[トップページ] [平成14年一覧][Common Sense][375 学力崩壊]

________Japan On the Globe(231)  国際派日本人養成講座_______
          _/_/   
          _/     Common Sense:「ゆとり教育」の現場から
       _/_/      
_/ _/_/_/         生徒、教師など現場の体験者が語る「ゆとり」
_/ _/_/          教育の実態。文部科学省も瀬戸際で急旋回開始。
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■1.「ゆとり教育」は「タイタニック」■

     前230号「『ゆとり教育』が奪う『生きる力』」には、多く
    のお便りをいただいたが、驚いた事に「ゆとり教育」を弁護す
    る意見は一つもなかった。これだけ多くの国民が「ゆとり教
    育」に反対しているのにこの春からさらに徹底した新学習指導
    要領が施行されようとしている姿に、豪華客船タイタニック号
    を思い浮かべてしまった。乗客みなが「氷山にぶつかるぞ、よ
    けろ!」と叫んでいるのに、巨船の慣性は容易に方向転換を許
    さない。実は船を操る乗員、すなわち文部科学省でも事態の深
    刻さに気づいて、方向転換のためのぎりぎりの努力を始めてい
    る。この点については最後に紹介するが、その前に「ゆとり教
    育」を現場で体験している現役中学生、中学教師、大学教師、
    高校卒業生などのおたよりから、それぞれの体験を語っていた
    だこう。

■2.中学生から「ゆとり教育」を見れば■

     僕は中学生ですが、これを読んで深く共感を感じました。
    学力低下と、非行増加が比例しているというのは知りませんで
    したが、自分が学校に通っているのでだいたいの本当の生徒た
    ちの気持ちはわかるだろうと思います。僕は塾に行っているの
    で、「ゆとり教育」の影響はそれほどでもないと思うのですが、
    たとえば、数学では図形の相似の問題、理科では陰極線や、放
    電の問題など、大半の人が面白そうじゃないか、というような
    単元がどんどん削除されて行ってしまっているのはとても残念
    です。
    
     また、総合的な学習の時間についてですが、これはかなり無
    意味なものではないかと思います。そんなものに何時間も使う
    ぐらいなら、ほかの授業をするか、休みを増やしてくれたほう
    がとてもうれしいと思うのですが。僕の中学校では、ほかの学
    年はどうか知りませんが、少なくとも僕たちの学年ではこの時
    間についてみなが考えていることをまとめてみると、(複数回
    答可と考えてまとめました。適当に聞いたものであまり正確で
    はありませんが、大体のものと割り切ってごらんになってくだ
    さい)

   1、つまらない ・・・・・・・・・・50%以上
   2、むだ ・・・・・・・・・・・・・45%以上
   3、遊び時間 ・・・・・・・・・・・15%程度
   4、ぶちこわしてやろう(学級崩壊)・10%程度
   5、少なくとも何かの意味はある・・・5%以下
   6、有意義である・・・・・・・・・・45人中0人
   (おそらく学年中(180人程度ですが)2,3人ぐらいはいる
    のではないかと思います)

■3.「ゆとり教育」が嫌いを作る■

     また、これは数学の授業についてですが、80%程度の人は
    嫌い、又は面白くないといっています。その理由としては、ト
    ップクラスの人たちからすると、授業中ひまである、簡単すぎ
    る、授業が遅すぎる、などの理由が挙げられます。中間層では、
    もう塾でやった、授業がつまらない、わかりにくい(僕は十分
    わかると思うのですが)、などがあります。下位層では、わか
    らない、授業が早すぎる、最初からまったく興味がない、どう
    でもいい、などという理由です。

     まさに『詰め込み教育が「嫌いを作る」、教科内容を大幅に
    削減して、基本的な所だけをきちんと分からせれば、「嫌いを
    つくらない」だろう』などというのは本当の教育現場でのこと
    を理解していない机上の理論ではないでしょうか。できる人は
    簡単すぎて面白くない。わからない人では、大体、割り算の筆
    算などが異常に遅い、またはできないため、いくら内容を削除
    されたところでわからない、ということになってしまいます。

     来年からの方法でみなが喜ぶのはせいぜい週2日休みになり、
    たくさん遊ぶ時間ができたというぐらいのものでしょう。まぁ
    勉強することが少なくなってうれしいと思う人もいると思いま
    すが、それで嫌いだったものが好きになるかどうかはまた別の
    問題ですし、ぼくはおそらくそうはならないと思います。なぜ
    なら、いまは削減されたといっているけれど、どうせじきにそ
    れが普通になり、またそれも理解できない人が増えてくる、と
    いうぐらいのものであろうと思います。
    
