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■■ Japan On the Globe(462)■ 国際派日本人養成講座 ■■■■

         国柄探訪: 皇位継承 〜 聖なる義務の世襲
    
                 国家の中心には、ひたすら国民の安寧と国家の
                繁栄を祈り続ける方が必要である。
■転送歓迎■ H18.09.10 ■ 34,281 Copies ■ 2,209,027 Views■

■1.「イッツ・ア・ボーイ(男の子です)」■

     9月5日午後8時(日本時間6日午前9時)、米CNNテレ
    ビの女性キャスターは「イッツ・ア・ボーイ(男の子です)」
    と笑顔で第一報を伝えた。

     同じ時刻、英国BBC放送も現地時間で午前1時という深夜
    ながら、トップニュースで、日本の皇室で41年ぶりに男子が
    誕生したことにより、国民が喜びにわいていると報じた。

     親王ご誕生を喜びつつも、これらの外国の報道に触れて、改
    めて二つの点を考えさせられた。

     第一に、一人の赤ちゃんの誕生に「国民が喜びにわいている」
    という事の不思議さである。国民全体が喜びを分かち合うとい
    う幸福なる一瞬を持ちうる国々は、世界でもそれほど多くはな
    い。

     第二に、外国での一人の赤ちゃんの誕生を、CNNやBBC
    のようなグローバル・メディアがトップニュースで伝えたとい
    う事である。女性・女系天皇問題が取りざたされていたとは言
    え、たとえブッシュ大統領に孫が生まれても、これらのメディ
    アがトップニュースで伝えることは絶対にないだろう。

     なぜ、一人の赤ちゃんの誕生に、「国民が喜びにわき」、海
    外メディアがトップニュースで報ずるのか。それは世界最古の
    王室のお世継ぎが41年ぶりにお生まれになったからである。

     親の持つ特定の地位や肩書き、職業等を、その子や係累が引
    き継ぐ事を「世襲」という。世襲の君主を戴くことの意味を、
    親王のご誕生を機に改めて考えてみたい。

■2.「生まれながらにして平等」と世襲■

    「人間は生まれながらにして平等である」というのが、近代社
    会の大原則の一つである事は言うまでもない。この原則から、
    人種差別、階級制度、男女差別などは「前近代的」として否定
    されてきた。黒人だから、女性だから、平民だから、選挙権が
    ない、というのは「生まれ」による差別として、あってはなら
    ない事とされる。

     この原則から見ると、「世襲」は旗色が悪い。世襲という点
    から、天皇制と階級差別を同一視し、「天皇制は階級差別の頂
    点にあるもの」などと批判する人々までいる。そこまで言わな
    くとも、世襲に基づく君主制は、前近代的な制度で、いずれ消
    滅していくだろう、と考える人は多い。

     そういう前に、まず考えてみたいのは、平等とは「権利」の
    面から要求されることは多いが、「義務」の面から主張される
    ことは少ない、ということである。男女平等の象徴的問題は、
    女性に参政「権」を与える、という事であった。しかし、義務
    の面でも男女平等を主張するなら、たとえば徴兵制を実施して
    いる国においては、女性にも兵役義務がある、としなければな
    らない。

     しかし、スウェーデンやノルウェー、フィンランド、デンマ
    ークなど、男女同権思想が早くから発達した北欧諸国において
    も、徴兵義務は男性のみに課されている。イスラエルは女性に
    も兵役義務を課している数少ない国の一つであるが、男性3年
    に対し、女性は1年9ヶ月と短い。男女平等の実態は、男女同
    「権」であり、かならずしも男女同「務」ではない。

     このように「生まれながらにして平等」と主張するには、権
    利の平等なのか、義務の平等なのか、という点も考えなければ
    ならない。

■3.皇位継承は権利なのか、義務なのか?■

     皇室に親王としてお生まれになって皇位を継がれる、という
    ことは権利なのか、義務なのか?

