点字を覚えよう


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点字を打つためには、点字板、点筆、点字用紙が必要です。
お近くの「ライトハウス」は赤十字にお問い合わせ下さいねっ。

まず、点字は「縦3横2」の六つの点の組み合わせからなりることは、先に述べました。
その右上を1の点、右中を2の点、右下を3の点
その左上を4の点、左中を5の点、左下を6の点・・・・・と言います。


点字は、右から左に書きます。盲人が読む場合は左から右へ凸面を指先で読みます。
健常者は凹面を右から見て読む事がおおいですね。

さて、点字を打ってみましょうか?
まず、板に紙をあてて片側を8ミリ位折って下さい。
そして、その折りを右上に向けて板の紙押さえにはめます。
点字を書く紙は葉書程度の厚さのものを選んで下さい。
点筆の持ち方は「↓」です。



平らな部分を人差し指の内側にあてて、親指・人差し指・中指の3本で握り、紙に対して
垂直に書きます。



点字は先に述べたように、6つの点の集まりで表現されています。
ここでは、その点の組み合わせにより出来る50音を覚えましょう。

さて、この「あ・い・う・え・お」が基本となります。
1の点だけだと「あ」、1と2の点だと「い」、ですね。

さて、この「え」に3.5.6の点を追加すると(つまり升目の全てを打つと)何になるでしょう?
「め」が正解です。

つまり、「あ・い・う・え・お」の基本に
6の点を追加すると「か・き・く・け・こ」
5と6の点を追加すると「さ・し・す・せ・そ」
3と5の点を追加すると「た・ち・つ・て・と」
3の点を追加すると「な・に・ぬ・ね・の」
3と6の点を追加すると「は・ひ・ふ・へ・ほ」
3と5と6の点を追加すると「ま・み・む・め・も」


5の点を追加すると「ら・り・る・れ・ろ」となります。

あらっ?何か足りない・・・・・と思った貴方、正解です。
実は、このパターンで収まらない50音もあるのです。


ちなみに、
長音符促音符
となってます。
例えば「オーヤ」は
長音符
エッ(・・?)の「えっ」は
促音符

となります。

濁音は5の点、半濁音は6の点だけ先に打ちます。例えば「づ」は
濁音

さて、次は拗音です。
「きゃ、きゅ、きょ」とかぁ「ぎゃ、ぎゅ、ぎょ」とかぁ「ぴゃ、ぴゅ、ぴょ」 ですね。
濁らない拗音は4の点、濁拗音は4と5の点、半濁拗音は4と6の点を使用します。
ひゃ びゃ ぴゃ

と、なります。
今回の最後は「外来音」で終わります。
これがちょっと分かりずらいかもしれませんねっ。このコーナーの最後ですから、頑張りましょう。
2と6の点を打ち「い→うぃ、え→うぇ、お→うぉ、た→つぁ、ち→つぃ、て→つぇ、と→つぉ、 は→ふぁ、ひ→ふぃ、へ→ふぇ、ほ→ふぉ、」となります。
2と5と6の点を打ち「は→ヴァ、ひ→ヴィ、ふ→ヴ、へ→ヴェ、ほ→ヴォ」となり ます。
4の点を打ち「せ→しぇ、て→ちぇ」となり、4と5の点を打ち「せ→じぇ」、4と 6の点を打ち「つ→てゅ」、4と5と6の点を打ち「つ→でゅ」、6の点で 「ち→てぃ、つ→とぅ」、5と6の点で「ち→でぃ、つ→どぅ」となります。

さぁ、貴方は覚える事が出来ましたか?
次のステップでは、数字・英語・記号・仮名遣いを覚えます。



さて、それでは数字・英語、そして「かなづかい」に進みましょう。
ちょっと面倒ですけど、慣れると簡単ですよ。
まずは数字から

10

そうそう、肝心な事を忘れていました。

「数字」と「かたかな」は同じ字を使っていますので区別するために、数字を打つ場合は必ず数字記号を先頭に打ちます。
これは、絶対に忘れないようにしてくださいねっ。

小数点の場合は促音符と同じ3の点を使います
3.14
となります。
分数は
を使います。この場合、数字記号、分子、分数記号、分母の順に打ちます。

数式ですが、「×」は1と6の点を使います。
「÷」は(3と4の点)を2回使います。
「+」は2と6の点を使います。
「−」は3と5の点を使います
「=」は(3と5の点)を2回使います。
(この記号は数式以外では使用しないでください。)
次ぎは記号です。
!は2と3と5の点、?は2と6の点、点線は(2の点)を3回、棒線は(3と5の点)を2回、〜は(3と6の点)を2回、ツギ符は3と6の点となります。
「」は前後に(3と6の点)を打ち、()は(2.3.5.6の点)で前後を括ります。

