◆ 《仕事上の話し方_U》 目 次 |
【会話のタブー 】
会話中、結論まで、こちらで切り出すと、相手は一方的に押しつけられたような気持ちになります。相手にたいする思いやりに欠けることになります その気配りは、あまり親しくない間柄のうちは、プライベートな話には、あまり深く立ち入らないことが賢明です。親しくなれば相手の方から語りだしてくれます。 人は、言葉によってイメージ管理されますから、相手に対して積極的な言葉、肯定的な言葉を使うことが大事です。
使うとまずい言葉の例では、困った、難しい、参った、出来ない、うそだ、汚い、卑怯だ、ダメだ、ナンセンス etcがあります。消極的な否定語は、たとえ、かるい気持ちで使う言葉でも、自然に自分自身の行動がその言葉の影響を受けます。しかも、周囲の人に与える影響も少なくありません。
とくに、言葉遣いの癖が、要を得てないのに、「要するに」、絶対でないのに「絶対」相手に説明していないのに「だから」、結論でないのに「結局」などあやふやな言葉はタブーです。
| ||
【スピーチの仕方 】 パーティや宴会、セレモニー、さらには朝礼や訓示にも共通する短いスピーチのポイントです。 おもしろい
スピーチの目的を明確にする話の要点は、時間が限られているので多くても、2、3ポイントに絞ります。あまり多くを話そうと欲張らないことです。 あらかじめ自分の話のスピードを時間で計り、一分間、三分間、五分間で、れぞれどの程度の話が出きるかを知っておくと便利です。 例えば、テレビでアナウンサーが話すときのスピードは一分間に300字程度です。聞き易いテンポは、一分間に270〜280字位です。スピーチというと一般的に単なる自己主張に終わる例が多いようです。一考を要します。 ●戻る 【講演の仕方 】 講演の仕方は、いままでに述べた話し方のポイントを、うまく使いこなすことです。 しかも、大勢を前にして話すときは、聴衆を飽きさせないように、以下の1〜6項などの工夫が入ります。
講演の仕方で大きいポイントとなるのは、聴講者に質問などをして話の中に中へ引き込むことです。その場合、よく、黒板の下の方に書いて後ろの聴衆者が見えないときがあります。 OHPなど機材の活用や聴講者に便宜をはかる気配りが必要です。聴講者とコンタクトをはかるためにも、立って話します。座って顔が見えない場合などは折角の、盛り上がりに水を差すようになります。 また講演の途中で、確認のチェックポイントを持つと便利です。テーマから脱線して時間オーバーになる傾向をふせげます。 ●戻る 【自己紹介の仕方】 新人がやってくる四月、人事異動で新しい人が多くやってくる九月、そして、パーティや新しい取引先との出会いで、何度となく、”自分”を紹介しなければならない場面がやってきます。そんなとき、照れて、ごく平凡な印象度の乏しいスピーチですましてしまう人が多いですが、これは考えものです。 最初のイメージは強く意識されますから、ここで自分を売り込まなければなりません。そのため、あらかじめ、2〜3点のパターンをつくっておくと便利です。
自己紹介をしているのに、肝心の名前のところで、声を小さくする人が多くいます。 ●戻る 【インタビューへの答え方】 相手から面会を求められてあうとき、あるいは、インタビューを受けるとき、全く無策で望むと、相手に主導権を握られ、相手のペースで話を進められてしまう恐れがあります。その場合には受け身一方にならないで、相手の目的や話のテーマを分析して、十分に準備を整えた上であうことです。
いつ、誰が、何を、どこで、どのようにする――のかを「質問技術」によって聞きます。人を批判した場合などは、すかさず代案はどうなるのか聞きます。よい質問とは、結局、行動につながる質問です。 ギブアンドテイクの原則をふまえた上での質問?か、相手に全く利益にならない話であると、質問を重ねても答えは拒絶されます。また、その場で第三者が聞いていると答えにくいときもあります。その上、その人に聞くべきか、他の人に聞くべき質問ではないかなど、ものを尋ねる場合にも裏付け調査や情報の有用確認など、情報の吟味を欠かすことは出来ません。 |