     さらに理解に苦しむのが「ゆとり教育」と「小学校からの英
    語教育」の2つがはじめられる、ということです。「ゆとり教
    育」にしたいのなら英語など勉強させていてはよろしくないだ
    ろうし、国際協調が重要なのはわかりますが、最初から教育水
    準の低い人間が英語ばっかり勉強して何かの役に立つのでしょ
    うか。そもそも今の若者の日本語がおかしいと問題になってい
    るのではなかったでしょうか。母国語もろくにできない人間に
    どうして外国語を勉強させようとするのかわかりません。教育
    水準が低下するということは結果的に国力が低下するというこ
    とではないのではないかと思うのですが。これでは政府が日本
    国をつぶそうとしているようにしか見えません。みなそうは思
    わないのでしょうか・・・(Shotaro Kawano君)
    
        伊勢雅臣:寺脇研氏の「ゆとり教育で嫌いを作らない」な
        どという主張に対して、「本当の教育現場でのことを理解
        していない机上の理論」との批判は痛烈だ。これだけの堂
        々たる反論を書ける中学生がいることに感銘を受けた。こ
        ういう立派な中学生がたくさん育つような教育制度なら、
        わが国の未来も安心なのだが、、、。

■4.現場の教師の多くは今回の新学習指導要領に反対■

     私は現在、公立中学の教師をしています。来年度から始まる
    「新教育課程」で学校内は混乱しています。授業時数の削減、
    絶対評価の導入、総合学習の開始等、大きな変化が4月から始
    まります。現場の教師の多くは、今回の新学習指導要領に反対
    しているのが現実です。
    
     すでに総合学習を開始している小学生が中学校に入学してい
    ますが、学力の低下は、目を覆うものがあります。私は社会科
    を教えているのですが、一番困っているのが、地理的な常識の
    欠如です。例えば、四国の4県を答えることが出来る生徒は、
    限りなく皆無に近いし、世界地理に関しては、何も知らないと
    考えて教えています。
    
     また、近年思うことですが、字の汚い生徒というか、まとも
    な文章の書けない生徒が年々増えていると言うことです。結局、
    小学校で、漢字の書き取りや文章をしっかり読み込むことが出
    来ていないのが原因だと思っています。「反復学習」=「詰め
    込み教育」と考えている文部省が進める教育改革は、まさに
    「亡国の教育」と言えるでしょう。また、日教組なども、昔は
    文部省のやることに反対ばかりしていたのに、近年は、文部省
    の改革を批判するどころか、迎合しています。

■5.学校だけではまともな教育は受けられない■

     私は、今年の4月から始まる改革で、中学校の二極分化がま
    すます進むと考えています。つまり、学校では満足な教育を受
    けることが出来ないと考えるようになった一部の裕福な保護者
    は、子供に塾や家庭教師をつけて、今まで通りの教育を受けさ
    せようとするだろうし、そんな余裕のない保護者は、今まで通
    り、学校教育中心の教育をしていくことになるでしょう。
    
     その結果、私達の時代であれば、学校の授業をしっかり受け
    ていれば、進学にも困ることはなかったはずですが、これから
    は、学校でしか教育を受けることのできない子供は、まともな
    教育を受けることが出来ずに、進学の時に困るのは目に見えて
    います。

     貧しいけれど、一生懸命学校で勉強して立派な人間になれた
    なんていうのは、これからは夢物語になりそうな気がします。
    これからは「野口英世」や「二宮尊徳」は現れないでしょうね。
    (神田さん)

        伊勢雅臣:「総合学習」はまだ試行段階だと思っていたが、
        もう顕著な影響が出始めているとは。貧しい家庭の子供は
        良い教育を受けられない、というのでは、野口英世や二宮
        尊徳を生んだ日本の国柄の最も大切な部分を破壊すること
        につながる。

■6.アルファベットも読めない大学生■

    (ある私立大学の助教授の談話から)少子化の影響で、相当数
    の私立大学では受験者数自体が定員割れを起こし、基礎学力の
    まったくない学生も入学させざるをえなくなっています。成績
    の下の方には、アルファベットも満足に読めない学生もいます。
    ゼミで、企業に関する雑誌の記事を読んでもらったら、「会社
    概要」という最初の単語から読めない人もいました。作文を書
    かせたら、ひらがなばかり。
    
     先日、上海で仕事している日系シンクタンクの人と話しまし
    たが、あちらの高学歴の若者の方がずっと優秀なので知的生産
    においても日本人より成果を上げてくれるとのこと。海外との
    競争も増していくばかりです。これからは中国とどう競争して
    いけばよいのか。本当に文部省の責任は外務省の比ではないで
    しょう。
    