さて、このページも英語を覚えましょうか?
英文を打つ場合は、必らず

で囲みます。一字の場合は、前に(5.6の点)を打ちます。
a(あ)b(い)c(う)d(る)e(ら)f(え)g(れ)h(り)i(お)j(ろ)k(な)l(に)m(ぬ)n(つ)o(た)p(ね)q(て)r(ち)s(の)t(と)u(は)v(ひ)w(こ)x(ふ)y(む)z(ま)
と言うように、それぞれの英語は日本語さう覚えれば簡単に覚えられますよっ。
ちなみに「ー」は「3.6の点」、「:」は「2.5の点」、「;」は「2.3の点」、「,」は「2の点」、「.」は「2.5.6の点」となります。
なお、英語表記は基本的に小文字ですので、大文字を使用する時は、「大文字符」(6の点)を使います。
(この記号は英語以外には使わない事。)

かなづかい

点字は発音どおりに書いて下さい。
ワタクシワ(私は) ツーシン(通信) トーキョー(東京) フートー(封筒)となります。
助詞のヲは必ずワ行のヲを使う事。ただし、助詞以外には絶対にヲを使わない事。
カレヲ ムカエル(彼を迎える) オンガクヲ キク(音楽を聴く)
音が伸びる場合、その音がア・ウ・オ段の場合は長音符を使い、イ・エ行の場合はイを使います。
オカーサン(お母さん) コーベ(神戸)オーキイ(大きい) トケイ(時計) メイショ(名所) 例外はネー(ねぇ)エー(ええ)
なお、お教え・お送り・食う・縫う・思うなどは、そのまま打ちます。
外来語や音響などは、イ・エの音であっても長音符を使う。ただし、人名・地名はイ・エを使っても差し支えない。
コーヒー テーブル キーキー メーメー ゴーリキイ
ジとぢ、ズとヅ、ジャとヂャ、ジュとヂュ、等は発音は同じですが、すべて「ジとズ」に統一して下さい。
ジシン(地震) ハジ(恥) ズキン(頭巾) ショージョ(少女)
ただし、チ・ツと発音されることが分かっていて、前の言葉との連絡上濁る場合は ヂ・ヅを使用する。
ソコヂカラ(底力)  ミカヅキ(三日月) チャノミヂャワン(茶のみ茶碗)

ふーーーぅぅ、疲れましたねっ。 ここまで来たら、点字マスターまでもう一歩!p(^o^)qフアイトだぁぁぁ。


さて、それではマス空けに入っていく訳ですが、その前に数字の書き方を漏らしましたので、ちょっと書かせて下さいねっ。


数字が入る文字は全て数字記号を使って・・・・・と言う訳ではないのです。
ここでも、様々な約束事があります。
普段、健常者は漢字を使用しているので気にならなく間違いやすいので、特に注意して下さいね。

数量又は順序を示す言葉は数字を用います。
五本→数符5ホン、八メートル→数符8メートル、第三者→ダイ数符3シャ
七時三十分→数符7ジ△数符30プン


数字を使っても数字のとおり発音しなかったり、人名や地名の中に出てくる数字はカナで書く。
一言→ヒトコト、四日→ヨッカ、九州→キュウシュウ、一郎→イチロー
ただし、四をヨと発音しても、前後が3時・5時とか3日・5日と挟まれる場合は数符を使う。


数字を意味するものは数符を使い、漠然とした意味のものはカナを使用する。また、数字に続く最初の言葉に「あいうえおらりるれろ」が来る場合は「数字」と間違えることから、必ず継ぎ符(3と6の点)を入れる。
一時間→数符1ジカン、一日→数符1日、世界一→セカイ数符1、一軒家→数符1ケンヤ
一般的→イッパンテキ、一層→イッソウ、一同→イチドウ、一瞬→イッシュン
一例→数符1継符レイ、六億→数符6継符オク、


数字の単位カナで書く。だだし、百の数字以下を含む場合は数字を書きます。また、数字が重なる場合はぞぞれ数符を用い空白は空けない。
1億円→数符1継符オクオン、一万三千トン→数符1マン△数符3ゼントン
1500メートル→数符1500メートル、18944→数符1マン△数符89442、3回→数符2数符3カイ、千四、五百人→セン数符4数符500ニン


