした、ふざけたリンク禁止の会」が、hosokin's roomへようこそ冬眠日記ルートで、一気にメジャー化しそうな気配。(11/19)
    ■「無断リンク禁止を筆頭とした、ふざけたリンク禁止を禁止する会」のバナーがまた変わりました(笑)。そして更に新作下忍さんによると、LINXとは「Link Issue & Network's eXample(リンク問題とネットワークの事例・模範)の略」だそうです、が、Xは今のところ暫定とのこと。んー、私もちょっと考えてみます。(11/24)

     ところで、会長は下忍さんだと思っていたんだけど、違うの(^^;)?

◆こんな「手塚治虫ランド」に行ってみたい(6/18)
    ・「ムーピーゲーム」
     休憩所に設置。寝ている間に、好みの夢を見ることが出来る。中毒性が高いので、一日に一度しか利用できない。
    ・「火の鳥の生き血ドリンク」
     飲めば不老不死になると云われる「火の鳥の生き血」をイメージしたトマトジュース。パーク内のあちこちで販売。
    ・「メルモちゃんキャンディー」
     お土産。成長ホルモン入り。

    うーむ、怪しいアイディアばかり思い浮かぶのは何故だ。

◆ディズニーランドと手塚治虫ランド(6/16)
     「ディズニーランド」に行く度に、「手塚治虫ランド」のことを考えてしまう私です。
     いったいどんなテーマパークになるのだろうか?ディズニーランドのバッタものになってしまうのではないだろうか?と、気になって仕方がありません。はっきり言って心配です。

     パークの中央にはリボンの騎士のお城が建ちそうだし、正門から見て右サイドには未来の国が、左サイドには冒険の国が出来そうな気がするし……。ああ、つまらなそうだ。

     で、殆ど諦めている私は、こんなパークだったらいいのになあと妄想します。ライド式アトラクション「ブラックジャックの手術室」、巨大迷路「ロビタのアイソトープ農園」、タイムトラベルを体験できる「アトム今昔物語」。パレードでは集団自殺を企てたロビタがパークを埋め尽くし、土産もの売場には、我王が掘った仏像が。そんな手塚治虫ランドだったら、マジで行ってみたいんだけどなあ。無理だろうなあ。

     パークに登場するだろう等身大キャラクター達も、どうなるのか不安です。例えば、ディズニーランドの場合、ミッキーやドナルドは着ぐるみですが、白雪姫やアラジンは人間が素顔で演じてますよね。この線引きを、手塚治虫ランドではどこで引くのか?例えばリボンの騎士のサファイアの場合、
    (1)白人女性
    (2)日本人女性
    (3)着ぐるみ
    この3つの選択肢があるわけです。無難なのは(3)でしょうが、ディズニーランドにならって(1)(2)の可能性も十分あります。まあ、サファイアはまだいいでしょう。問題はブラックジャックです。まさか、加山雄三のブラックジャックみたいなのが、パーク内をうろつくことにならんだろうなー。実写版アトムみたいなのも嫌だぞ。こないだCMに出ていた、特殊メイクのお茶の水博士も遠慮したい。

◆めしや丼(6/7)
     いま一番お気に入りの丼屋「めしや丼」(「ほっかほっか亭」系列の丼屋)。値段の割にボリュームがあって美味い「めしや丼」の公式ページ(株式会社プレナスのサイト内にあります)を発見!!おお、これで店舗情報が手に入るぞー、と喜んで「店舗住所」の文字をクリックしたのだが……、飛べない。ソースを見たら、【http://】と記述すべきところが、あちこち【file://】になっていることがわかった。このページの作成者、自分のパソコンでは表示されるものだから、問題に気付いていないのかも……。でも、普通、他の社員からつっこみが入るよなあ。どうなってんの?
     仕方がないから、ここから各頁に直リンクを貼ることにします(以下の全てのページに、TOPページからたどり着けないのである。悲しい)。

    めしや丼 メニュー
    店舗住所 TOP
    関東地区 店舗住所
    関西地区 店舗住所
    九州地区 店舗住所

     ちなみに「めしや丼」のメニューの中で、一番お気に入りなのは「ミックス丼」です。「牛の卵綴じ丼」+「カツ丼」で、なんと500円。安い!

◆大阪じゃんけん(6/3)
     てなわけで、「大阪じゃんけん」について調べることにしました。
    注)「大阪じゃんけん」とは……
     通常のじゃんけんとは逆に、グーよりチョキが、チョキよりパーが、パーよりク゛ーが強いじゃんけん。「じゃんけんぽん」の代わりに、「大阪じゃんけん、負けたらかーち(勝ち)」というフレーズを用いる。
     筆者は子供の頃、「大阪では、このじゃんけんが一般的に使われているんだろー」と思っていたのだが、どうやら違うらしい(10年ほど前、大阪人に確認したら、「そんなじゃんけんは知らない」と云われたことがある)。
     果たして、「大阪じゃんけん」は我が故郷(福岡県飯塚市)オリジナルのじゃんけんなのか?それとも全国で使われていたのか?IE起動!gooでサーチだ!(バカ)

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     共に、なかなか興味深いページです。
     まず一つ目、「引っ越し歴
     福岡県は北九州市から神奈川、千葉、大阪、そして再び福岡へと、引っ越しを繰り返していらっしゃる方のページ。大阪への引っ越しに関するコメントの中で、「大阪じゃんけん」に言及していらっしゃいます。ちょっと引用してみましょう。
    1988年7月(小4)、大阪府高槻市に引っ越す。引っ越して3日後には、大阪弁になっていた。ここに来て分かったことは、大阪じゃんけんは、負けたら勝ちではなかったことだ。
     なるほどです。大阪にはやはり負けたら勝ちの「大阪じゃんけん」は存在しないのでしょうか?

     さて、次にご紹介するページは「土佐文化人類学」。
     作者の方が、高知県独特なものではないかと考えた「風習や文化」を紹介したページです。こちらでも「大阪じゃんけん」が紹介されています。こちらも引用してみましょう。
    私が通っていた小学校では「大阪じゃんけん」なるものが存在していた。これは、通常のじゃんけんだと負けになる方が勝ちになってしまう、というもの。
    しかし、中学校や高校に上がり、よその学区から来た子とじゃんけんする時にこの「大阪じゃんけん」のルールを適用されたところ、誰もそんなもの知らなかったのだ。まさにカルチャーショック、青天の霹靂であった。
     おお。名前だけじゃなく、ルールも全く同じです。
     「大阪じゃんけん」は、福岡だけで使われていたものではなかったようです。感動。
     それにしても変なじゃんけんですよね。
     「大阪」では使われていないのに、どうして「大阪じゃんけん」なんて名前が付いたんでしょう?是非由来を知りたい。

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