【 オセアニアの諸人種 】



ネグリト
 アンダマン諸島、
 マライ半島のセマング、
 フィリピン群島の山地、
 特にルソン島中央山地のアエタ

 低身長(ピグミー)、
 皮膚は黒からチョコレート色、
 身長を除けばネグリトとネグリロの相違はかなり大きい。


プロト・マレー人
 蒙古ひだない。
 非常に複雑な混血種、
 農夫が主。


デューテロ・マレー人
 マライ群島の海岸地方とジャワの大部分。
 蒙古人的な特徴が多い、
 蒙古ひだある。
 船乗りが主。


オーストラリア人(原始人種)
 血液B型を欠く。


メラネシア
 〜メラス(黒い)、
  ネソス(島)のギリシャ語。

 皮膚は赤褐色からチョコレート色、
 髪は2歳から5歳で巻始める。


 パプア亜人種
  ニューギニアや隣接島嶼に局在。

 メラネシア亜人種
  長身、
  毛の球状弱い。

  メラネシア人の起源はアジア南部で、1回目の移民は長頭、低身長、濃色皮膚で、2回目の移民は皮膚明色、毛髪波状。
  ニューギニアの三体型〜@広く分布、がっしり A北東部、長身で華奢 Bメラネシア・ピグミー
  フィジー島、ニュー・ヘブリデス島〜
  タスマニア島〜ニュー・ブリテン島のバイニングと驚くべき類似性。19世紀初頭に2,000人、1876年に絶滅した。



ポリネシアとミクロネシア(黄色人種)

  ポリネシア人
  地域は広大だが、
  人は比較的同質、
  含むハワイ・タヒチ。

  長身長、
  皮膚明色、
  ヨーロッパ人のような容貌、
  開放的。


  ミクロネシア人
  非常に混血している。
  低身長のポリネシア人の要素(蒙古的)とメラネシア人の要素若干。






参考文献
「改訂新版 人種」アンリ・V・ヴァロア著、寺田和夫訳、文庫クセジュ、1971年

更新 2003/3/20