激動!PC−FXの歴史

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NECHEの家庭用ゲーム機「PC−FX」が世に出てから、はや3年を過ぎました。「ハードの寿命は3年」と言われるこの業界にあって「このシェアでよくここまで持ったよなあ」と言うのが多くの人が共通して思うところではないでしょうか。
ここではPC−FXの誕生から現在に至る歴史を、激動するゲーム業界の動向も睨みながらまとめてみました。


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凡例:商品名の文字の色は、それぞれ以下のような意味を持ちます。
緑色のもの・・・ハード関係のもの。
青色のもの・・・初登場したタイトル。
紫色のもの・・・発売になったもの。
赤色のもの・・・延期、または中止。
水色のもの・・・改称、新情報など。
年月PC−FX関係の動向その他のゲーム業界の動向世相
1992年?月ハドソン、次世代ゲームマシン用の5つのチップ「C62シリーズ」を発表。PCエンジン次世代機かと騒がれる。スーパーファミコン、PCエンジン、メガドライブの三つ巴状態。このころソニーがスーファミCD−ROM「プレイステーション」の開発を進めていたが、任天堂の意向でお蔵入りに。反ゴルバチョフクーデター失敗。ソ連邦崩壊。
1993年?月NECHEとハドソン、次世代ゲーム機「FX」の開発とイメージ画面写真を公開。松下の3DO、セガの「サターン」、ソニーの「PS−X」、任天堂「プロジェクトリアリティ」といった次世代機計画が相次いで公表される。10月15日にアメリカで3DO発売。ECを拡大、EU(欧州連合)成立。
1994年1〜6月5月、「FX」の本体仕様が初公開。縦型デザインに業界唖然。CD−ROMドライブ、モデムといったパソコンとのリンクが強調される。6月、「PC−FX」の正式名称と参入メーカー8社(ハドソン、ヒューネックス、データウェスト、マイクロキャビン、リバーヒルソフト、レイ・フォース、NECアベニュー、NECHE)が判明。3月、3DO日本で発売。「セガサターン」「プレイステーション」といった正式名称が発表される。任天堂は「URTRA64」とする。5月、コナミがPCエンジンで「ときめきメモリアル」発売、次第にブームが広がる。(空欄)
1994年7月〜11月7月、「バトルヒート」「チームイノセント」の本体同時発売が決定。8月、「卒業U」の本体同時発売決定。ほか10タイトル「野球」「大作RPG」「レーシング」「麻雀(日物)」「麻雀(ナグザット)」「リターン・トゥ・ゾーク」「キューティーハニー」「ペプルビーチの波濤」「マスターズ」「女子プロレス」「パチンコ」(現在このうち6タイトルは発売済み。2本は中止)を発表。9月、アートディンク、「ルナティックドーン」をPCエンジンからFXに変更。マイクロキャビン、「紺碧の艦隊」の移植公表。PS、SSそれぞれの参入メーカーが公表され、PSにソフトメーカーの人気が集中する。発売前の熾烈な値下げ競争が始まり、3万円台での発売が決定的となる。(空欄)
1994年12月9日、当初FX本体発売日だったが突然延期に(一応マニュアルのミスが原因と公表されるが真相は不明)。FX、いきなりつまづく。23日、FX本体と同時発売ソフト3本「バトルヒート」「チームイノセント」「卒業U」が発売。「悟空」「上海」「バーチャルインベーダー」「お嬢様捜査網」といった新タイトル発表。PC−FXボード(98CanBe専用)、SCSIアダプタの発売決定。通信アダプタの予定も発表。SS、PSあいついで発売。特に「バーチャファイター」を引っさげたSSに人気が集中。3DO、一気にシェアを落とす。(空欄)
1994年1月〜2月レイ・フォース、「ラスト・レベレーション」のタイトルを公表。工画堂スタジオ、「パワードール」のFX移植を発表。「ときメモ」のPS、SS移植が決定する。1月17日、阪神・淡路大震災発生。