さて、マス空けに入りましょうか?
ここからは、少し分かりにくいですから、ゆっくりと覚えて下さいねっ。

点字は言葉(品詞)ひとつひとつ間を空けて書きますが、助詞や助動詞は続けて書きます。また、これらの言葉が続く場合も続けます。
ソレホドデモ、コレカラコソ、カンガエラレルダケ、ナツデサエモ


接頭語、接尾語(アイ、ダイ、サイ、マイ、ソー、リョー、タチ、ズツ、コトなど)なども続けます。
相協力する、大舞踏会、毎日曜日、総取締役、第一巻、先生方、私ども
ただし、次ぎのような場合は続けて書く。
元議員→モト△ギイン、前市長→ゼン△シチョウ、各方面→カク△ホウメン、非文化性→ヒ△ブンカセイ、超現実的→チョウ△ゲンジツテキ、満二歳→マン△数符3サイ


二つの言葉が結びついて慣習的に一つの言葉となっている場合は続けて書く。動詞が重なる場合も続けて書きます。
月明かり、そこそこ、正直者、血の気、女の子、1時半
照り輝く、作り直す、送り返す、話しかける、走り続ける


スル、シテ、サセル、サレル、ナル等は名詞に続ける。ただし、助詞・助動詞に続く場合は1マス空ける。
月明かり、そこそこ、正直者、血の気、女の子、1時半
照り輝く、作り直す、送り返す、話しかける、走り続ける
渡ろうと△して、盛んに△する、ふらふらと△しながら、明るく△なった、出来なく△なる

ただし、「主として、なくなる」の場合は続ける。又、「ヲシテ」のシテがやはり助詞で意味を強めるだけの場合は続ける。
私をして言わしむれば→ワタクシヲシテ△イワシムレバ


たたみ言葉は続けて書く。しかし、長い言葉は1マス空ける。
イロイロ、キョロキョロ、パチパチ、カエスガエス、チラリ△チラリ、ポツリ△ポツリ、アトカラ△アトカラ、フリムキ△フリムキ


一つの言葉と他の言葉の間、及び助詞の後は1マス空ける。
△△コエ△タカク△サエズル△コトリ


熟語が重なっている場合は最小限度に切る。ただし後の言葉が濁る場合は続ける。又、漢字3時までは続けるが切ると意味が不明になるものは続ける。それから、固有名詞の後に普通名詞が続く場合、普通名詞が2字だと切るが1字だと続ける。
入学試験→ニュウガク△シケン、自然公園→シゼン△コウエン、現代文芸思潮→ゲンダイ△ブンゲイ△シチョウ
炭焼小屋→スミヤキゴヤ、電気掃除機→デンキソウジキ、株式会社→カブシキカイシャ、訪問客→ホウモンキャク、大根畑→ダイコンバタケ、縁側伝い→エンガワヅタイ
芸術院賞→ゲイジュッインショウ、交響楽団→コウキョウガクダン、最優秀者→サイユウシュウシャ
積丹半島→シャコタン△ハントウ、草津温泉→クサツ△オンセン、信濃川→シナノガワ、上野駅→ウエノエキ


苗字と名前の間は1マス空ける。ただし、愛称の場合は続ける。
小泉今日子→コイズミ△キョウコ、酒井法子→サカイ△ノリコ、斉藤先生→サイトウ△センセイ、安達氏→アダチ△シ、吉田さん→ヨシダ△さん、みっちゃん→ミッチャン、郵便屋さん→ユウビンヤサン、神様→カミサマ


次ぎの言葉の後は1マス空ける。ただし、一語になっている場合は続ける。
その机→ソノ△ツクエ、この町→コノ△マチ、あの想い出→アノ△オモイデ、そうやる→ソー△ヤル、こう言った→こー△イッタ、どう思う→ドー△思う、ある人→アル△ヒト、わが故郷→ワガ△コキョウ
そのまま、そのもの、ソノタ、コノタイダ、ソレユエ、コノサイ、アノヨ(あの世)、ワガヤ、


次の言葉の前は1マス空ける。ただし、女性の使う接尾語や何時語になりきっているものは続ける。(モノ、コト、トキ、コロ、トコロ、タメ、ママ、ユエ、ワレ、ヨシ、ホー、カギリ、ツモリ、アマリ、アタリ、チカク、ハズ、ホカ、イジョー、ヨーニ、ヨーナ)
買った物→カッタ△モノ、そんなこと→ソンナ△コト、そうした時→ソー△シタ△トキ、幼い頃→オサナイ△コロ、遅れたため→オクレタ△タメ、書いたはず→カイタ△ハズ、一月以上→ヒトツキ△イジョウ
そうですもの→ソウデスモノ、不心得者→フココロエモノ、食べ物→タベモノ


