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                  アフリカ諸国の中国批判

                                                   伊勢雅臣
■転送歓迎■ No.1313 ■ H19.07.16 ■ 8,886 部 ■■■■■■■

    「中国はアフリカから資源を輸入するだけだ。不平等な関係に
    陥りかねない」。発言の主は南アフリカのムベキ大統領。昨年
    11月にアフリカ48カ国の首脳を北京に集め、多額の援助を
    約束した直後の批判だった。

     中国はアフリカから資源を輸入し、工業製品を売りつけるだ
    けで、工業の発展を阻害している、と指摘。かつての欧州諸国
    の植民地政策と変わらない、と警告した。

     中国のアフリカ援助の先駆けとなったザンビアでは、一昨年
    に中国系工場で爆発事故が起こり、40人が死亡。中国系銅山
    では、昨年、労働条件の改善を求めて争議を起こした地元労働
    者6人が死亡する事件が起きた。これでは中国国内の工場と変
    わらない。昨秋のザンビアの大統領選では中国企業の排除を打
    ち出した野党候補が票を伸ばした。

     昨年の対アフリカ輸出は前年比43%増の167億ドル。中
    国企業のアフリカ進出は800社に達した。中国企業は労働者
    を本国から送り込み、また中国製品を売り歩く中国人商人も現
    れた。ここ数年でアフリカに渡った中国人は百万人近いとされ、
    各地でチャイナタウンを形成している。

     こんな中国流商法に、「第3世界の連帯」というかつての呼
    びかけもメッキがはがれてきた。

■参考■
1. 日経新聞「ニュースの理由 中国、アフリカの批判に苦心」、
   H19.02.16

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