3月17日、PC−FXボード、SCSIアダプタ発売。20日、ハドソン、「天外魔境VNAMIDA」のFXでの発売を公表。24日、「全日本女子プロレス」「麻雀悟空」発売。31日、「紺碧の艦隊」発売。ハドソン、「天外」シリーズのSS、スーファミ展開を発表。27日、オウム真理教団による地下鉄サリン事件発生。
4月NECHE、「女神天国U」の96年春発売予定を公表。ハドソン、「天外魔境・電脳絡操格闘伝」を発表。「野球」のタイトルを「スーパーパワーリーグFX」に改称。徳間インターメディア、「続初恋物語」「ファイヤーウーマン纏組」の2タイトルを発表。ココナッツジャパン、「パチンコ(仮称)」を「パチ夫くんFX」にタイトル変更。(空欄)世間、オウム事件一色となる。村井幹部刺殺事件。
5月27日、「リターン・トゥ・ゾーク」発売。「同級生2」「ドラゴンナイト4」のFX移植が発表される。NECHE、「アニメ戦略」の発表とともに「きゃんきゃんバニー」「LIP」「ファーランドストーリー」「ユナFX」「チップちゃん」「英雄志願」「卒業R」「ドーターオブキングダム」「ブルーシカゴブルース」「魔剣道」「カードゲーム」「ガールズオンパームトップ」の一挙12タイトルを発表(このうち現在まで9タイトル発売。1タイトル「英雄志願」のみ中止)。「アニメフリーク」シリーズの発売公表。(空欄)オウム教祖、麻原彰晃(松本智津夫)逮捕。
6月東京おもちゃショーにおいて「天外魔境V」のオープニングアニメ公開。上旬発売予定だった「上海」が延期に。ハドソン、「ゼンキ」のタイトルを発表。(空欄)(空欄)
7月28日、「天外魔境・電脳絡操格闘伝」発売。(空欄)(空欄)
8月12日、「アニメフリークVol1」発売。NECHE、コミケに出展。「アンジェリークSpecial」の移植がここで明らかとなる。またこのコミケでアスク講談社が「ボイスパラダイス」を明らかにする。「ルナティックドーン」「パチ夫くん」が発売延期。TGL、「アドバンスド・ヴァリアブルジオFX」を発表。一般向けゲーム開発ボード「PC−FXGA」の発売が公表される。(空欄)(空欄)
9月22日、「パチ夫くんFX」発売。「アドバンスド・ヴァリアブルジオFX」の発売が突如の中止決定。ナグザットの「麻雀」が「スーパーリアル麻雀PWFX」と判明。「バックアップメモリ」「FXマウス」の発売が決定。7日、NEC各社ソフト部門を統合した「NECインターチャネル」発足、SSへのソフト供給を発表。(空欄)
10月3日、「PC−FXGA」、大体的に発表。3DCG作成ソフト「DOGAGENIE」とパズル「SAMEGAME」の添付も判明する。12月発売予定だった「バウンダリーゲート」「パワードール」といったソフトが翌年へ延期。「デアラングリッサーFX」の移植発表。「ラストレベレーション」のタイトルが「ミラークルム」と正式発表。「カードゲーム」が「ときめきカードパラダイス」、「ガールズオンパームトップ」が「みにまむなのにっく」に改称。(空欄)(空欄)
11月10日、「キューティーハニーFX」発売。24日、「ルナティックドーン」発売。「ブルーシカゴブルース」発売延期。NECインターチャネル、「天地無用!魎皇鬼FX」のタイトル公表。NECHE、「虚空漂流ニルゲンツ」「ルル・リラ・ルラ」のタイトルを発表。入れ替わりに「英雄志願」のタイトルが消える。PC−FXGAで専用ソフト「んーにゅー」の発売が決定。このころ某大学生協でFXが¥15000台で売られる。六本木ヴェルファーレの「アンジェリーク」イベントで「アンジェリーク2」の製作が公表される。「バックアップメモリ」発売。パソコン新OS「Windows95」日本版発売。(空欄)
12月8日、「PC−FXGA」発売。「GMAKERスターターキット」添付のキャンペーンが行われる。22日、「アニメフリークVol.2」「鬼神童子ZENKIヴァジュラファイト」「アンジェリークSpecial」発売。「お嬢様捜査網」「ときめきカード〜」は翌年へ延期。ヒューネックス、「ブルーブレーカー」のタイトル公表。このころ「FX一周年キャンペーン」が行われ、FX本体を買うと「ユナFX」体験版がもらえた。「ドラゴンクエスト6」発売。(空欄)
