9.酒田罫線チャート
1.概略
・新安値又は新高値が発生した日のデータをグラフ化したものであり、相場状況を大局的に判断できる
・逆行線が5本発生でトレンドが反転するが、反転日は予測でなく後から判る欠点がある
2.グラフ
(1)下図が酒田罫線チャート例。
(2)上図は下図ローソク足の赤色・青色部を抜粋して作成される
3.グラフの作り方
(1)順行と逆行
・トレンドの方向に沿う動きを順行、その逆を逆行と表現される。
・上げトレンドにおいての陽線の動きは順行、陰線は逆行となり、下げトレンドにおいてはその逆で、
陰線が順行、陽線が逆行となる。
・また、上げトレンド於いて新高値を付けた陽線これを『陽線新値』と呼び、
これに逆行する陰線は『逆行陰線』となる。
・下トレンドに於いて新安値を付けた陰線を『陰線新値』と呼び、これに逆行する陽線は『逆行陽線』となる。
(2)トレンドの転換
・酒田罫線法においては、酒田新値を数えて行き『逆行新値』が5本出現した時点で、
それまでのトレンドが転換したと判断される。
・つまり、上昇トレンドについて説明すれば、陰線新値は陽線新値が出現ごとに陰線1からカウントして行き、
陰線新値が5本以上出現で下げトレンドに転換したと判断する。
・なお、逆行線のカウントは5本で転換がスタンダードであるが、KIkabu(sakata)では数字指定の機能があります
(3)上昇トレンド時の新値判断(下げトレンドはこの逆説明省略)
[1]始値/終値が同じ場合は無視
[2]当日陽線の場合下記実行
[3]直近の陽線新値の日付までさかのぼり、その間の高値を把握する
・当日高値が、把握した高値より高い場合は「陽線新値」とする
・把握した高値の方が高い場合は、当日の陽線は無視となる
・把握した高値と同じ場合も当日の陽線は無視となる
・陽線新値が現れる毎に本数をカウント(個数は数を見るだけで特に意味はない)
[4]当日陰線の場合下記実行
[5]直近の陰線新値の日付までさかのぼり、その間の安値を把握する
・当日安値が、把握した安値より安い場合は「陰線新値」とする
・把握した安値の方が安い場合は、当日の陰線は無視となる
・把握した安値と同じ場合も当日の陰線は無視となる
・陰線新値に現れる毎に本数をカウント(5個カウントで下げトレンド転換となる)
・下げトレンド転換になった場合は、陽線新値は1個からのカウントになる
・上昇トレンド時は、陰線新値のカウントは陽線新値出現する度に1からのカウント
(4)下図は(3)の図面による補足説明
4.課題
・検証後に記述予定
戻る