ございます、いたします、の前は1マス空ける。「テ」「デ」の後にどうしがくる場合も1マス空ける。
お寒うございます→オサムー△ゴザイマス、デ△アル、デ△アッタ、シテ△イル、ミテ△キテ、イッテ△シマッタ、カンガエテ△クレ、ヨンデ△クル


アル、イウ(言う)の前も1マス空ける。ナイは動詞の打ち消しの場合は続け、その他の場合は1マス空ける。
栄えある→ハエ△アル、理解ある→リカイ△アル、読むと言う→ヨムト△イウ、こう言う風に→コー△イウ△フーニ、用いない→モチイナイ、思わない→オモワナイ、起こさなかった→オコサナカッタ、元気なく→ゲンキ△ナク、違いない→チガイ△ナイ、欲しくない→ホシク△ナイ、飲みにくくない→ノミニクク△ナイ


以上でマス空けは終了です。
まだまだ細かい決まりがありますが、除々に慣れていきましょうねっ。 さて、いよいよ次は最後の応用編です。 点字本の作成まで一気に進みましょうねっ。



さぁ、ポメ太郎の点字講座もいよいよ最後です。
ここでは、今までに書き漏らしたことやその他の規則、実例を交えて述べさせて戴きます。
これを見た皆様が一人でも点字を覚えるコトが出来ればと思っています。


新しく文章を書く場合、文章が改行されている場合は最初は2マス空けて3マス目が書き始めます。
また、「。」を用いた場合も2マス空けましょう。
それと、特に区切りをつけた方が分かりやすい場合は、2マス空けて下さい。

続けて書くべき言葉が行末に入りきらない場合は、2行にまたがらせずに、その語全体を次の行に書きます。
ただし、言葉の節目や助動詞、それに準ずる言葉の場合は構いません。
ハシリ−ナガラ、サイゴ−マデ、ラッカン−テキ、トーキョー−エキ、メンセツ−スル
ただし、デシタやデショーは「デス」の変化ですから、2行にまたがらせてはいけません。
又、ハナシテやナラベタなどの「タ、テ」も1行に書きましょう。

外国語の場合はシラブルで切っても差し支えありません。ただし、継ぎ符を忘れないようにねっ。

棒線や点線の前後も1マスから2マス空けましょう。

疑問符や感嘆符は前の言葉に続けて書き、その後は2マス空けます。

外国語の場合は次のとおり。
A型→外国字符A△型、外国後符NHK、友人A→ユージン△外国語符A
Brailleとは点字の事である→△△外国語引用符大文字符Braille外国語引用符△トワ△テンジノコトデ△アル


文例
一年経ち、二年経った。一念の動くところ、彼の痩せた腕は、鉄のごとく屈しなかった。丁度、一八年目の終わりであった。彼はいつの間にか、岩壁の二分の一をうがっていた。里人はこの恐ろしき奇跡を見ると、もはや市九郎の仕事を、少しも疑わなかった。彼等は前二回の懈怠を、心から恥じ、七郷の人々合力の誠を尽くし、挙って市九郎を授け始めた。その歳、中津藩の郡奉行が、巡視して、市九郎に対して、奇特の言葉を下した。近郷近在から、三十人に近い石工が集められた。工事は枯葉を焼く火のように進んだ。
△△数符1ネン△タチ△数符2ネン△タッタ△△イチネンノ
ウゴク△トコロ△カレノ△ヤセタ△ウデワ△テツノゴトク
クッシナカッタ△△チョード△数符18ネンノ△オワリデ
アッタ△△カレハ△イツノマニカ△ガンペキノ△数符2プンノ
数符1ヲ△ウガッテ△イタ△△サトビトハ△コノ△オソロシキ
△キセキヲ△ミルト△モハヤ△イチクローノ△シゴトヲ△スコ
シモ△ウタガワナカッタ△△カレラハ△マエ△数符2カイノ△
ケタイヲ△ココロカラ△ハジ△数符7ゴーノ△ヒトビト△ゴー
リョクノ△マコトヲ△ツクシ△コゾッテ△イチクローヲ△タス
ケハジメタ△△ソノ△トシ△ナカツハンノ△コーリ△プギョー
ガ△ジュンシシテ△イチクローニ△タイシテ△キトクノ
コトバヲ△クダシタ△△キンゴー△キンザイカラ△数符30ニン
ニ△チカイ△イシクガ△アツメラレタ△△コージワ△カレハヲ
ヤク△ヒノ△ヨーニ△ススンダ