2017/01/21:renewal
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『仕事の進め方 ―仕事の基本編― 』


《仕事上の話し方_U》
  目 次
  1. 会話のタブー
  2. スピーチの仕方
  3. 講演の仕方
  4. 自己紹介の仕方
  5. インタビューへの答え方

《 内 容 》
【会話のタブー 】
  1. 自尊心を傷つけるな
    @相手をほめる
    A名を捨てて実を取れ
    B大同小異の意見なら、相手の褒めを採用する
  2. 結論を相手に強要しない
    @ヒントを出し、結論は相手に考えさせる
    Aしゃべるな、しゃべらせろ
  3. プライベートな話には深く立ち入らない
    @相手の思想・信条・宗教に関わる話
    A相手の収入や生い立ち、家族の様子・家庭環境などの話
  4. マイナス・イメージを与える言葉は使わない
  5. あやふやな日本語は使わない
要 約
 会話中、結論まで、こちらで切り出すと、相手は一方的に押しつけられたような気持ちになります。相手にたいする思いやりに欠けることになります
 その気配りは、あまり親しくない間柄のうちは、プライベートな話には、あまり深く立ち入らないことが賢明です。親しくなれば相手の方から語りだしてくれます。
人は、言葉によってイメージ管理されますから、相手に対して積極的な言葉、肯定的な言葉を使うことが大事です。

 使うとまずい言葉の例では、困った、難しい、参った、出来ない、うそだ、汚い、卑怯だ、ダメだ、ナンセンス etcがあります。消極的な否定語は、たとえ、かるい気持ちで使う言葉でも、自然に自分自身の行動がその言葉の影響を受けます。しかも、周囲の人に与える影響も少なくありません。  とくに、言葉遣いの癖が、要を得てないのに、「要するに」、絶対でないのに「絶対」相手に説明していないのに「だから」、結論でないのに「結局」などあやふやな言葉はタブーです。
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【スピーチの仕方 】
 パーティや宴会、セレモニー、さらには朝礼や訓示にも共通する短いスピーチのポイントです。
おもしろい
  1. ユニークな内容
  2. ユーモアを交える
  3. 後半に盛り上がりをつくる
  4. 論理だけでなく、情熱、感情を込めて話す
わかりやすい
  1. ポイントを絞って話す
  2. イメージのわく例題の導入
ためになる
  1. 聞き手に何を与えたいか明確にする
テクニック
  1. 時間オーバーにならないこと
要 約
 スピーチの目的を明確にする話の要点は、時間が限られているので多くても、2、3ポイントに絞ります。あまり多くを話そうと欲張らないことです。
あらかじめ自分の話のスピードを時間で計り、一分間、三分間、五分間で、れぞれどの程度の話が出きるかを知っておくと便利です。
例えば、テレビでアナウンサーが話すときのスピードは一分間に300字程度です。聞き易いテンポは、一分間に270〜280字位です。スピーチというと一般的に単なる自己主張に終わる例が多いようです。一考を要します。
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【講演の仕方 】
 講演の仕方は、いままでに述べた話し方のポイントを、うまく使いこなすことです。
しかも、大勢を前にして話すときは、聴衆を飽きさせないように、以下の1〜6項などの工夫が入ります。
  1. 聴衆とのやりとりを試みる
  2. 質問の時間をとる
  3. 板書き;ハッキリよく見える字で、聴講者が見える位置に書く
  4. 原則として立って話す
  5. 時間配分をうまくやる
  6. 準備をしっかりと
要 約
 講演の仕方で大きいポイントとなるのは、聴講者に質問などをして話の中に中へ引き込むことです。その場合、よく、黒板の下の方に書いて後ろの聴衆者が見えないときがあります。
 OHPなど機材の活用や聴講者に便宜をはかる気配りが必要です。聴講者とコンタクトをはかるためにも、立って話します。座って顔が見えない場合などは折角の、盛り上がりに水を差すようになります。
 また講演の途中で、確認のチェックポイントを持つと便利です。テーマから脱線して時間オーバーになる傾向をふせげます。
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【自己紹介の仕方】
 新人がやってくる四月、人事異動で新しい人が多くやってくる九月、そして、パーティや新しい取引先との出会いで、何度となく、”自分”を紹介しなければならない場面がやってきます。そんなとき、照れて、ごく平凡な印象度の乏しいスピーチですましてしまう人が多いですが、これは考えものです。
 最初のイメージは強く意識されますから、ここで自分を売り込まなければなりません。そのため、あらかじめ、2〜3点のパターンをつくっておくと便利です。
  1. 名前をハッキリと
  2. イメージがわくように具体的に
  3. 共通の話題をテーマとした自己紹介
  4. ユーモアを交えて
  5. エピソードを交えて、
  6. 相手にとって興味のある情報を含んだ自己紹介
  7. 自分の特長を明確に
  8. 終始、堂々振る舞う
要 約
自己紹介をしているのに、肝心の名前のところで、声を小さくする人が多くいます。
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【インタビューへの答え方】
 相手から面会を求められてあうとき、あるいは、インタビューを受けるとき、全く無策で望むと、相手に主導権を握られ、相手のペースで話を進められてしまう恐れがあります。その場合には受け身一方にならないで、相手の目的や話のテーマを分析して、十分に準備を整えた上であうことです。
  1. 相手の面会目的を把握する
  2. 予想される質問には答えを準備しておく
  3. 問題点はどこかに焦点を絞って説明する
  4. 自分の提案しているものと競合するものとの違いを説明する
  5. 具体例で説明する
  6. 応用可能性、用途を説明、相手のメリットについてもふれる
  7. 相手の質問の背景を理解してから答える
  8. 必要以上に詳しく答えることをしない
要 約
 いつ、誰が、何を、どこで、どのようにする――のかを「質問技術」によって聞きます。人を批判した場合などは、すかさず代案はどうなるのか聞きます。よい質問とは、結局、行動につながる質問です。
 ギブアンドテイクの原則をふまえた上での質問?か、相手に全く利益にならない話であると、質問を重ねても答えは拒絶されます。また、その場で第三者が聞いていると答えにくいときもあります。その上、その人に聞くべきか、他の人に聞くべき質問ではないかなど、ものを尋ねる場合にも裏付け調査や情報の有用確認など、情報の吟味を欠かすことは出来ません。
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