続 オーケストラは
事件だ!

('98.2.22, 第43回定期演奏会
パンフレットより)

 夏の団員総選挙を控えた神戸市民交響楽団では、バイオリン協和党、フルー党、トランペッ党の高音与党3党が30周年記念演奏会問題を巡り意見が対立。団の財政改革を優先すべきとするバイオリン党と「パーっとやろう」と団の景気回復を主張する他の2党の話し合いが膠着状態で、第2次加藤連立内閣は正念場を迎えている。
 一方、非バイオリン勢力の結集を呼びかける最大野党の低音党でも、宴会の幹事長人事を巡り、長老グループと数少ない若手の間の対立が表面化。森党首は内紛を抱えたままの選挙体制作りを余儀なくされている。
 こうしたなかで、どっちつかずの中音を路線を模索するビオラ地味党は、「いまこそ選挙でのキャスチングボートを握るチャンス」とみてかねてからの裏旋律工作を強めている。
 マーラーなどの大曲主義から小選曲制度への移行という演奏会改革の大きな課題を抱えた神戸市民交響楽団だが、このままでは聴衆の演奏会離れをなかなかくい止められそうにない。【チェロ 大野靖史】


 さてタイトルが「事件だ」とある手前、次は事件記事にします。どんな業界でも業界独特の用語がありますが、新聞業界にも多くの業界言葉があります。編集記者が最も心躍る言葉は「マル特」。つまり「特ダネ」のことです。ちなみに事件用語で汚職事件は汚の字から「サンズイ」。強盗は「タタキ」。暴力団は「マルボウ」。暴走族は「マルソウ」。捜査機関が家宅捜索をするのは「ガサ」などと言います。検察庁の扱う事件は警察に比べて大きな事件になるものが多く、地検担当には各新聞社とも敏腕記者を配置します。

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