     天皇の御位は大変な激務を伴う。まずは国家の繁栄と国民の
    安寧を祈られる神事が年に30回ほどもある。そのうえに様々
    な国内行事へのご出席、来日される海外要人の接受、さらに外
    国公式ご訪問がある。これらはご自身の希望とは関係のない所
    で分単位で計画され、それをあくまでもにこやかに、こなさな
    ければならない。こうした激務を70歳を超えて、普通ならと
    うに引退されるお年になっても、続けなければならないのであ
    る。[a]

     もし皇太子様が「天皇にはなりたくない。一民間人として自
    由にのびのびと暮らしたい」と言われたら、どうだろう。現実
    に皇太子様のお人柄を見れば、そのような事は万に一つの可能
    性もないが、たとえそのようなお気持ちを抱かれたとしても、
    現実はそれを許さない。

     純粋な法理論としては許されるかもしれないが、たちまち、
    宮内庁などから横やりが入り、国民からも「自分勝手だ」と批
    判の声が湧き上がるだろう。それを押し切って、なんとか民間
    人になれたとしても、「皇位を拒否した元皇太子」などという
    衆目のもとで、普通の国民としての自由な生活ができるはずも
    ないのは自明である。

■4.「義務の世襲」■

     権利なら「行使しない」という自由があるはずだが、それは
    許されない。したがって皇位継承とは徴兵制に比すべき「生ま
    れ」による義務であって、イスラエルに生まれた男子は3年の
    兵役につかねばならないのと同様、皇室に生まれた男子は順位
    が回ってくれば、終生、皇位につかなければならない。

     だから世襲と言っても、政治家の娘が地盤を引き継ぐとか、
    創業者の息子が社長の地位を引き継ぐ、というような嫌なら拒
    否もできる「権利の世襲」ではない。皇位継承とは、親王とし
    てお生まれになった方々のみに課される「義務の世襲」なので
    ある。

     こう考えれば、「男女平等の原則から女性天皇も認めるべき
    だ」という主張がおかしい事が分かるだろう。それは「男女平
    等だから、女性にも徴兵制を適用すべきだ」というのと同じ理
    屈である。
    
■5.「行政府の長」と「国民統合の象徴」との矛盾■

     皇位が「義務の世襲」だとしても、そもそもなぜそのような
    「義務」を特定の人間に課さなければならないのか、という疑
    問が当然、湧いてくるだろう。

     たとえば、アメリカの大統領も同じ国家元首として激務をこ
    なさねばならないが、そもそも本人の意思で立候補するのだか
    ら、義務とか強制とかの問題はない。また国民投票で選ぶのだ
    から、それにふさわしい人間が選ばれる。「世襲による元首」
    よりも、「選挙による元首」の方が、はるかに近代的な制度で
    はないか、と考えても不思議ではない。

     しかし、「行政府の長」が、同時に「国民統合の象徴」たる
    元首を務めるのは、困難な点がいくつかある。昔、アメリカ人
    の友人に聞いたことがあるが、その人は両親から「大統領の政
    治的な判断には反対しても、国家元首として敬意を払わねばな
    らない」と教えられたそうである。

     政治的対立の中で戦わねばならない「行政府の長」と、国民
    としての一体感を維持すべき元首の立場とは、本質的な矛盾が
    ある。政治においては常に意見や利害の対立から国民を分裂さ
    せる力が働くが、それを抑えて、国民としての和解と統合を維
    持するのが、元首の職務である。その矛盾を乗り越えるために、
    上述のアメリカ人の両親は国民に求められる節度を子供に教え
    たのである。

     しかし、現在では、そういう節度も失われつつあるようだ。
    私がアメリカ滞在中にお世話になったホストファミリーの婦人
    は、共和党支持者で、民主党のカーター大統領を「ピーナッツ
    ・ファーマー」と酷評していた。現在のブッシュ大統領などは、
    イラク戦争などで連日のように国内外の新聞の漫画で揶揄され
    ている。これでは国家元首も形無しである。政治的対立が元首
    としての権威を傷つけているのである。

