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「http://www2s.biglobe.ne.jp/~NITE_DAY/200206nikki_2.htm#2002/06/XX」
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6月11日(火)
▼全体会議のために朝6時起き。
▼昼間はあんなに晴れていたのに夕立。だけど9時ぐらいまで会社にいたので雨に濡れることはなかったが。
▼もうちょっと日記を長く書きたいものだ……とはいいつつ他人の掲示板の書き込みの方が長いような昨今。

6月12日(水)
▼初めてその画を見たのは、週刊プレイボーイの読者ページだった。もう15年ぐらい前のこと。最初は画だけだったのが、文章にも進出してきた。「消しゴム徒然草」だったかというタイトルだった。そのタイトルは、彼女の画が消しゴム版画だという意味あいから取られていると知ったのは後のこと。女性だと知ったのも後のこと。
 テレビだけ見て何かを言いたがる人々がごまんといて、
 テレビに映る芸能人に何か言ってやりたくてしょうがない人々もごまんといて、
でも同じようなことしても決して彼女のように才気溢れるものにならず、毒舌を標榜してもただの悪口にしかならなかった。
 週刊朝日でも週刊文春でも、当たり前のように連載を読んでいると、それがずっとつづくような気がしていた。よく考えると朝日と文春で両立しているってこと自体も凄いけど。
 ナンシー関享年39歳。合掌。

6月13日(木)
▼ずっとナンシー関公式サイト「ボン研究所」のログを読んでいるのですが、なぜかクリックするごとに内部エラー出しまくり。前に見た時はこんなに画像表示や別コンテンツ表示でエラー出たような覚えはないんだけど。みんな一斉にクリックしてるからなんでしょうか。
「更新されない」ということで読者に批判されてへこんでいるという内容の部分を読んでちょっと意外だった。ナンシー関という存在、そしてその版画作品や文章に対してはある種のプライドを持っていたから泰然自若としていられたが、それ以外の、取るに足らない部分に対しての攻撃には割と弱いのかも。いいじゃん、サイト運営なんて個人が好きでやってるんだし。読者が金払って読んでるんじゃないんだから。
▼このログを読んでいると、「この文章を書いた人はこの世にいないのだなあ」としみじみ感じる。いや、ナンシー関自身のあの膨大な著作だって「文章」なんだけど、なんつうか出版物とちがってWebの中身って本人の手作り感覚を直に味わえる気がするのね。
 芸能人本人が運営するサイトの文章が、アスキーアート使いまくりだったり普段の口語と違っていたりするとコケてしまいそうになるけど、それでもその人の「生の個性」が見えて趣があるものです。
 以前に、出会い系サイト経由で十代の女の子に騙されてお金を貢がされ、あげく背後にいた暴力団に殺された教師の事件があったけど、あの教師のサイトの日記を読んで、浮かれた(というより女の子と巡り会い、協力しているという感覚で悦に入っている)文体だったのを見て、いろいろと考えたことがあったけど、今回もそれと同等の感触がある。
▼ところで、こういう訃報がニュースで入ると、ナンシー関の写真を利用するとき、だいたいが昔の著者近影だったりしますが、その中でもごく最近のバストアップ写真を見て驚きましたよ。なんというか「病的」と一言でくくりたくなるような。「大丈夫?」と声をかけたくなるんですが。「ウォッカをロックで何杯も飲んでいた」らしいですけど。
 最後の夜を過ごしたお友達はおかしいと思わなかったのでしょうか。正月を実家で一緒に過ごしたお父さんなども。
▼会社を出て銀座へ。閉店まで。(57)

6月14日(金)
▼豊洲にチェック原稿を届けに行き、戻ってくるとみんながテレビに向かっている。どうも今一点目が入ったらしい。二点目が入るところまで見届けてから仕事再開。7時半に会社を出て銀座に行く。(58) ボトルが残り少なくなってきたので出て丸の内線で新宿へ。(10)
▼騒いでる連中は主に歌舞伎町の入り口辺りの道路から、歌舞伎町の奥までらしく、靖国通りの辺りはそれほど。でも占い師のおばちゃんにまで「ニッポン万歳」と叫ぶのはどうかと思うぞ。
 店の中に入ると何人か例のシャツを着ていたり。そのうち客まであのシャツを着たり、サッカーボールを模した変な帽子を被ったような連中が入ってきて騒ぎ始めた。店内はスカパーだか見ることのできるテレビがあるので、点が入ったりするごとに大盛り上がり。立ったまま複数の女の子に抱きつく奴も出たり。無礼講だってことで恩赦を受けたようです。間近で目にすると羨ましいと思うより「こいつらにかかわんないようにしよう」という防衛本能が働き出し、黙々と飲むことにしました。それでも奴らはこっちにやってきて、扇子に寄せ書きしてくれと頼んできたので、一応「仕事中に試合するな」と書いておきました。
 午前0時ごろのアルタ前交差点は何人もの警察官だか警備員だかが交通整理をしており、人が群がっている辺りから外れて脇の方からちょっと出ただけで、「まだ(道路に)出てはいけません」と警察官だか警備員だかに手で制止されました。
 電車に乗った限りでは、いつもの金曜の夜にしては少なかった方です。歌舞伎町にいた連中は夜通し騒ごうとしてたんでしょうかね。でも夜中から雷が鳴って大雨になったけど。家に着いた頃に降ってきたのでこちらは助かったけど。

