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一桁のビジネスマン《行動心理資料》より

【新人導入の際の配慮】

 組織に新しいメンバーが加わるとき、通常は、彼らの能力や適正については、殆どわからないことが多いのです。

民間企業の新入社員は、地理的、学校関係など、何らかのつながりも殆ど持たない雑多な人々の集まりの中に、投入されます。学校の新入生の場合も、ほぼこれと同じです。

 新人とグループのメンバー達をつなぐ共通のものは、目標やリーダーです。ここに、優れたリーダーのなすべき務めが存在しているのです。

 工場、商店、大学、団体、クラブなど、どの様な種類のグループであっても、今日では、新人の導入には特別注意深い配慮がなされています。

 リーダーは、グループの大きさに関わりなく、全てにおいて次のこと考えなければなりません。

「新しいメンバーは、速やかに気持ちよく、他の人々となじんでいってるか」
「私リーダーは、新しい環境の緊張を解きほぐし、新人が気持ちよく参加できるように、あらゆる必要な手だてを講じているか」

 細かい手段は、グループの性質によって多少変わってくるでしょうが、新人の受け入れに細かい配慮が必要であることは、どのような組織であっても、その違いはみられないほど重要なものです。

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