        伊勢雅臣:大学関係者の間では「2006年問題」という
        言葉が囁かれている。高校では2003年度から始まる新
        しい学習指導要領で学んだ学生が大学に入ってくる年だ。
        文部省の調査によれば、97年度に高校の科目の「補習授
        業」を実施した私立大学は164大学。これがさらに増え
        れば、大学の先生は中学や高校の補習授業が本職になって
        しまうだろう。かつては大学が「最高学府」と呼ばれた時
        代もあったのだが、、、。

■7.小学校の暗唱教育で30歳を過ぎて古典に興味が■

        伊勢雅臣:教育で救われるのは、先生が教室で生徒を教え
        るという事から、どんなに制度が改悪されても、教師の努
        力によって部分的には良い教育はできる、ということだ。
        以下、良い先生から良い教育を受けたお二人の体験を紹介
        しよう。

     私は昭和45年生まれの戦後教育で育った人間ですが、小学
    校の時の暗記教育、基礎学力の教育は今でも覚えています。漢
    字、九九、歌。内容そのものもそうですが、これらを教わった
    場面もしっかり頭に残っています。それだけ小さい時の記憶は
    強烈なのでしょう。

     いま30歳を過ぎて各種古典に興味が出てきました。高校で
    の漢文の授業では、例えば「四書五経」という言葉は知ってい
    ますが、内容については断片的なものしか知りません。レ点、
    ク読点ばかりに注意がいって、内容は簡単に教わっただけなの
    です。基礎を固めることが、その人間の成長できる領域を決め
    ると思います。これからでも遅くないと自分では考えています。
    人間の生きる根幹、古典を少しづつ勉強していきたいと思って
    います。(北澤さん)
    
■8.競争で基礎学力を鍛え、自由宿題で個性を伸ばす■

     仙台市の水田に囲まれたのどかなところ、私が小学校4年生
    の時に堀江先生という恐いことで有名なおじさん先生がいまし
    た。先生は毎日いろいろな教科の豆テストを朝に実施します。
    そしてその結果は教室後ろの壁に貼り出され全員の点数が全員
    の目に、授業参観で来る親の目にさらされるわけです。

     また、豆テストのおかげで皆勉強に精を出し授業時間がけっ
    こう頻繁に余ったので外で遊んだり、皆で「ルパン3世」をみ
    たりしました。休み時間には1000メートル走に全員強制参加で
    す。先生は最後尾の者の後ろを走り、励まします。

     宿題を忘れた生徒は聖なる木刀でケツを引っ叩かれます。
    (凄く痛い!)しかしその宿題というのは何を提出しても自由
    なのです! 私は紙飛行機作りが得意だったので毎日木と方眼
    紙と輪ゴムとボンドで作ったそれはもういろいろな飛行機を提
    出しては先生の前で飛ばしてみせました。

     競争意識を煽り基礎学力や体力を鍛えさせ(ご褒美がある
    !)競争が起きることのない自由宿題で個性を伸ばす。いい先
    生ってこういう人のことを言うんだと思います。

     その後5年生になりクラスも変わりました。担任はうそ臭い
    美談がいっぱいかかれている道徳の教科書を教えるのが大好き
    でした。みんな平等、いじめはいけない、愛は大切、いろいろ
    な話をされました。しかしその担任の若い女性教師が去ってい
    く頃には私のまわりにはいじめや登校拒否や不良化していく者
    で溢れ返っていました。

     小学生のうちはゆとりよりも、強く子供を引っ張っていく教
    育が必要なんだと思います。私は先生に飛行機が好きという個
    性を伸ばしてもらいました。身体的な理由もあり、叶えること
    はできませんでしたが高校では自衛隊のパイロットになること
    を真剣に目指していました。(大学生・匿名希望)

■9.文部科学省は急旋回はじめる■

     冒頭に述べたように、今、文部科学省ではぎりぎりの所で、
    方向転換の努力が続けられている。そのリーダーは遠山敦子・
    文部科学相と、小野元之次官である。二人とも従来の「ゆとり
    教育」推進には関わっておらず、遠山大臣は就任前から「あの
    指導要領はよくない。やめなさい」と同省幹部にもらし、また
    小野次官も「ゆとり教育が『ゆるみ』になっている」と繰り返
    し語っていた。国民の危機感を共有している二人である。
    
     小野次官は「学習指導要領は最低基準」と言い切り、その範
    囲を超える内容も積極的に行うよう求め、総合学習も遊びや体
    験学習ではなく、教科教育の一環として位置づけた。本年1月
    17日には、遠山大臣が「学びのすすめ」(確かな学力の向上
    のための2002アピール)を発表して、「学びへの意欲や学
    ぶ習慣を十分身につける」ことが課題だとした。
    