     選挙という「多数決原理」においては、49%の国民の反対
    を押し切っても、51%の国民が支持すれば、ある人を大統領
    に選べる。「行政の長」ならそれでも良いが、元首では問題で
    ある。わが国や英国、オランダ、デンマーク、タイなど、古き
    良き伝統を持つ世襲君主は、国民の圧倒的多数の支持を得てい
    る。これこそが元首としての理想である。

    「国民統合の象徴」を選ぶには、多数決原理による投票などよ
    りも、世襲制の方が圧倒的にパフォーマンスが良いと言える。

■6.求められる素養も異なる■

    「行政府の長」と「元首」とは、求められる素養も異なる。
    「行政府の長」は政治的リーダーとして、内治外交の知識見識
    のみならず、野党や外国政府との駆け引き、議会での弁論術、
    マスコミ向けの演技力などが求められる。弁護士や新聞記者出
    身の政治家が多いというのは、その素養において共通する所が
    あるからである。

     それに対して、元首は国民統合の象徴として、国民の敬愛を
    集め、外国の要人からも尊敬される品格が要求される。

     選挙は、政治家を選ぶには優れた手段であるが、元首を選ぶ
    には有効ではない。政治家としての識見や弁論術などは、マス
    コミを通じて選挙運動中に評価することができるが、人物の品
    格は演説では分からない。そもそも選挙運動によって、国民の
    人気を取ろうとすること自体が、品格とは無縁の、時には相反
    する行為である。

     クリントン大統領はホワイトハウスで女子研修生と破廉恥な
    行為に及び、追求を受けると、嘘の証言までしたが、逃れきれ
    ずに弾劾裁判にかけられた。これほど品性なき人物も、雄弁と
    カリスマ性で全米を巻き込んだ大統領選を勝ち抜けるというこ
    とは、選挙で人間の品格まで評価するのは難しいという事であ
    る。

     このような人物が元首も兼ねる事によって、国家の尊厳と国
    民統合はひどく傷つけられてしまう。品格ある元首が別にいる
    英国やわが国なら、政治家が道徳的スキャンダルを起こしても、
    その影響ははるかに小さい。

■7.政治家と元首は育て方も違う■

     必要な素養が異なれば、その育て方も異なる。政治家として
    必要な知識や弁論術などは、成人してからでも身につけること
    ができる。特に弁護士や新聞記者を務めることで、政治家に必
    要な見識や言論の力を磨くのは効果的であろう。

     しかし、品格ある人物を育てるには、幼少からの教育が大切
    だ。それも優れた人格者の薫陶を受けることが効果的である。
    近代の皇室においては、この点が特に配慮され、明治天皇には
    山岡鉄舟、大正天皇には橘周太、昭和天皇には乃木希典と、当
    代一流の人格者が教育係として配されている。

     ある英国人は自国の王政について、次のように説明している。

         英国人が、国王(女王)に対して希望し、期待するとこ
        ろは、決して多数派の英人を代表してもらうことではない。
        すべての全国民を代表してもらいたい。そのために国王は、
        すべての英人男女の中で最も英国的な方になってもらわね
        ばならない。[1,p208]

     同様に、天皇皇后両陛下は、日本人らしい美徳を体現される
    ことによって、国民の品性を高め、諸外国の尊敬を集めるとい    
    う役割を果たされている。両陛下のお歌を見れば、人々への思
    いやり、自然への細やかな感性など、代々の日本人が大切にし
    てきた美徳に満ち満ちている。最近、皇后陛下のお歌集がフラ
    ンスで翻訳出版され、話題を呼んでいるというのも、この一事
    例である。[b]

     日本人を代表するような品格ある人間を、選挙で選ぶことは
    できないだろう。それよりも、世襲制度によって、そういう人
    物を幼少の頃から育てる方が、はるかに有効で確実な方法であ
    る。

■8.君主の政治的役割■

     しかし、天皇にしても英国王にしても、政治な役割がないわ
    けではない。議会の開会式でお言葉を述べ、首相以下閣僚の奏
    上を聞く。それはかつて国王が政治の実権を握っていた過去の
    形骸に過ぎないのだろうか。

