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「http://www2s.biglobe.ne.jp/~NITE_DAY/200112nikki_2.htm#2001/12/XX」
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12月11日(火)晴れ
▼家に辿り着く頃には、Yahoo!の田代まさし事件は、タレント情報のカテゴリから覚醒剤事件のカテゴリに移動していた。
 有名人が覚醒剤を使用して逮捕される事件が起こるごとに、近年に薬物使用で逮捕された有名人の一覧が出るのだが、これで見ると、みんないかにも外見からして「繊細」「神経質」「粘着質」という言葉が似合いそうな人たちばかりなんですな。「ずぼら」「自然体」なんかを売りにしている人が薬物使用で逮捕なんて聞いたことないもの。
 細かすぎる性格がゆえに、世の中との折り合いが付かなくなって薬にしか頼れなくなるんじゃろかと素人分析をしてしまうのですが、その繊細な性格ゆえにそれぞれの地位を獲得し、あっという間に失ってしまったりする無情の世界ですな。
 もっとも、繊細な性格じゃないがゆえに仕事が軽減しない人間からすると、やっぱり道を誤った人たちとは言っても大したもんじゃないかと。ええ、ずぼらな性格なもんで仕事に支障をきたしてます。へろへろへろへろ。

12月12日(水)晴れ
<東大調査>二大愛読書は漫画と教科書 一般教養書は読まず。
▼93年頃、TBS系で夜の七時から「上岡龍太郎と50人」という番組があった。「お立ち台ギャル」「AV女優」「教え子と結婚した先生」などと、あるテーマに該当する50人が集結して、ゲスト陣とトークをしていく。……今書いて思ったけど、 「お立ち台ギャル(ジュリアナ東京)」「教え子と結婚した先生(ドラマ『高校教師』)」ってのが時代を感じさせますなあ。
 その日、放映されたのは「東大合格を目指す小学生50人」だった。
 ゲストが、50人のうちの一人の少年に訊いた。「もし東大に合格できなかったらどうするの?」少年は答えた。「小説でも書いて、儲ける」
 これを観ていた俺は「こいつら、東大合格なんて大層なこと言ってるけど、中身はまだ普通の小学生だな」と、ごく一般論的な感想に落ち着いた。
 小説を書くという行為は、資本主義社会において「儲からない」うちのひとつであり、また「儲ける」ならもっと確実な方法がいっぱいある。このへんは大人でも誤解してるくらいだから、子供が誤解していたって無理もないことなんだが。
 あの放送からもう何年も経つ。件の少年は、今頃は受験を控えた高校生か、あるいは目標を達成して東大生になったか、あるいは早慶に鞍替えしたか、あるいは浪人生なのか、それとも東大が不合格だったので諦めて小説を書いているのか。(これはおそらくないだろうけど)
 もし東大生になっていたとしたら……やっぱり愛読書は「教科書」と「漫画」なんだろか。
▼とはいえ、ネットを通じてお会いしている現役東大生もしくはOBの皆さま方は、一般教養を含めていろいろな本を読んでいる人ばかりだと思います。(←フォローのつもり)

12月13日(木)雨だったっけ?
▼ちょっと暇ができたら他人のサイトにアクセスして、掲示板書き込みやってる。しかも長いのを。単なる迷惑かもしれない。おまけに書き込んでから、「このネタ自分の日記に書けばよかった」と後悔していたり……。

12月14日(金)晴れ
ナンバーガール『SCHOOL GIRL BYE BYE』
 メジャーデビュー盤の一枚目と二枚目を聴いた後にこれを買って聴いたんだけど、実は今までの中でいちばん聴きやすかった。一曲目の『omoide in my head』のギターリフと風にたなびくような歌詞。メジャー盤の二枚は思いっきり歪ませたギターなので、ずっと聴いているのはきつい。ハードコアって何であんなにハウリング起こしているようなギター音なんでしょう。
 だからこのインディーズ盤が今のところいちばん好き、ってのはひょっとして邪道かもしれないけど、歌詞も比較的聞き取りやすい上に、疲れ切った頭には妙に馴染んでくるのよね。一週間ぐらいヘヴィローテンションで聴いてました。

