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「http://www2s.biglobe.ne.jp/~NITE_DAY/200006nikki_3.htm#2000/06/XX」
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6月21日(水)
▼左利きのマウスってのもあることはあるが、業務用ではほとんどみたことがない。そのため今一緒に仕事をしている左利きの人は、わざわざ手を交差させて左手でマウスをつかんでいる。
 彼の言い分「人間は本来左を基準にしているはずなんだよ。だって心臓は左にあるじゃないか」
「左を基準にしている」の根拠は別にしても、「心臓が左にある」というのは正確に言えば間違っているぞ。
▼スナック菓子の味がどんなに変更しようとも、つまりかっぱえびせんが梅の味になろうがお好み焼きの味になろうが、本体のえびせんの実の味が失われていないし、主食に取って変わるほどの満足感は得られない。
 テレビの番組も、本体がその場限りのスナック菓子のように、いくら激辛になろうとミルク味になろうと、本体のジャンク性が変わらない限りはずっとあのままの軽薄短小でいくだろう。

6月22日(木)
▼「〜じゃないですか」という形式の語尾をつける話し方が「悪しき日本語」 の仲間入りをしそうだ。「私ってこういう人間じゃないですか」などと客観的な判断を要するようなことを自分からわざわざ限定することにも使われている。これは誤用である、とのこと。
 私はしょっちゅうこ言い方を使用しています。上記のような誤用をしているかどうか自覚していない、ということは使っているんだろうな、たぶん。
 それ以前に「語尾伸ばし」ってのも俺は頻繁にあるんだよ。電話なんかでしゃべっていたりすると。俺の言葉ってギャル化が激しいんだよなあ。
▼そういえば最近言われた。「何でお前は後輩に教えるときに男と女でしゃべり方がちがうの」

6月23日(金)
▼撤収作業。朝まで。

6月24日(土)
▼会社にて最終作業。(ほんとにほんとの最終じゃないが)朝までいる。

6月25日(日)
▼納品。全体会議前の説明。本日のお泊まりはまぬがれる。

6月26日(月)
▼午前は客先。昼休み。家賃を振り込もうと思っていたら長蛇の列で、あきらめて会社に戻る。 ▼そして帰り。午前0時20分。東武東上線に乗ろうとするほとんどの人が立ち往生。23時20分に踏み切り事故があったという。「復旧のめどはたっていません」と駅員の説明。ということは今日はもう電車が動かないわけね。  タクシーの領収書を持ってくれば支払いをしてくれる臨時切符をもらって西口タクシー乗り場へ……というよりは駅の構内まで伸びている列の最後尾へ。見ただけで絶望的な気持ちになり、東口へ。
 東口は西口ほどではないがタクシーを待つ人の列が。30分ほど待っているといろいろと衝突する。「川越市方面の人いない? 安くするよ」とダフ屋のごとき風貌と口調で列のひとりひとりに話しかける男。「六本木行かない?」と派手めのお姉さんのみ声をかける、服装と顔色のよくない中年、いちいちこちらを窺っている酔っぱらいやホームレス。
 女の子にしてみれば、夜の池袋でずっと立ちつくしているのはあまり気分的にもよろしくないだろう。同じ様なギャル系でも、若年同士でつるんでいるのは威勢がいいが、ひとりで携帯片手に立っている子は表情を堅くしている。(それこそ先ほどのナンパ男なんかに声をかけられると特に)
 30分ほど待ってみても無駄なので、サンシャイン方面へ数分ほど歩き、池袋駅へ向かってくる空車のタクシーに大手をふってみた。女性の運転手のタクシーをつかまえた。ほっとしたのもつかの間、川越街道に出るまでのいくつかの関門が工事中で、狭くなった車線の合間を縫うのが一苦労。「本来なら3割増の料金でトロトロ運転だからかなり料金が跳ね上がることになるんですが、渋滞の区間は料金のカウンターを止めておきます」とのこと。ありがたいことです。この女性運転手と長い長い世間話を交わして午前3時過ぎに帰宅。

6月27日(火)
▼朝は客先。それからは昼は池袋。池袋タワーレコードにてCOCCO「ラプンツェル」買う。やっと買ったよ。買いに行く暇がなくて。
▼私は頻繁に池袋タワーレコードでCD買いますが、このタワレコがある池袋パルコって、優香がスカウトされた場所なんですね。私はもう何年も前から、それこそタワレコの位置がこのパルコに移動してからずっと出入りしているんですが、優香に会ったことがありませんです。そういえば彼女は今日が誕生日なんでしたっけ。
▼昨日乗ったタクシーの女性運転手によると、「(池袋駅)西口から乗せる客は黒服のお兄ちゃんが多いですねえ。東口はほとんどない」とのこと。うーむ、さすが「池袋ウェストゲートパーク」
▼明日の納品に向けて夜通し会社に居座る。今日買ってきた「ラプンツェル」を聴きながら。

6月28日(水)
▼朝は客先で納品。「徹夜なんだから午前だけで今日は終わりにしよう」の合図の元に上がり。朝は太陽が顔を覗かせていたのに、午後から天気予報の通りに雨。とはいえ昨日から会社なので傘を持っていない。住処の最寄り駅に着いたらビニール傘を買う。どうせこのような境遇に何度も陥るはめになるのなら、持っていない色の傘を買うことにする。本日は藍色。
 傘は行きずりの恋人に似ている。普段は必要ないのに、差し迫った時には急に欲しくて欲しくてたまらなくなる。必死でしがみつく関係になる。そして事が終わればすぐに忘れてしまう。
 そうやって僕の住処の玄関には色違いのビニール傘が並んで立てかけられていきます。

6月29日(木)
▼以前は「泉重千代翁と同じです」「野村監督と同じです」って言ってたのが「藤原紀香と一日ちがいです(28日)」「優香と二日ちがいです(27日)」って言ってる。まあ「○日ちがいです」なんてのは「同じ日です」ってのよりありがたみがないが。
 個人的に嬉しいのは「サン・テクジュベリ(「星の王子さま」「夜間飛行」などの作者)と同じです」ってことか。飛行機事故で死にたくないが。
 てなわけで28です。そんな日に夜通し仕事。

6月30日(金)
▼二週間ぶりに銀座へ。スーツの袖を引っ張られて、哀願されて、指切りげんまんされて、最後に焦って、終わる。

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