     英国王ジョージ5世が崩御された際、時の首相アトリーは
    「ジョージ5世こそは、英国においてもっとも正確な国際事情
    を知る人であると認めざるをえなかったし、王の助言によって
    多くの外交政策を決定した」と述べている。[1,p20]

     国王は、首相と同じくすべての内政外交上の報告を受ける。
    しかし首相の方は、政党内の対立派閥を押さえつけたり、野党
    の攻撃を交わしたり、マスコミ受けする言動を考えたり、選挙
    運動で地方を回ったりと、本来の政治のあり方を考える以外の
    多くの雑事に時間を取られる。また政策において、国民全体の
    利益を考えるにも、党や自分個人の利益という誘惑が入り込む。
    そもそも数年間という限られた任期の中で、成果をあげる事を
    考えなければならない。任期中に、国家百年の計をめぐらすの
    は、よほどの大政治家でなければできない事だ。

■9.聖なる義務の世襲■

     選挙もなく任期もない国王には、こうした雑事は無用である。
    私心を離れ、国民全体のことのみを、それも百年先まで考えら
    れる立場にある。こうした立場に何年もついていれば、首相が
    耳を傾けるべき叡智のこもった助言ができるようになるのであ
    る。そして、その助言の際の私心のない国王の姿勢に、首相は
    改めて襟を正さざるをえなくなる。アトリー首相の言葉は、こ
    の点を述べている。

     国王が首相の奏上を受けたり、議会の開会式でお言葉を述べ
    るのは、こういう意義がある。それは国家の中心に無私の叡智
    を抱くことなのである。[c]

     そして国王は、一生の義務として、私心なく、国民の安寧と
    国家の繁栄を祈り続けることに、生涯を捧げなければならない。
    それによって、国民においても国家公共のために尽くそうとい
    う気持ちが生まれるのである。

     これはまさに聖なる義務の世襲である。このたび、お生まれ
    になった親王様は、皇位継承序列第3位で、いずれ、皇位にお
    つきになる可能性が高い。これからの御一生を、国家国民のた
    めの祈りに捧げられる。その聖なる犠牲を無駄にしないよう努
    力する義務が我々国民にはある事を、改めて心に刻みたい。
                                         (文責:伊勢雅臣)

■リンク■
a. JOG(427) 皇室という「お仕事」〜 紀宮さまの語る両陛下の歩み
  「物心ついた頃から、いわゆる両親が共働きの生活の中にあり、、、」
b. Wing(1181) 「あづかれる宝」〜 皇后様の和歌集、仏で好評
c. Wing(1115) 国会開会式の聖なる一瞬

■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)
  →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。

1. 葦津珍彦『日本の君主制』★★、葦津事務所、H17

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ おたより _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■「皇位継承 〜 聖なる義務の世襲」に寄せられたおたより

                                               悦子さんより
     紀子さまのご懐妊を知って、この時期にご懐妊ということは、
    きっと親王さまだと感じた人は少なくないと思います。お生ま
    れになったのがやはり親王さまでしたので、大いなる意思がこ
    の国を守っていることをあらためて尊く感じました。

     伊勢さんが最後に記しておられるように、私も、聖なる天皇
    家のおはたらきに応える私たちの責任を強く感じています。親
    王さまのお誕生という事実から、自分自身の義務と責任を感じ
    る人がたくさんいることを願います。

     沈黙の内に祈り、慎み深く、人々の安寧のためにおはたらき
    になる天皇家に倣って、私たちもまことの幸福を祈り、そのた
    めに自分の役目を謙虚に果たしたいと思います。

                                             ヤマトさんより
     紀子様ご懐妊の報を聞いた翌日から神棚に向かって『どうぞ
    男子でありますように』と祈っておりました。『男子を産んで
    ください!男子を産んでください!』毎日、毎日神棚に向かい
    ました。そして9月6日を迎えました。仕事中ではありました
    が知人から『男子がお生まれになられました』と聞き、『良かっ
    た。それは良かった。』と叫んでいました。日本の良き文化継
    承者がお生まれになられたことに心が清々しくなりました。