     さらに目立たないが重要なのが「地方への権限移譲」である。
    学区、学級編制の事実上の自由化などが進められ、ほとんどの
    都道府県で習熟度別授業や少人数授業を取り入れ始めた。「地
    域からの改革」が目で見える形で始まった。文部省と日教組に
    よる「中央集権的社会主義体制」がほころびはじめ、各地域で
    の自由な創意工夫が問われるようになる。7、8節で紹介した
    ユニークな授業や、実力個性ある先生が評価される時代となろ
    う。 [1]
   
     学校や教師の創意工夫と、それを支え励ます地域住民の自主
    的な努力が今後の教育再建の原動力である。そしてそれこそが
    自由民主主義国家にふさわしい教育体制である。
                                          (文責:伊勢雅臣)

■リンク■
a. JOG(230) 「ゆとり教育」が奪う「生きる力」
b. JOG(030)  花のお江戸はボランティアで持つ

■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)
1. 小松夏樹、「ドキュメントゆとり教育崩壊」★★、
   中公新書ラクレ、H14
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ おたより _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■「『ゆとり教育』の現場から」について   西田さんより

     仕事の関係で海外にもよく行きますが、アメリカにおいては、
    都会と地方、また州ごとの違いは日本の県間の比較にならない
    ほど大きいと感じますし、中国においては、南方では、よく中
    央の法律は公然と無視されているとか、もっと片田舎にいけば、
    外国人より自国のことを知らず平気で生活している人がいっぱ
    いいると感じました。
    
     ポイントはここにあるのではないかと思います。この相違や
    格差が考え方、行動様式の多様性を生み出していますし、上昇
    思考やそれにつながる生きる力、生きるたくましさを生み出し
    ているのではないでしょうか。

     中国やアメリカと比べ地方にいたるまで高度にシステム化さ
    れ、画一化され、富の格差も少なく、物質的な豊かさを提供さ
    れている日本においては、何か特別なことや変わったことをや
    ろうとすること、それを通して生きる力をつけることは難しい
    と思われます。

     誰もいい生活をしていれば、わざわざ苦労する気はおきない
    ですし、そう言った経験もない人が主導でそのようなことにお
    もねって、指導要項をいじるのはよくないと思います。中国な
    どと比べ統制がとれ、皆が協調しやすい日本においては、指導
    の間違いが、総崩れにつながりかねません。

■ 編集長・伊勢雅臣より

     ご指摘のように、「ゆとり教育」は文部科学省の中央集権的、
    画一的政策が、まるで社会主義国家のように、公教育を「総崩
    れ」の方向に導いてしまったことが大きな問題ですね。教育現
    場のからの自由かつ多様な試み、それらの健全な競争が必要だ
    と思います。

     最近、心強いのは、一般の市民団体が教育改革を自らの課題
    として取り組んでいることです。以前、講演をさせていただい
    た愛知県新城市では青年会議所が中心となって、地域の教科書
    作り、会議所メンバーによる授業などに活発に取り組んでいま
    す。江戸時代のわが国では各地方で独自に寺子屋などを中心と
    した人材育成が進められ、それが明治以降の爆発的な国力発展
    につながりました。江戸の教育モデルをいまこそ見直すべきで
    しょう。 [b]

■ Saitoさんより

     英国においても教育改革があり、公立校に通う勉強の出来る
    子はGRAMMER SCHOOL、普通の子はCOMPRE
    HENSIVEという枠組みを壊してしまい、毎年各学校の日
    本でいう共通一次試験のような全国統一試験の結果報告が出る
    度に、レベルが下がった云々の論議が盛んになります。

     ただ、面白いのは、自治体によっては未だGRAMMER 
    SCHOOLが残っており、その論議を実証するように、その
    成績はいつも上位にあります。さらに殆どの学校で科目毎各自
    の実力に合わせたクラス分けがされています。先の共通一時試
    験結果発表の折には常に、GRAMMER SCHOOLの復
    活を望む声と”機会均等”の名の元COMPREHENSIV
    E SCHOOL制度を守れという論議が決まってされますが、
    政府は其れに今の所静観視という対応です。

     ゆとりという曖昧模糊とした教育指導方針のもと、単に授業
    数を減らしているかの国とはかなりの隔たりがあるかと思いま
    す。義務教育後2年に渡り、進学を志す学生は3-5教科を専門的
    に勉強しその後の試験結果で進みたい大学へアプライする、入
    学後はその専門科目を更に掘り下げるという、どこぞの国の学
    生の様にアルバイトにせいを出す時間も暇も余り無く、故に毎
    年少なくない学生がDROPOUTしている状況を見聞きして
    いると、このゆとり教育たるものが、後々どのような影響を与
    えるのか、不安でなりません。

■ 編集長・伊勢雅臣より

     真の地方分権から、多様な試みがなされ、事実を明らかにす
    ることで、中央官僚の独走が防げるのですね。

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