◆ 【成功するための秘訣】
【他人の利益もよく考える】
周囲が利益を得て、はじめて自分も利益を得ることが出来ます。周囲が豊かになってはじめて自分も豊かになります。
他人の利益を確保してはじめて、自分の利益も生まれてきます。原則(戦略)以外のことは極力協調性のため譲ります。他人の利益を考えるには、自分の考えを持っていても、まず相手の意見を聞くことが第一です。相手にたいする強要を避けるため、先入観を与えないようにします。
自分の能力が如何にすばらしくとも、他人の利益を考えないで、人を蹴落としてもやるという人は、いずれは、人の協力を得られなくなり大成はしません。他人の利益を考えない人に多くの支持者が集まらないように、表面的にはよくても、本質的には自分のことばかり考えているのだ――ということが良く判ります。
- 大事を貫くため、小事を譲る
- 人の話をよく聞く
- 必ず約束を守る
- 多くの支持者がいる
- 他人の利益も大切だが、早い時期に自分の利益が極端に大きなものを探し当てる
- 出来るだけ大きな単位でものを考える
【要点】
他人に利益を還元するにしても、自分の基盤がしっかりしていないと、なかなか出来ません。政治の場合、日本のことばかり考えていたなら、国際的に通用しません。家族、自分の会社、これらを大事にするのは当然です。しかし、そういう小さい社会の単位のことだけをあまり考えていると、自分の心がけている仕事を決してうまくやっていけません。
【確かな知識、情報を持つ】
ただの「知識・情報」ではなく「確かな知識・情報」であることが成功につながる重要な決め手になります。日頃、情報誌や週刊の雑誌類に目を通し、テレビのクイズ版組を見ていれば、確かに知識の総量は多くなります。しかし、それは「知らない人よりは、浴室ている」という程度の相対的優位の範囲内です。活字から仕入れた知識は、行動によって確かめ、人から聞いた話は原典に当たって確認するなど‥‥‥の吟味、調査確認をして自分のものにします。
- 人より一歩突っ込んだ事実確認
- 幅広い人脈を持つ
- 専門家の意見を聞く
- 常に人から学ぶ姿勢をもっている
- 全体、部分両方の情報バランス
- よく旅をする
〔要点〕
重要な事柄を決定するときは、自分だけの判断によらず、必ず専門家の意見を聞きます。また、外に出る機会を生かし、展示会・バーティに出席した際、あるいは講演会を聞などで絶えず新しい知識を得るようにします。
【対応力がある】
業務応対、対人などの対応力、これは、本人の幅広い知識と経験が備わっていてはじめて可能になります。
相手がどのような出方をしてきても、こちらの方に、それに応じた対処法があれば、あわてず、主導権を相手の手に奪われることがなく、仕事あるいは話を進めることが出来ます。その上で、譲るべきところ(戦術面)は譲り、守るべきところ(戦略)は、守ります。
- 戦術柔軟、臨機応変
- シャープな反応
- 身は忙しく、心はゆったり
〔要点〕
対応力は積極的行動と精神的な余裕から生まれます。そして、戦略・戦術は常に整理をしておきます。さらに、人の話をよく聞くことが、必須条件になります。
【自信を持っている】
成功者はだいたい同じように自信家そろいです。
それは、いままで成功したからこそ自信を持っているのであって、成功する前から自信を持っていたかどうかは疑問です。自信を持つと云うことは、物事を成し遂げるときに、きわめて重要な要素です。
しかし、ビジネスマンとして、自分の切り札を持っていなければ、取り組みようもありません。精神的な心の置きどころとは別に、仕事上の技量にも自信がなければなりません。
- 切り札を持っている
- 困難な問題に正面から取り組む
- 成功したときのイメージを絶えず新鮮に描いている
- 最後まで勝ち切る力を持っている
- 自負心を持っている
- 「自信の持ち方/劣等感からの解放」
〔要点〕
どこへ行っても通用するような自分の切り札を持つことです。
不安から、避ければ問題は大きくなり、成功はおぼつかなくなります。成功体験のない人(失敗ばかりしている人)は、いざという詰めのときに、「また失敗するのではないか」との不安から腰が引けてしまうことが多々あります。当人が逃げ腰では、本来、成功することも成功しなくなり、不安が的中してしまうことになります。逆に成功体験が多い人は、成功したときのイメージが脳裏に鮮明に残ってますから、そこから勝つために打つべき手が湧き出てきます。
詰めの甘い人に成功者はおりません。
「自分は有用な材であるという自信ほど、その人にとって有益なことはない」(カーネギー)
【戦略、目標を持っている】
固い信念を持つならば、目先の変化に惑わされない、長所を基盤とした戦略方向の延長上で伸びていきます。「成功の秘訣は目的の一定不変なるにあり」(ディスレーリ)
事業展開のオーバーラップ・メカニズムは、徹底した活動をすることで成り立ちますから、一つの戦略に沿って、効果が上がるまで活動が十分に行き渡るよう行動すべきです。軽率に、全く経験のない分野への落下傘的着手は避けなければなりません。長期的な見通しを持って行動します。
- 長所を革新し、着実に伸ばしていく
- 新しいものにつぎつぎ飛びつかない
- 落下傘的着手しない
- 歴史的展望からくる信念を持つ(よい戦略を持つ)
- 目先の利益に惑わされない(長期的展望)
- 戦略に基づいた情熱、エネルギー、行動力、粘りを持つ
- 器量大、コセコセしない
- 窮しても泰然自若として己を失わない
- 成功への執念を持っている
- 本音と建て前が近い
- 戦略に基づいたアイデアをつぎつぎと出す
〔要点〕
戦略に基づいた情熱を持つと、目の輝きがなければなりません。仕事のことを考えると、おもしろくて仕方がないといった気持ちです。
物事を戦略的に把握すると細かい状況の変化でうろたえることはなくなります。戦略はロマンであって、単なる理屈から生まれたものではありません。「理に走るものは人間の器が小さくなる」という言葉を吟味して下さい。
【感覚の良さ】
- 計算が出来ないところを直観的に判断する感覚を持っている、かつその判断が結構正しい
- 相手の反応から、気持ちを的確に、かつ素早く察知する
- 「感性を高める法/高感度人間になる法」
【要点】
多くの成功している経営者に会うと、彼らは動物的ともいえる感覚の良さを持っています。
特技といえるところは、相手の表情、声の調子などの変化を決して見逃さないという点でしょうか。理屈で考えず、フィーリング、イメージでとらえるようです。
感性を磨き、本質を見抜く力は、感度のいい人間に接し、話をする機会を持てれば、大いに啓発を受けることが出来るようになります。
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