     皇位継承者を順番に見ていくと20年後30年後40年後に
    存続できる宮家は3宮家にだけなってしまうのではないかとい
    う不安もよぎってきました。GHQによって皇籍を離されてし
    まった宮家には男系継承者が残されています。皇室典範の改正
    には女系問題より実際に存在されている旧皇族方の復帰こそが
    盛り込まれるべきです。2666年これこそが日本の正式な暦
    です。2605年続いてきた伝統を61年の浅智恵で推し量っ
    ていいのでしょうか。

                                             Yutakaさんより
     わが国に天皇と呼ばれる権威はあっても権力を持たない存在
    が連綿として続いてきたことを私は大変な幸運だと思います。
    外国の皇帝や国王と異なり天皇の仕事が国民と国家の安寧を祈
    ることが第一と言うこともすばらしいことだと思います。残念
    ながらこのシステムは外国には類例が無く、本当の意味で天皇
    制(この言葉は嫌いですが)を理解出来る外国人がいないこと
    は残念ですが。

     ところで現在秋篠宮家に皇孫が誕生され国民は正直なところ
    ホットしていますが、良く考えると常陸宮家はじめ秋篠宮家を
    除く全ての皇族に男子の後継者がいないという極めて深刻な状
    態にあります。しかも終戦時に13あった皇族自体が減少して
    おり、このままでは遠からず天皇制の維持が不可能になりかね
    ません。かつてのように藩屏たる華族も存在せず、皇室が孤立
    した状態になりつつあります。この問題の解決は容易ではあり
    ませんが、真剣に議論すべき時期にしていると考えます。

                                         サスクハナさんより
     時々JOGメルマガを授業に教材として用いているのですが、
    「平等」という視点で生徒が質問してきたときに皇位継承につ
    いて自信を持って答えられないときがありました。
   
     今回の内容で、「権利の平等」「義務の平等」という観点で
    分かりやすく説明がなされていたので、早速これも現場の授業
    で活かします。

     私が生徒に対し皇室の説明としてまず言うのは、「日本の皇
    室は諸外国から尊敬されている」という1点です。そこで「世
    界最古の王家」であり、天皇陛下は「現存する世界唯一の“皇
    帝(エンペラー)”」だとつづけると、ざわざわした生徒もこ
    こで静かに耳を傾けます。やや権威主義的な切り口ですが、国
    外で評価されているということが、思いの外、いまの生徒には
    効果があるようです。日本にいるとかえって分からないのです
    ね。一部学者やマスコミの報道が生徒を“洗脳”していると感
    じます。道は長いですが、これからもこつこつと皇室について
    の正しい理解を、若い世代に伝えていきます。

     さて、気になったことが一点あります。それは「天皇制」と
    いう用語の使い方です。もともとこれはコミンテルンの造語で、
    日本共産党などが戦前より悪意に満ちた用い方をしておりまし
    た。正しくは「皇室制度」というべきでしょう。

■ 編集長・伊勢雅臣より

     悠仁親王殿下のご生誕で、皇室の危機はひとまず乗り越えら
    れましたが、悠仁親王殿下と同世代の皇族男子は一人もいらっ
    しゃいません。常陸宮家などに、元皇族の幼少の男子を養子と
    してお迎えし、宮家を継いでいただくのが、一番良いと思いま
    す。何人もの皇族男子がそれぞれ様々な文化、慈善、スポーツ
    事業などを応援されたら、さぞ賑わしいことでしょう。

     なお、サスクハナさんの「天皇制」という言葉に関するご指
    摘はその通りです。そのために、本文では

         世襲という点から、天皇制と階級差別を同一視し、「天
        皇制は階級差別の頂点にあるもの」などと批判する人々ま
        でいる。

    と、いう皇室否定論者の主張という文脈のみで、この言葉を使
    用しています。

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