1.Arduinoを使って(1)

Arduinoというマイコンを使ってPS/2キーボードの信号を抽出する事に成功した。
この写真の場合はテンキーのUSBキーボードである。
又、別途でUSBキーボードの信号をPS/2に変換するアダプタも存在する。

又、今回はArduino Leonardを使用した。
まずは、テンキーの入力を受けて、その信号から何のキーが押されたかを判別、
そこからどのような信号をパソコンに出力するかをArduino Leonardで処理した。
この信号はUSBキーボードやUSBマウスに準拠しており、
パソコンに専用のドライバやソフトを導入しなくても使えるので、
簡単に使って頂く事は可能である。
考え方を変えれば、このシステムで何か繋がっているキーを押せば
パソコンに対してマクロ的な動きをさせる事が可能である。
ただ、使っているうちに開発環境が欲しくなるかもしれない。
マイコンの中のパラメータを書き換えるには開発環境が必要だからである。

さて続報になるが、今まではソフト的な面を主に追いかけてきたが、
実用化するにあたっては配線が抜けやすくなるなどで好ましくない状況である。
そこで、USBからArduinoに繋ぐハーネスを見直して、コネクタを付け替える事にした。
これが改造前で、

これが改造後になる。

電源のコネクタを付け替えた。
この汎用のハーネスを使用して、ArduinoからUSBへ電源を送るようにしている。

又、Arduinoにハーネスを直接つなぐのは問題があるので、
Arduinoと同じ大きさでピン配置が同じ基板を購入し、
Arduinoを親亀、基板を子亀の状態で使う基板を組み立てた。
これは基板の表面であり、色々なコネクタが用意されている。

これは、基板の裏面である。

実際の使用時は、コネクタを以下の写真のように繋ぐ。

2.Arduinoを使って(2)
次に又、Arduino Leonardを使用した事例を紹介する。
友人のマルシェでデジタルサイネージとして動画を流したいとの依頼を受けた。
動画となると、動画の尺が終わったら又再生をさせなければならないが、
自分のパソコンをデジタルサイネージ用に貸し出すのは辛い。
そこで、マルシェの会場に備品としてあるノートパソコンを
デジタルサイネージ用として使うことになった。
又、運が良い事に同じ動画の再生を続けるには同じマウスアイコンの場所を
定期的に左クリックさせれば良いとの事だった。
そこで使われる事になったのが、Arduino Leonardだった。
要件を満たすプログラムを私のパソコンにおいて組んでArduino Leonardに流し込み、
それをデジタルサイネージ用パソコンに接続すれば問題なし。

依頼に応える事が出来て良かった。
3.Arduinoを使って(3)
Arduino UNOという基本的なArduinoもある。
Arduinoというマイコンを使ってPS/2キーボードの信号を抽出する事は可能である。

今後は、押しボタンスイッチの群体としてスイッチらしい動きをさせてみたい。

ワイヤレステンキーも使える事が確認できたので、いろいろと考えてみたい。
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