12月15日(土)晴れ
▼買ってしまいました今週のSPA!。ここんとこ一日の大半を仕事に取られているので情報を求めて雑誌をやたらに買いたくなってくるのです。
 もちろん読みたい記事があるからこそ買うんですが。ネット界の一部の人にはすでに言及されていますが、『いい歳して[モーヲタ(モーニング娘。オタク)]たちのなんと膨大な理屈 』は、こちらも微々たる内容ながらモー娘。をネタにしているからにはやっぱり読んでおかねば、と。
 読み終わってから「意外にも素直な記事だな」と感じました。「意外にも」のところに力点が掛かっていますが。
 SPA!でよく見かける、いつもの悪意ある言い回しが見あたらないのですね。もちろんこの記事をまとめた編集者がモーヲタを好意的に見ているのでも何でもなくて、「理解はできないけど、インタビューイたちの発言はそのまま受け取ろう」という姿勢があったようで、非常に好感が持てます。もちろん読者にどう受け取られるのかはまた別なんですが。(さすがに「ヌッキモニ」まで好意的に見られるかどうかってのもありますから。ネット上でも多くの人から「陰ながら応援してます」などと言われてますし)
 モー娘。を語るとき、つんく♂の曲作りなど運営方法など、いろいろと言い尽くされて、その最果てに「儲けやがって」というやっかみ記事が一般誌にまで載るような現状で、ずいぶんと異端な記事です。
▼でも、こういう記事を真っ正面から取り上げるのはSPA!なんだなあと。近年のサラリーマンネタを苦々しく思っていた身としては嬉しい限り。今の宝島だったら絶対に取り上げないだろうなあ。昔でも取り上げないだろうけど。

12月16日(日)晴れ
『Visual Basic関数辞典』(蔵守伸一/オーム社開発局)/『トコトンやさしい情報通信の本』(相良岩男/日刊工業新聞社)/『林哲司全仕事』(音楽之友社)/『神様がくれた指』(佐藤多佳子/新潮社)

12月17日(月)晴れ
▼図書館にスーツを置き忘れました。読んで字のごとくです。
 昨日は開館間際の図書館へ出向いて、返却遅滞していた本を返して新しいのを借りて……鞄の中に本を入れながら仕事のことを考えていた隙に、もう片方の手に持っていたクリーニング仕立てのスーツを置き忘れてしまったようです。しかも気づいたのが今日の朝。仕方なく図書館の司書の人が出勤してくる時間帯まで待って、月曜は閉館しているので裏口から入って、落とし物として届けられていた(って届けられる物としても異様だ)スーツを受け取って、会社に連絡する。遅刻の理由を説明するのに困った。
▼時間は切り替わって会社帰り終電間際。終電の前の電車に乗りたかったのですが、走って行って間に合いませんでした。営団地下鉄南北線はあまり待ってくれない上に、23時過ぎごろだと15分に一本しか来ないのです。さて、この15分というのがまた中途半端で、近所の牛丼屋に行こうにも行って食って帰って15分内には収められないし、15分で日記の文章考えようにも、さっきまで仕事で硬直していた頭がほぐれていないので、なかなか日記モードに切り替えられないのです。仕方がないのでiModeで自分の書評でも眺めてました。なかなかいいこと書いてるじゃないか、と手前味噌な自己満足に浸れるのです。なにしろ自分で書いたことをさっぱり憶えてないから。それにしても季節柄、行き倒れの人が多い。赤い顔をした人や青い顔をした人がそのまま倒れていたりする。駅員に揺さぶられて、何事もなかったように立ち上がる。行き倒れ方もさまざまで、これで性格分析ができるんじゃないかってくらい。
▼iModeで自分のサイト眺めてるってのも空しいから他の人のも入れておくか。よく書き込みする掲示板とか。でも今日はもう無理か。(とモバイルギアで自問自答している有楽町線の中。0時10分)