1996年1月26日、「ときめきカードパラダイス・恋のロイヤルストレートフラッシュ」発売。初の18歳以上推奨ソフト。スクウェアが「ファイナルファンタジー7」のPS発売を発表、業界を震撼させる。(空欄)
2月28日、「パワードールFX」発売。初期売り上げとしては新記録を出す。「お嬢様捜査網」発売延期。NECHE、「超神兵器ゼロイガー」「となりのプリンセス」「リトルキャッツ」のタイトルを発表。「バーチャルインベーダー」「麻雀」「レーシング」のタイトルが消える。ワープの飯野賢治、「エネミー0」のSSへの乗り換えをPSのイベントで電撃発表。(空欄)
3月8日、「銀河お嬢様伝説ユナFX・悲しみのセイレーン」発売。FXソフト売り上げ記録を塗り替える。15日、「上海・万里の長城」発売。同時に「FXマウス」発売。22日、「ブルーシカゴブルース」発売。29日、「スーパーリアル麻雀PWFX」「ミラークルム・ザ・ラストレベレーション」発売。「スーパーパワーリーグFX」翌月へ発売延期。任天堂、「NINTENDO64」の発売を延期。(空欄)
4月5日、「アニメフリークFXVol.3」発売。同シリーズの継続も公表。26日、「デアラングリッサーFX」「スーパーパワーリーグFX」発売。「デア」の人気はかなりのもので、G.W中は市場から消滅。「続初恋物語」が二枚組と決定。「電撃PCエンジン」がギャルゲー専門誌「G'sエンジン」に衣替え、エンジン・FX専門誌でなくなる。「同級生2」の発売元がNECアベニューに変更され、18禁ソフトとなる。「ドラゴンナイト4」もNECアベニューに変更。エルフがSSで「野々村病院の人々」発売。SSの18禁傾向強まる。NEC、「PowerVR」のサンプル出荷開始。(空欄)
5月17日、「ボイスパラダイス」発売。31日、「お嬢様捜査網」発売。「バウンダリーゲート」「同級生2」「天地無用!」が発売延期。「こみっくろーど」のタイトルが判明。この月で3DOの命運が事実上尽きる。(空欄)
6月28日、「虚空漂流ニルゲンツ」発売。当初の売り上げはいまいちながら、高い評価を得る。「バウンダリーゲート」「同級生2」がまたもや発売延期。FXソフトのパッケージがCDサイズに変更される。「きゃんきゃんバニー」の発売元がカクテルソフトに変更される。22,23日、池袋サンシャインシティ文化会館でNEC主催「PC−FXアニメフェスティバル」開催。声優目当てが多かったものの、のべ二万人を動員。「スパークリングフェザー」「赤ずきんチャチャ」「ふしぎの国のアンジェリーク」の新タイトルが判明する。「アンジェリークSpecial2」の情報公開。28日、「FXGA」及び「GMAKER」DOSV版発売。98版「スターターキットプラス」発売。「NINTENDO64」発売。「スーパーマリオ64」が大ヒットとなる。セガ、SSの18禁ソフトの発売を禁止。18推奨は残したため大勢に変化なし。(空欄)
7月12日、「天地無用!魎皇鬼FX」発売。12日、PC−FXGA専用ソフト「んーにゅー・PC−FXGAが遊べる作れる本」発売。26日、「女神天国U」発売。「ファーランドストーリー」「ゼロイガー」が発売延期。「PCエンジンファン」誌がFX専用CD−ROMを付録に付ける。「ニルゲンツ」「ブルーブレーカー」の体験版が収録される。「リトルキャッツ」が「惑星攻機隊りとるキャッツ」に改称。スクウェアを先頭としてゲームソフトのコンビニ販売開始。(空欄)
8月9日、「同級生2」ようやく発売。初回で4万本以上を売り、FX史上最大のヒット(「ファミ通」週間ランキング11位)に。「きゃんきゃんバニー」「ルル・リラ・ルラ」が発売延期。「となりのプリンセス」が「となりのプリンセス・ロルフィー」に改称。「PCエンジンファン」誌、月刊から不定期刊行のムックに。月刊最終号に「ゼロイガー」体験版を収録。またこの号に徹夜城の「ニルゲンツ」評が載ってしまう。(空欄)(空欄)
