山崎まさよし

Tour 98-99 "ドミノめぐり"

1999年1月8日 新潟テルサ


山崎まさよしって、人気あるのね(笑)

 前回新潟に来た時は大学の学園祭だったらしい山崎まさよしですが、今回はなんとホール2DAYS。しかも即日完売。そんなに人気があるのか? どうせ「奇跡の人」見たさのミーハーなネーチャンばっかりだろ? と思いつつ観に行ったのですが・・・
 驚きました。メチャメチャ人気あるじゃないですか! 昔のアルバムに入っている曲でも盛り上がるし、ライブでは定番らしい「パンを焼く」という曲のコール&レスポンスも完璧。いつの間にか大変な人気者になっていたんですねぇ。


山崎まさよしって、ファンクじゃん

 バンドはなんと3人編成

山崎まさよし (Vo&G)
中村キタロー (B)
江川ゲンタ (Dr)

 山崎は基本的にアコギを弾くので、隙間を生かしたサウンドになるのかと思ったら、うるさい、うるさい。弾きまくり、叩きまくり、歌いまくりの野獣系の演奏。特に“ドミノ”のようなファンク・ビートの曲では、強烈なグルーヴを発生させていて、相当カッコいい。打ち込みのリズムも効果的に使いつつ、とても3人とは思えない凄い演奏でした。
 私のイメージでは「弾き語り系の味のあるシンガー」だったのですが、スガシカオのバンド(山崎まさよしとスガシカオは仲いいらしいが)と同等かそれ以上のファンク・バンドぶりでした。鍵を握るのはやはりベースの中村キタロー。スガシカオのバンドにも参加していましたが、今回もブーツィー・コリンズのように怪しいエフェクトのかかったベースを弾きまくっていました。山崎のアルバムではアレンジや打ち込みもこなしており、最近の大活躍ぶりは注目するべきです。江川ゲンタも下品なくらい叩きまくっていましたが、あれくらいの方がアクの強い山崎のボーカルには合うのでしょう。
 もちろん、弾き語り系の静かな曲も当然バッチリ。歌のうまさがよく伝わってきました。


さすがは役者の存在感

 今回の目玉はやはり“僕はここにいる”なわけで、アンコールまでとっておくのかと思ったら、ライブ序盤であっさりと披露。これまた素晴らしい演奏で、いきなりピークを迎えてしまって大丈夫か?と思いましたが、3時間近くにも渡ってダレることのないいいライブでした。役者もこなすだけあって、独特の存在感がある。ドラマが終わって、それとともに忘れ去れてしまうような人材ではなさそうです。
 最近この手の男性シンガーって沢山でてきましたが、私の中ではスガシカオがトップで、山崎まさよしはまだまだランクは下という感じだったのですが、今回のライブで急上昇という感じです。

 



Back to Menu

Back to Home