6月15日(土)
▼昨日は「今日の試合で日本が勝ったのならまたタワーレコードがポイント二倍になるはずだ」という会話をしていながら、夕方うたた寝してしまって起きたら8時半。(タワーレコード池袋の閉店は9時)とほほな気分になりながら、「くだらねえ」とつぶやいてみる。(エレカシ宮本浩次)疲れが溜まってんだなあ。

6月16日(日)
▼モバイルギアをさっぱり使わなくなってしまった。というのも上蓋が立ち上がらなくなってしまったので、左手で上蓋を支えて、右手でキーを打つはめに。台座が安定していればいいのだが、電車の中で立って打つことができなくなってしまった。今まで台座を左手のひらに敷いて右手でキーを叩いてたもんだから。
 いずれは動かなくなることを想定して、別機種に代えることを考えもするが、最新のモバイルギアはカラーで充電式。とすると今まで固執していた、「キーボードが大きくて使いやすい」「単三乾電池四本で動く」という部分に固執しないでもいい。
 他機種を鑑みるにpalm OSやPocket PCは付属キーボードを付ける必要があるので面倒。大きさと価格の手ごろさから考えると、(キーボード式のPDAは結構高い。ノートPC買った方がいいくらい)Jornadaがいいと三年くらい前から考えていた。以前に漫画批評サイトの管理人さんたちが集まるオフ会で、現物を紹介されて以来魅せられていた。
 んでも先頃、ヒューレットパッカードはコンパックとの合併で、pavillionなどのデスクトップPCの製造を中止していた。どうなる、Jornada。
▼んで、電車の中でモバイルギアを使わなくなってくれば、自然とこの日記の更新頻度も減る……いや、昨年末から仕事がごたごたしてその辺りから減っていたようなもんだけど。
 無料日記スペースのレンタルして、携帯から更新できるようにしようかとも思いましたが、それだとどうも「掲示板に書きこみしている」感覚であって日記じゃないような気がするな。
 最近よそさまの日記は、デジカメを常備して撮った画像にキャプションを付ける「デジカメ日記」を実行されているものも多い。
 最近はあちこち出歩くので、どうせならこのように、デジカメ日記にしてもいいような気がして心揺れ動いてるのですが、「出歩かなくなったら、周囲のモノやらペットやらを撮るようなしょーもない日記になるではないか。(いや、テキストのときだってしょーもないけど。それ以前にペットなんて飼ってないし)」「そもそも撮るものがマンネリ化するのではないか」といった懸念があり、実行に移せない。
 つうかデジカメ買おうかなという話。最近はコンパクトで高性能なのが増えたので、仕事でも流用できるのではないか、と。「仕事に使えるのかどうか」という点でモノ選びをしているのがすでにせこいか。うーん、すきゃなもCD-RWも欲しい。
▼と、↑サイトの今後のようなことを考えて物欲日記をからませている。この「物欲日記」に走るというのはサイト管理人に多い傾向なのか、あちこちで見かける。モノに一家言ある人というのは、それだけ肚の底に文章のエキスを溜めこんでいるのか。まあ「欲しけりゃ買えばいいじゃん」ですむ話なのだが、物質消費社会に生まれたときから浸かっていると、モノについて語ると嬉しい場面にはあちこち出会えるのです。
 私はモノにそれほど執着がないのでたとえば「デジカメなんて写れば何でもいいだろう」と軽く考えて安いやつで間に合わせると、機能の奥深さから欲が出てくるもので。こういう欲は初めから膨らましておけばよかったのに、と後悔することしきり。
 ネットで物欲宣言をしておいて、肚の中を文章化しておくことも大事かな、と。
▼↑と、ここまで電車の座席にすわり、左手で上蓋を支えて右手キー打ちで書いた。

6月17日(月)
▼最近、菓子の定番商品が変わり種の味付けで売られているんだけど、サッポロポテトポテトの「つぶつぶトマト」えびせんの「香港バーベキュー」に柿の種「わさび」……って、なぜに揃って酒のつまみみたいな味なのか。商品研究開発の部所は酒飲みが多いと見た。

6月18日(火)
▼午前は雨の中写真撮影で豊洲へ。
▼今日の対戦、点を取られたところは観なかった。
 たまたま上の階のテレビでその現状を観た人がこっちの階に伝えてきたので、テレビをつけた。それ以降、日本に点が入ることはなかった。
 これで日本もいくらか静かになるか。
▼8時前に会社を出て銀座へ。(59) 閉店まで。

6月19日(水)
▼午前は品川、夕方は西葛西へ。今書いて思ったけど、右から読んでも左から読んでも西葛西。
▼今週のSPA!の『超保存版 集中講義 名盤でたどるJロック30年史』で「そのうちまた廃盤になりそうな再発盤」という記事が1ページ。つうかURCレコード作品が95年あたりに東芝EMIから出たときのやつが今製造中止になっていて店頭にあるやつだけらしい。鈴木慶一とムーンライダーズ『火の玉ボーイ』もそのうち廃盤になりそうなものとして挙げられていたので、(確かに過去、東芝EMI発売盤が廃盤になっている)今週辺り買いに行こうか。今日は会社で9時ぐらいまで働いていたのでタワーレコード行けなかったけど。

6月20日(木)
▼11時に東京国際フォーラムDで記者会見。クリアビジョンを見ていたら眠いこと眠いこと。お偉いさんの話を聞き取れなくてICレコーダー回す。外に出たら雨。付近の蕎麦屋でうな玉定食。
アバイア、とうとう週刊新潮がネタにしてるぞ。「スポンサーでただ一社うちだけ知名度が低い」なんて言っていいのか社長。
一ヶ月近くモバイルギア内に入れっぱなしだった書きかけの 感想文を映画ページにアップ。

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