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              信頼こそ国際社会における競争力

                                                   伊勢雅臣
■転送歓迎■ No.1388 ■ H20.01.14 ■ 9,456 部 ■■■■■■■

     今年8月に開催される北京オリンピックの直前に、日本で合
    宿を希望する国が相次いでいる。すでに20カ国が名乗りを上
    げ、うち8カ国は受け入れ先も内定している。

     英国の水泳チームは大阪市での合宿を決めたが、「中国の大
    気汚染や食事が不安。大阪なら施設も整っている」と語った。
    香川県に合宿を打診してきたフィンランドのボート競技のコー
    チは「北京に長く滞在するリスクは避けたい」と漏らしたとい
    う。

     フィンランドの陸上チームは世界陸上で9カ国が滞在した香
    川県丸亀市で合宿する。過去の実績がものを言ったのだろう。
    松江市はアイルランドから「練習施設や食事、宿泊環境がすべ
    てよい」との評価を受け、ほぼ内定した。スウェーデンに至っ
    ては、19競技の150人が福岡市に集う。

     そのほかにも、ドイツの陸上は北海道士別市・芦別市、水泳
    は熊本市、米国のカヌーは石川県小松市などが内定しており、
    さらに日本合宿を希望している国は、ポーランド、イタリア、
    チェコ、スペイン、ブラジル、ギリシャ、オランダ、カナダ、
    フィンランド、フランス、ベルギー、ニュージーランド、スロ
    バキア、オーストラリアなど20カ国に及ぶ。本番が近づくに
    つれ、日本で事前に合宿する国はさらに増えそうだという。

     これだけ多くの国が直前まで日本にいて、競技が終わったら
    さっさと帰国してしまうのでは、北京での開幕式や閉幕式には
    どれだけの選手が参加するのかと、他人事ながら心配してしま
    う。

     それはともかく、日本のきれいな空気と美しい自然、おいし
    く安全な食べ物などがいかに高く評価されているか、がよく分
    かる。さらには、日本の地方都市の人々の親切さは、来日した
    選手団の心をとらえるだろう。

     こうした信頼こそ、国際社会における国家の競争力の源であ
    る。

■リンク■
a. JOG(530) 中国の危ない食品 〜 民は信無くんば立たず
    食品業者も、地方役人も、そして中央政府も、国中が騙し合
   いを続けている。 

■参考■
1. 読売新聞、H20.01.13、「北京五輪 直前合宿 日本に集結」
 

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