燕下障害に悪影響を与える薬剤
| 薬剤の種類 | 燕下機能に対する機能 |
| メジャートランキライザー | ドパミン抑制薬として働き、サブスタンスPを低下させる結果、咳ー燕下反射の低下を引き起こす |
| マイナートランキライザー | 錐体外路系の副作用、精神活動の低下、口腔内乾燥 |
| 制吐剤、消化器潰瘍治療薬 | 錐体外路系の副作用 |
| 抗パーキンソン病薬 | 口唇ジスキネジア、口腔内乾燥 |
| 抗コリン剤*1 | 唾液分泌障害、食道下部内圧の低下 |
| ステロイド*2 | ミオパチー |
| 筋弛緩剤*3 | 筋の過度の弛緩、精神活動の低下 |
| 抗ガン剤 | 口腔内乾燥、味覚障害、食欲低下、嘔気・嘔吐、易感染症 |
| 抗てんかん薬、抗ヒスタミン剤、NSAID | 精神活動の低下 |
| 利尿剤、交感神経抑制剤、 抗不整脈薬、抗ヒスタミン剤 |
口腔内乾燥 |
| 局所麻酔薬 | 咳反射の低下、感覚低下 |
*1:唾液分泌過剰による流涎に対しては治療薬として用いることもある。
*2:筋炎による燕下障害に対しては治療薬となる。
*3:頚部の過緊張に対しては治療薬として用いることもある。



