書き下し文作成スクリプト (VBScript)
(LZHの圧縮ファイルをダウンロードするとよい。)
《kakikudashibun_1.vbs》拙作「漢文エディタ」で作成したデータフォーマットから、書き下し文(漢字ひらがな交り文)を一気に作成する。
「真魚」エディタから使う。
【更新履歴】
◇《kakikudashibun_1.vbs》一括変換用スクリプトである。ある程度の変換ができたので公開する。変換例は下の画像を参照。「漢文エディタ」でMS-Excelに入力した独自タグ付きの《まま》のテキストを「真魚」エディタに貼り付け、そこからこのスクリプトを実行する。「漢文エディタ」ではVBAで工夫していたが、VBScriptにある程度慣れてきたところだったので、正規表現を使って変換した。「漢文エディタ」にも移植できれば統合したいと思う。とりあえず4例ほどの文章で試してみた。もちろん、例文は人間の書いた文章であるから、機械的にはうまくいかない場合が出て来るはずだが、とりあえず実用レベルに近づいたのではないかと考えた。
「漢文エディタ」のフォーマットには奇妙な記号類が含まれているが、これの特徴は原訓読漢文の文字順の《まま》にタグを施しているので、1度入力するだけで@原文(白文)にも、A訓読漢文(返り点のみも可)にも一括変換できるところにある。これでこのスクリプトを利用すれば、一応B書き下し文までカバーしたことになる。その他、tjsoft77のスクリプト(ConvToTeX_Kanbun_1.vbs)を利用して、CLaTeXの漢文スタイルファイルを利用して訓読漢文を表示することもできる。この便利さは、ちょっと宣伝しておきたい気持ちである。もっとも、変換できない個所はまだ出て来るだろうと思う。それは徐々に改善していきたい。(2008.3.8)
《kakikudashibun_1.vbs》
変換に障らぬよう通し番号を付けて注記を外に書き出す。黄色い文字はユニコード文字。
上中下点・甲乙丙丁点等も、正規表現によってほぼ同様に処理できる。
「漢文エディタ」で一番難渋したのが上位点への移行だったので、こちらの方法が簡便でよい。
レ点の繰り返しや再読文字の変換例に注意。ここではユニコード文字は?のままにしている。
助字や「〜せざるなし」「意を絶つ所以なり。」等の変換例に注意。
下の例は天地人点を含んでいる。