9月13日、「チップちゃんキィーック!」発売。27日、「ブルーブレーカー・剣よりも微笑みを」「きゃんきゃんバニーエクストラDX」発売。いずれも高い売り上げを記録し、特に「ブルーブレーカー」は即日でほぼ完売し、入手困難となる。「チップちゃん」と「ブルーブレーカー」を買った人への特製テレカプレゼントが行われる。SSで「サクラ大戦」発売。大ヒットとなる。(空欄)
10月11日、「ふしぎの国のアンジェリーク」発売。25日、「赤ずきんチャチャ・お騒がせパニックレース」発売。文化放送日曜深夜1時半に「PC−FXクラブ」放送開始。「LIP」「アンジェ2」の紹介が中心。このころNECHEがFX専門のホームページ「アニメフリークタウン」開設。このころから「たまごっち」がブームとなる。(空欄)
11月8日、「ファーランドストーリーFX」発売。「ドラゴンナイト4」発売延期。ラジオと連動した「アンジェリーク」イベントが行われる。このころ「ブルーブレーカー」再販の嵐。ムック「PCエンジンファン」VOL.1が発売。付録に「ファイヤーウーマン纏組」の体験版。FX本体価格が下がり始める。このころPSが一気にシェアをのばし、SSに差を付け始める。(空欄)
12月6日、「アンジェリークSpecial2」発売。20日、「ファイヤーウーマン纏組」発売、高い評価を得る。ラジオ「PC−FXクラブ」放送終了。NECHE、PowerVR搭載「PC−3Dエンジン」を発売。「A5」など対応ソフトが出る。参入していたはずのナムコは静観。ペルー日本大使公邸占拠事件発生。
1997年1月24日、「バウンダリーゲート・ドーターオブキングダム」ようやく発売。女性向け新タイトル「アルバレアの乙女」公表。FX本体価格が公式にオープン価格となり、事実上1万円台で売られ始める。エニックス、次回「ドラクエ」をPSで出すことを決定。PS「FFZ」発売、大ヒット。PS、事実上国民機の地位を固める。セガとバンダイが合併を発表。SS版「天外魔境」発売。(空欄)
2月28日、「アニメフリークVOL.4」発売。18禁ソフト「Piaキャロットへようこそ!」の移植が発表される。このころ秋葉原を中心にFXGAの3000円台安売りが行われ、一気に売れてしまう。これにともないFXソフトの売り上げがやや上昇する。(空欄)(空欄)
3月14日、「ラスト・インペリアル・プリンス」発売。28日、「ドラゴンナイト4」発売。セガ、SS生産の縮小を発表。NEC-HE、PCエンジンの生産を終了。(空欄)
4月25日、「スパークリングフェザー」発売。ムック「PCエンジンファンVOL.2」発売。「LIP」「こみっくろーど」の体験版収録。この月、「ブルーブレーカー」のSS移植が発表され、FXファンを嘆かせる。コナミ、「ときメモ2」のPS発売を発表。SS版「下級生」発売。(空欄)
5月23日、「Piaキャロットへようこそ!」が発売。久々の大ヒットとなり週間ランキング10位に躍り出る。セガとバンダイの合併が突然解消される。ペルー日本大使公邸占拠事件、強行突入により解決。神戸小学生殺害事件発生。
6月6日、「続初恋物語・修学旅行」発売。27日、「アルバレアの乙女」発売。新タイトル「ああっ女神さまっ!!」発表。この頃から小学生を中心にGBソフト「ポケットモンスター」が大ブームに。 神戸の事件で中学生が容疑者として逮捕される。
7月4日、「惑星攻機隊りとるキャッツ」発売。25日、「となりのプリンセス・ロルフィー」発売。「アンジェリーク・天空の鎮魂歌」のタイトル浮上。PS版「ダビスタ」発売。3DOの64ビットマシン「M2」の発売中止決定。香港がイギリスから中国に返還。
8月8日、「超神兵器ゼロイガー」発売。29日、「アニメフリークVOL.5」発売。「ああっ女神さまっ!!」の発売が延期に。「てきぱきワーキンラブ」のPCエンジンからの移植が発表される。徹夜城がホームページを開設。(空欄)31日、ダイアナ元英国皇太子妃、パリで事故死。
9月26日、「こみっくろーど」発売。人気2ソフトをカップリングした「カクテルドリーム」の発売発表。ヒューネックス、恋愛ADV「ファーストKiss(仮)」のタイトル発表。(空欄)有罪歴の佐藤総務庁長官、就任後一週間で辞任。
