Visual C++ 4.0からSoundp.libを使ってみる

このページでは、 95Reader/98Readerと Visual C++ 4.0で、簡単なプログラムを試しに作ってみたので その過程を紹介します。

目次

95Reader/98Readerを手に入れる

私の場合、システムソリューションセンターとちぎの 95Reader/98Readerの ページで購入方法を確認し、銀行でお金を振り込みました。 ページには、メールやFAXで名前や住所や必要本数を送った後、 銀行でお金を振り込むように書かれていたのですが、 そうする前に先に銀行でお金を振り込んでしまったので、 家に問い合わせがありました。 特に不都合もなかったのですが、書いてある手順通りにやった方が良いでしょう。 多分、アメディアとか その他の所でも手に入れることができると思います。 もしかしたら、定価より安く手に入るところもあるのかもしれません。

お金を振り込んでから2, 3日後にはソフトが届きました。

95Reader/98Readerをインストールする

CD-ROMから95Readerをインストールしました。 私は、まだWindows95を使っているので、 (本当はあまり使っていなくて、だいたいLinuxを使用しているのですが…) 95Reader V2.1がインストールされたのだと思います。

CD-ROMの中を見ると、etc\prog95とかetc\prog98という ディレクトリがありました。ディレクトリにC言語用の ヘッダや説明書があったので、D:\95reader にコピーしました。

CD-ROMに入っていた開発用のファイルは以下のようなものです。

95Reader停止関数.txt
95Readerで音を一時停止する方法について説明
PF_Def.h
読み方の指定に関するヘッダファイル
SOUNDMSG.H
関数定義に関するヘッダファイル
Soundp.lib
ライブラリ
関数.TXT
95/98Readerの外部呼び出し関数の一覧と説明

コンパイルするための準備

最近は、Microsoftのプログラミング言語もバージョンアップしていないので Visual C++4.0 Standardしかありません。 おまけに、あまり使用してこなかったので、Visual C++用の設定を AUTOEXEC.BATにしていません。(パスさえ通していない…) そこで、使用する前に次のようにパスを通して、環境設定をしました。

> SET PATH=D:\WINDOWS;D:\WINDOWS\COMMAND;D:\bin;C:\bin;D:\PROGRA~1\MSDEVSTD\BIN\
> vcvars32

簡単なプログラム「こんにちは」

準備が整ったところで、 とりあえず、こんなプログラムを書いてみました。


# include <WINDOWS.H>
# include <PF_Def.h>
# include <SOUNDMSG.H>

int main() {
  SoundMessage("こんにちは", 0);
  exit(0);
}
で、次のようなMakefileを用意しました。

all:	
	set LIB=d:\program files\MSDEVSTD\LIB;d:\program files\MSDEVSTD\MFC\LIB;E:\MSDEVSTD\LIB;E:\MSDEVSTD\MFC\LIB;d:\95READER\Prog95
	cl /Id:\PROGRA~1\MSDEVSTD\INCLUDE /Id:\95READER\Prog95 -o hello.exe hello.c Soundp.lib
それから、
> nmake -f hello.mak
とコンパイルしました。 パスは、各自の環境似合わせて変更してください。 コンパイルが終了すると、 hello.exeができていたので、 実行すると、「こんにちは」としゃべりました。 もちろん、このとき95Readerを起動しておかないと 音声は出ません。
E-mail : nnakamur@mxq.mesh.ne.jp