12月18日(火)晴れ
▼一昨日の日記で佐藤多佳子さんの著作名を『神様がくれた指』と書いてましたが、訂正しました。一字入っただけでずいぶん意味が変わるな。
▼いつのまにやら今月が半分過ぎてしまったのね。今日は珍しく終電二時間前に会社を出たけど、この忙しさは来月の半ばまで続きそうなのよ。年末年始もどうなってるかわからないのよ。
季節はずれの心霊写真――にあらず。一応断っておくけど18禁。

12月19日(水)晴れ
▼ここ最近になって、やたらにBOφWY関連のライブアルバムだのDVDだのって発売されていますが、東芝も宇多田で収益があるかと思いきや、台所事情は苦しいのかも。フォーライフレコードも解散したことだし。
 それにしても、当時BOφWYで熱狂していた世代は、もう二十代後半から三十代ぐらいの、定所得者層になってしまったという。「十代のための音楽」と名乗っていた彼らなのに、支えとなるのが「あんまり若いと言えない世代」というのがトホホというか何というか。
▼BOφWYには『WORKING MAN』という曲がある。シングルヒットした『B BLUE』のB面(あえてこう言う)で、ベースの松井常松が作詞し、間奏部分でも彼のベース音が空を刻む。
 あの歌詞の出だし「犬のように走るUNDERGROUND/パンをくわえ飛び乗るWORKING MAN」と氷室が歌っているのですが、実際にそんな奴見たことないよ。パンをくわえるか走るかどっちににしないと間がもたん。走りながら食っても胃に悪いし。
▼けれども、「遅刻しそうになっている人間がパンをくわえて走る図」というのは、漫画なんかだと当たり前の記号として使われていますな。藤子不二雄Fの漫画の主人公は、のび太からエスパー魔美まで、みんな寝坊してパンをくわえている。それも食パンを。コッペパンの方が細長くてくわえやすい気がするが。エヴァンゲリオンのテレビ版最終回では、シンジのもうひとつの世界で、遅刻しそうになった綾波レイがやっぱり食パンをくわえていたような気がする。やはり「遅刻しそうな時に食パン」の法則は生きているのか。ちなみに私の実家では朝はご飯を食べて昼食にパンだったので、「世間様の家庭生活とちがうのか」と幼少のみぎりに疑問を抱いてました。でも当時の同級生も皆「朝はご飯」だったと思うだが。  話を戻して。確かにあれだけ漫画になっていれば「ドリンク剤を飲み干し飛び乗るWORKING MAN」という歌詞にはならなかったのだろう。
 某ドリンク剤のCMソングで「24時間戦えますか」というのがあったが、単にアダルトビデオ界で「24時間立てられますか」とパロディにされたことのイメージしかない。あのバブル真っ盛りの頃、そこで「ふざけんな」と言う人がもっと多ければ今の日本がもっと変わったような気がするんだが。CMキャラクターもふざけてたし。ってBOφWYの話からずいぶん飛びましたな。何も考えずに書くとこうなります。

12月20日(木)晴れ 明日は天気悪いの?
▼近所のファミリーマートとセブンイレブンは、ほぼ隣り合ってるくらい近くに位置しているのですが、それでも僕がよく行くのはセブンイレブンの方でした。理由は酒が置いてあるから。
 以前そこでバイトしていた人の証言では、「ファミリーマートの方が後続」だったということなのですが、そのファミリーマートでも酒が売られるようになりました。ってすげえローカルな話題を書いてる俺。
▼発砲酒が飲めなくなりました。なんとなく薄いんだって喉が感じるのですよ。贅沢だってのはわかるんだけどねえ。コンビニはもっと輸入ビールを扱ってくれよお。

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