10月24日、「みにまむなのにっく」発売。「カクテルドリーム」「カクテルパック」に改題。この月、全国各地でFXGAが大量に安売りされる。(空欄)(空欄)
11月28日、「カクテルパック」発売。「アンジェリーク天空の鎮魂歌」が翌年春に発売延期。ヒューネックスの新作が「ファーストKiss☆物語」に改題。FXGA大量安売り続き、ほぼ完売する。SS版「ブルーブレーカー」発売。サッカー日本代表、土壇場でイランに勝利しW杯出場を決める。大手・山一証券経営破綻。
12月12日、「ああっ女神さまっ」発売、久々にヒット。「天外V」が一部雑誌で「98年未定」と表記される。NEC−HE、コミケに出展、「ファーストKiss☆物語」のデモなど。「ファミ通」誌スケジュール欄からFX削除される。TVアニメ「ポケットモンスター」を見ていた子供が多数倒れる騒ぎが発生。アニメは一時中止に。PS「電車でGO!」発売、お父さん達がPSに殺到。新進党、6つの政党に分裂。映画監督伊丹十三自殺。世界的俳優三船敏郎死去。
1998年1月16日、「卒業R」ようやくの発売。3月までの相次ぐ発売スケジュールが発表される。ユーザー団体「PC−FX連合」正式発足。PS「バイオハザード2」発売。中古・定価販売を巡って公正取引委員会がSCEに勧告。メーカーと販売店で論争。漫画家・石ノ森章太郎(60)死去。
2月20日、「ルルリ・ラ・ルラ」発売。27日、「アニメフリークVOL.6」発売。7日、ハドソンのHPの発売予定商品欄に「天外V」の明記が出現。16日、FXGA専門サイト「FXGAを遊ぶ」が正式オープン。MS社長ゲイツ氏、パイを投げつけられる。少年によるナイフ事件が社会問題となる。長野オリンピック開催。
3月20日、「負けるな!魔剣道Z」発売。27日、「てきぱきワーキンラブFX」発売。「アンジェリーク天空の鎮魂歌」「ファーストKiss物語」が4月へ発売延期。「FX連合」による「天外V」発売署名運動開始。「ぷよぷよ」のコンパイル、和議を申請。事実上の倒産。負債は75億。米アカデミー賞で「タイタニック」が11部門制覇。
4月2日、「アンジェリーク天空の鎮魂歌」発売。ほぼ即日完売。24日、「ファーストKiss物語」発売。高い評価を得る。30日、「天空の鎮魂歌」再販されるも再び即日完売。SS「サクラ大戦2」発売。アスキーの西和彦社長、経営責任をとり辞意表明。カンボジアの独裁者ポル・ポト死去。
5月ついにFX新作発売が途絶える。前月発売の「天空の鎮魂歌」「ファーストKISS物語」が再販、かなりの売れ行きを見せる。スクウェア、「FF8」PSから年末発売を発表。セガ、次世代機「ドリームキャスト」発表。ワープ、「Dの食卓2」を「DC」から発売と発表。元XJAPANのメンバー・hide自殺。インドネシア・スハルト大統領辞任。インド、パキスタンが相次いで核実験実施。
6月NEC−HE、セガ新マシン「ドリームキャスト」への参入を新タイトルと共に発表。FXソフトの開発をしていないことも公表。「DC」にNEC−HEが参入。サッカーW杯フランス大会開催。初出場日本、三戦全敗。チケット空売り騒動発生。
7月「天空の鎮魂歌」など再販される。「ファーストKISS物語」のPS移植が発表される。「DC」にハドソン、NECインターチャネルが参入。参議院選挙で自民党まさかの大敗。橋本首相が辞任し小渕新内閣発足。和歌山でカレー毒物事件発生。
あとがき
さて、ついにこの「年表」の「あとがき」も書き換えることにしました。理由はお分かりでしょうが、先月末にFXの親玉であるNEC−HEがセガの新マシン「ドリームキャスト」への参入を発表したためです。しかもFXのソフト開発はやっていないことも明言。ここで「FX史」は一応区切りがついたものと受け止めざるを得ません。
今後、どうなるのか全く分かりませんが、年表のネタになるようなことがこれから発生してくれることを祈るばかりです。とりあえず「完結」ということにはしません。「更新」できることを祈りつつ、締めくくりとさせていただきます。(1998/7/5記)